眞實の鞭(鷹野つぎ)
静岡県浜松市生まれの女流作家、鷹野つぎの代表的感想集。大正という時代のただなかにあって、女性の生き方、我が子の成長、作家としての家庭生活、小野さつき訓導の死、既に世を去った樋口一葉……、様々な事柄に想いを馳せつつ、繊細な心情で綴られた珠玉の文章を収める。
≪収録作品≫
人としての自分/家庭内の疑義/子供は希む/外表的要求を超えて/自他の檣/形態の生活/對象に動かさるゝ女性の悲しみ/眞實の鞭/ある友の話/道伴れ/ある夜の買物/朝陽を浴びつゝ/家事のひまに/椿と山吹/生々とした心/悠久の處女地へ/讀後の感/誠實の國へ/小野訓導の死/制度の考察と現今の家庭生活との關係/H氏に送る言葉/女流作家と時代との交渉/樋口一葉