NEW 令和7年2月22日(土)実施
日本道徳教育学会 九州支部 自主研究会 報告
日本道徳教育学会九州支部自主研究会(共催:上廣倫理財団)を、井上結香子調査官をお迎えして、2月22日(土)JR九州博多シティ9F会議室1で開催しました。連休初日にもかかわらず、小・中学校の先生方をはじめ、大学院生、大学教授、出版関係の方などさまざまな職種の計31名にご参加いただきました。
2月22日の当日の内容は、前半:実践研究発表、後半:講演の2部構成でした。
(1)実践研究発表
実践発表は、3人の先生方にご発表をお願いしました。授業実践、学級経営、学校経営と3本とも異なる分野からアプローチしたご発表で、さまざまな参加者のニーズに沿った構成でご提案することができたように思います。
(1)坂口瑞穂先生(宮崎)
坂口先生は、宮崎県都農町でワイン造りに不向きなぶどうを使ってワイン造りに挑戦している方を扱った自作教材を作成され、キャリア教育の視点と絡めた授業実践について、ご発表いただきました。
(2)水流弘貴先生(福岡)
水流先生は、コロナ禍で担任した学級に対して行ったアプローチを学級経営と道徳教育の関連から、実際に発行した学級通信に基づき、ご発表いただきました。
(3)田代めぐみ先生(熊本)
田代先生は、道徳教育を核にした学校経営について、地域や保護者、同僚をいかにして巻き込んでいくかについて、実際に行った全校道徳などの動画も交えながら、ご発表いただきました。
実践発表の様子(上段左:坂口先生 右:水流先生 下段:田代先生)
(2)講演
「今、必要とされる中学校道徳の授業とは?」
講師:井上結香子先生(文部科学省初等中等教育課程課教科調査官)
文部科学省初等中等教育課程課教科調査官の井上結香子先生にご講演いただきました。「今、必要とされる中学校道徳の授業とは?」をテーマに、道徳教育が目指す方向性についてお話いただきました。
現代が抱える課題とこれからの未来についてデータをお示しいただき、今日の道徳教育が果たすべき役割の大きさを実感することができました。また、道徳科の授業の充実に向けては、道徳科の指導方法の工夫やICTの活用について、具体例を交えながらご紹介いただきました。道徳科が各教科や総合的な学習の時間、特別活動などの道徳教育の要として、「補充・深化・統合」する機能を果たしているか、振り返る時間となりました。
次年度に向けた道徳教育の指導方針作成に関するお話では、道徳教育推進教師が一人で抱え込むのではなく、指導方針を作成するにあたってのプロセスこそ、同僚の先生方と共有してほしいというお話がありました。ある学校では、保護者の方に我が子の内容項目に対する評価を記入してもらい、それらを集計して重点項目を考慮していると言います。
井上結香子先生 ご講演の様子
「道徳教育で育成をめざす児童・生徒像」、「重点項目」、「児童・生徒の実態や課題の把握」、「道徳教育の指導方針」については、完成したものを共有するのではなく、完成に至るまでのプロセスに同僚や保護者を関わらせていくことによって、より意義あるものになると感じました。また、高等学校における道徳教育のお話は、大変興味深く、12月の研修会での小学校・中学校の系統性を大切にした授業づくりの学びとつないで考えることができました。年度末の今だからこそ、新年度の構想をつくるにあたって取り入れていきたいヒントがたくさん詰まった研修会でした。
懇親会も、井上結香子調査官をはじめ、多くの方に参加していただき、福岡の名物をたくさんご賞味いただきました。本当に楽しい会でした。
今回、九州支部自主研修会を開催するにあたり、多くの方々にお力をいただきました。
井上結香子調査官様をはじめ、上廣倫理財団の上田博次様、企画オブザーバーの桃﨑剛寿先生、司会進行(副企画委員長)の磯田哲郎先生をはじめ、理事の皆様方、支部の関係者の皆様、たくさんのご指導、ご助言をいただき、ありがとうございました。新年度も、楽しくためになる研修会をみなさんとともに創っていけたらと思います。これからも宜しくお願いいたします。
(文責 水流 弘貴)
令和6年12月22日(日)実施
第3回 日本道徳教育学会 九州支部 研修会 報告
12月22日(日)、福岡県春日市立春日西小学校(フレンドホール)を対面会場とし、オンライン併用の ハイブリッド形態で2024年度第3回日本道徳教育学会九州支部研修会を開催いたしました。 今回のテーマは「小学校・中学校の系統性を大切にした道徳授業づくり」。小学校・中学校における道徳科の授業のそれぞれの特徴を(児童・生徒の発達段階、内容項目の構成等から)再確認するとともに、その特徴を活かしながら、系統性を考慮して授業改善を行うヒントを参加者それぞれの文脈に即して得ることをねらいとして、以下の3部構成で会を進めてまいりました。
第1部 対談 (13:10~14:40)
堀田竜次 先生(文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官)
