生物を知り、守る生態学
企画者
平野 日向(東京農工大学・連合農)
共同企画者
上野 尚久(国立遺伝学研究所・新分野創造センター)
大﨑 壮巳(早稲田大学・日本学術振興会-PD)
岡田 遼太郎(高知昆虫研究会)
蕪木 史弦 (新潟大学・佐渡自然共生科学センター)
佐々木 悠人(愛媛大学)
永濱 藍(国立科学博物館・植物研究部)
夫婦石 千尋(九州大学・理学研究院)
共催
保全生態学若手の会
後援
一般社団法人日本生態学会・関東地区会
企画者
平野 日向(東京農工大学・連合農)
共同企画者
上野 尚久(国立遺伝学研究所・新分野創造センター)
大﨑 壮巳(早稲田大学・日本学術振興会-PD)
岡田 遼太郎(高知昆虫研究会)
蕪木 史弦 (新潟大学・佐渡自然共生科学センター)
佐々木 悠人(愛媛大学)
永濱 藍(国立科学博物館・植物研究部)
夫婦石 千尋(九州大学・理学研究院)
共催
保全生態学若手の会
後援
一般社団法人日本生態学会・関東地区会
入場・開会 13:00〜
(Zoom 会場)
たくさんのご参加ありがとうございました!
13:00 - 14:00 第 1 部:大学院生による招待講演
14:10 - 15:10 第 2 部:現場で活動される研究者による招待講演
15:20 - 17:10 第 3 部:テーマディスカッション
17:30 - 18:30 オンライン交流会
講演題目と講演者(各講演 12 分、敬称略)
第1部 13:00-14:00
大川 夏生(日本大学・生物資源)
侵略的植物アカギから守れ! ―小笠原の希少植物保全の今―
江指 万里(北海道大学・理学)
謎多き希少種オオコノハズク ―巣箱を用いた生態調査と保全について―
片岡 利文(東京都立大学・牧野標本館)
超希少種ヤクシマウスユキソウの分類学的改定と生育域外保全
菅原 早紀(鹿児島大学・連合農)
天然記念物ヤエヤマセマルハコガメの生態
(休憩)
第2部 14:10-15:10
出戸 秀典(ミヤマシジミ里の会事務局、飯島町地域おこし協力隊)
農地に生息する希少種を研究対象にする面白さと難しさ〜ミヤマシジミを例として〜
二村 凌(Leibniz Institute of Freshwater Ecology and Inland Fisheries)
魚釣りがもたらす生態学的な帰結:全生態系モニタリングによる実証研究
深野 祐也(千葉大学・園芸・准教授)
進化生態学者がビジネス界隈に潜入してみた話
亘 悠哉(森林総合研究所・主任研究員)
奄美大島のマングース根絶達成までのブレイクスルー
第3部 グループディスカッション(前後半2部制・各50分)
15:20~17:10(Zoom ブレイクアウトルーム)
ディスカッションテーマ(全8題)
①植物の分類をどのように保全に生かすか
②希少植物の保全と植物園の役割
③西表島でハコガメと共生するための取り組み
④希少動物を対象としたフィールド調査とアウトリーチ活動
⑤保全×行動生態学
⑥チョウ類の保全と住民組織による実践
⑦外来種対策と順応的管理課題
⑧生態学とビジネスの関わり方
閉会式
17:15~18:25(Zoom)
オンライン交流会
17:30~18:30(Zoom)
企 画 の 趣 旨
近年、気候変動や人為的攪乱の影響により、希少種や絶滅危惧種の保全が重要視され、関心を持つ人は増えている。しかしながら、実際に保全学に携わる研究者は依然として少なく、特に生態学を学ぶ学生の中で保全研究に進む人材の数は限られており、今後、保全生態学の分野を発展させるためには、関心を持つ学生や若手研究者が情報交換できるコミュニティが必要である。また保全生態学は生物多様性の維持・回復という目的を達成するための学際的な分野であることから、様々なバックグラウンドを持った研究者が交流できる機会は重要である。本企画は、オンライン形式での交流を通じて、保全学に関心を持つ学生や若手研究者がつながる場を提供し、保全生態学の発展の一助となることを目的とする。保全生態学を実践する研究室は地域密着型であることが多く、地方大学に所属する研究者にとっては、対面で実施される研究集会への参加が難しい場合がある。すなわち、地理的制約を超えた広範な研究者ネットワークを構築し、継続的な情報交換や協力の機会を生み出すことが重要となる。そこで本企画では、オンラインで開催することで、様々な生物分野に興味関心を持つ研究者および大学院生を招待し、講演を通じて異分野間の交流を促進する。また今回は新たな試みとして、事前に設定したテーマに基づき、参加者が積極的に意見を交わすグループディスカッションの場を設ける。このような活動を通して、参加者には各自の関心分野の理解を深めるとともに、研究課題やその解決策について新たな視点を得る機会としていただく。このように、多様な背景を持つ参加者が交流することで、保全学への関心を深めるとともに、多様な視点を持つきっかけを提供することで、保全生態学への関心を深めることにつなげる。