永文堂は平成二十九年に始められた、個人による小さな電子出版書肆です。
日本は明治の始まりと共に近代文学の時代を迎え、以来、数多くの作家たちによって、素晴らしい作品が生み出され、出版されてきました。
しかし彼らが心血を注いで執筆した作品も、時間を経るにつれ、その多くは必然的に絶版となってゆきます。不朽の名作、という言葉がよく使われますが、時代の流れに勝つことのできなかった作品、即ち現代では忘れられ、読まれることがなくなった作品の中にも、再び輝きを放つ力を持つものは、数多く眠っているのではないでしょうか。
そこで永文堂では、著作権保護期間を過ぎた文学作品を電子書籍化し、安価に現代の読者に提供することを目指し、活動を開始致しました。主として、今では忘却されつつある作家の作品を選び、翻刻して読みやすく整え、電子書籍としております。
また、現代において書店に置かれる多くの本では、戦前の作品も現代表記に改められておりますが、当書肆の電子書籍では、漢字や仮名遣いなどは当時の表記を尊重し、電子書籍でありながらも極力、当時の時代の香りを感じ取って頂けるようにという方針で編輯を行っております。漸次出版点数を増やし、充実させてゆく予定で御座いますので、何卒宜しくお願い申し上げます。
平成三十一年二月二十三日
富田敬彦
・令和三年八月四日 新刊『イボタの蟲』(中戸川吉二)の情報を公開しました。
・十月二十五日 新刊『二人の文學青年』(新井紀一)の情報を公開しました。
・令和元年六月十三日 新刊『手品師』(久米正雄)の情報と「文具・雑貨」のページを公開しました。
・平成三十一年二月二十三日 サイトを公開しました。