柴原弘志 先生(京都産業大学 教授)
第2部 道徳談義 (14:50~15:20)
第3部 グループ協議 (15:20~16:50)
(1)対談
第1部の「対談」は、山岸賢一郎先生(福岡大学)による進行のもと、堀田竜次先生(文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官)と柴原弘志先生(京都産業大学教授)のお二人から基調提案を頂いたのち、対談と質疑応答を交えて学びを深めてまいりました。本対談は、小・中学校のそれぞれの視点から見たとき、「小・中学校の系統性を大切にした道徳授業づくり」がなぜ重要であるのか、その理想像はどのようなものか、それに照らして見たとき、現状と課題をどう見るかといった点について、道徳教育・道徳授業づくりを牽引してこられたお二人の先生のお話しをお聞きする目的で企画されました。
堀田先生からは、道徳教育の系統性を考えるうえで、まずは学習指導要領の内容自体が「系統性、発展性」に 配慮されて作られているという前提をおさえていただき、さらには学校全体のカリキュラム・マネジメントとして全体計画および年間指導計画や道徳教育推進教師の役割をご解説いただくなど、系統性を担保する基本的な枠組みの整理をしていただきました。
柴原先生からは、内容項目の深い理解の必要性、 授業での評価語に現れる指導と評価の一体化の観点、内容知だけではなく「方法知」の系統性の重要性(例えば、「問い返し」の発問が、中学校段階では 子ども自身が議論の中で使えるようになるというよ うな発展性)についてご指摘いただきました。特に、小学校・中学校を繋ぐ視点として、学習活動に現れる「方法知」の連携のあり方について実践例を基に熱く語っていただきました。
堀田先生はオンライン、柴原先生は会場にてご参加いただきましたが、お二人の軽妙かつ真摯なご議論を目の当たりにしていると、そのような物理的な距離など忘 れてしまうほどでした。さらには、小中学校の系統性・発展性を大切にした道徳授業づくりに関する、本研修会にご参加いただいた先生方からの熱のこもったご質問にも、お二人から細やかにお応えいただきました。豪華なお二人の対談という場を十分味わうことができた、本当に学びの多い、素晴らしい時間でした。
(2)道徳談義
第2部の「道徳談義」は、兼安章子先生(福岡教育大学)による進行のもと、第1部と第3部を繋ぐグループ対話の時間と、九州支部の研修会として各地域の活動状況を共有する時間を設けました。後半の時間には、熊本からの報告として、田代めぐみ先生(熊本市立河内中学校)と日置健児郎先生(熊本市立小国支援学校)から、8月に開催された「道徳パワーアップセミナー」の様子などが紹介されました。
(3)グループ協議
第3部の「グループ協議」は、「系統性を考慮す る視点から授業を構想する」というテーマのもと、 所属混合の4人グループで、
「友情、信頼」の 小学校低学年~中学校までの9年間の成長の姿(グランドデザイン)を描く、
『泣いた赤おに』 の教材を使用して、小学校低学年・中学年・高学年・中学生どれか1つの段階の学習活動を考案する
という活動を行いました。
当日の柴原先生の基調提案の中でも「友情のよさを理解し~」とねらいに書くだけでは足りず、 「友情のよさ」の様々な側面を捉え言語化する大切さや、小学校・中学校両方の学習指導要領解説を読むことの重要性のご指摘があり、まさに今回のグループ協議に繋がるお話でした。
【写真 グループワークの様子】
グループワークの成果としては、低学年では、まずは自他の範囲に焦点化し、「友だちっていいな」と思えること や「友だちを心配する」という姿に着目した 提案がなされました。中学年では、自他から集団の範囲に拡大する共に、「よりよい関係」を追究する姿勢や青鬼 の友情観を少し客観視するような視点が出されました。高学年はさらに批判的思考が加味されたり、「わたしも OK、あなたも OK」というよりよさをさらに具体的に追求する姿が見られ、中学校は、これら小学校での学びを土台 にしながら「本当の友情」や「友情の尊さ」の理解を深める方向性や、より多様な視点や葛藤を踏まえながら win-win を探る問題解決的な視点が付加されている様子が窺えました。
【図 グループワーク ワークシート一例 】
本研修会には、申込時において、対面41名・オンライン34名、合計75名の参加申し込みをいただきました。対面参加は福岡・熊本・佐賀・宮崎の九州勢のご参加でしたが、オンラインでは北海道、埼玉、静岡、大阪、東京、山口 等全国各地からの参加を頂きました。所属別では、小学校41名、中学校12名、特別支援学校3名、大学6名、大学院生5名、行政4名、一般4名(対面+オンライン)と多様な顔ぶれのご参加をいただき、グループ協議において多様な意見交流を図ることができました。
参加者の方からは、「小学校に焦点を当てた堀田先生のお話と中学校に焦点を当てた柴原先生のお話、それぞれの視点からのお話を聞かせて頂いて大変勉強になった」「道徳教育のカリキュラムまで踏み込んだ学びをさせていただきました」「系統性は意識しているようで、まだまだ教育に反映させきれていないことを自覚しました。私は 小学校籍なので、中学校の視点まで考えきれていなかったのですが中学校へのつなぎを考えることで小学校での指導のグラデーションの仕方に繋がることがわかりました。」といった声をいただきました。
年末のお忙しい中ご参会いただきました皆様に感謝申し上げます。
4.運営の振り返り
今回の研修会の運営にあたっては、初めてのハイブリッド開催ということで、宇戸勝則先生に ICT 班長として大変ご尽力を頂きました。また、山口の藤永啓吾先生に ICT 体制の指導助言を頂くとともに、当日も会場に駆けつ けてくださり、様々なトラブルにも迅速的確なご支援を頂きました。この場をお借りして深く御礼申し上げます。年末で本務も大変お忙しい中で九州支部の運営にご 尽力賜り誠にありがとうございました。支部発足初年度ということで、まだまだ手探りの事も多い中での運営では ありましたが、本会が、九州を道徳で繋ぐネットワークづくりの一歩となることを願っております。
【文責 : 九州支部副支部長/第3回研修会企画長 足立佳菜】
令和6年8月17日(土)実施
第2回 日本道徳教育学会 九州支部 研修会 報告
8月17日(土)福岡教育大学附属福岡小学校多目的室で第2回日本道徳教育学会九州支部研修会を開催しました。昨年に引き続き、立命館大学大学院教職研究科 教授荒木寿友先生をお迎えしました。京都産業大学の柴原弘志先生も急遽ご参加いただけることになり、豪華講師陣をお迎えして第2回研修会を開催することができました。
「新しい授業像をさぐる」というテーマを基に以下のような流れで行いました。
1 授業VTRを基に協議
授業者 大野城市立大利小学校 友延 倫子 先生
2 指導助言
立命館大学大学院教職研究科 教授 荒木 寿友 先生
3 道徳談義
1 授業VTRを基に協議
(1) 授業VTR視聴
研修のはじめでは,大野城市立大利小学校第6学年で行われた友延倫子先生の授業VTRを視聴しました。今回はウェルビーイングを意識した「他者とのつながりの中にある幸せを考える道徳科学習」というテーマで,内容項目「B 相互理解,寛容」,教材「ぼくだって」(日本文教出版)の授業を友延先生の解説を聞きながら,授業の様子を見ていきました。ウェルビーイングの協調性と持続性を踏まえた主張点として,展開段階における「広げる活動」「深める活動」における発問の工夫,終末段階において学んだことが社会にどんな影響を与えるのか考えさせる工夫を行った学習でした。児童一人一人が考えを語り合う友延先生の学級経営の素晴らしさ,細かいところまで考えられた意図的な手立てなどVTRの中から学ぶことがたくさんありました。
授業VTRをもとに説明する友延先生
(2) グループ協議
VTR視聴後,「ウェルビーイングと道徳科の授業づくり」「子どもを基にした授業のよさと課題」という2つの視点でグループ協議を行いました。各グループ,短時間の中で活発な議論が行われていました。
グループからの報告では,「普段行っている道徳科とウェルビーイングはそもそも関わりがある。その中で社会と自分のつながりについて深めることも考えられる」「ウェルビーイングという広い概念の中で,どの視点を学習に入れていくのか吟味することが大切」,そして,「発問の数を精選することが大切」などウェルビーイングや授業について活発な意見が出されました。
参加された先生方一人一人が深く考えることができた時間だったと思います。そのような時間が持てたのは、何よりも友延先生の実践の素晴らしさだと感じました。
(3) 九州の学術研究者の先生方からのご指導
視聴した授業,グループ協議を受け,九州の学術研究者の先生方からご指導をいただきました。九州女子大学の作田澄泰先生からは集団というものの捉え方,現在の自己と向き合わせる大切さについて。佐賀大学の足立佳菜先生は心情主義脱却のために心という言葉の在り方,道徳科におけるメタ認知の活かし方について。福岡大学の山岸賢一郎先生からは中心発問と終末の発問の比較を行う展開の在り方,ウェルビーイングの捉え方など様々な視点から教えていただくことができました。
2 指導助言
グループ協議などを踏まえ,最後に立命館大学大学院教職研究科 荒木寿友先生に指導助言をしていただきました。
ウェルビーイングと道徳の授業のつながりについては,ウェルビーイングと幸福の関係や時代などの見方によって変わっていくものなどウェルビーイングについての考え方について教えていただきました。その中で,複数時間において違う視点の教材を与え,児童に考え続けさせる方法などウェルビーイングを意識した学習の在り方についてご示唆をいただくことができました。また,対話については対話活動という方法の前に基盤となる信頼,誠実,謙虚などの関係性を築くこと,そして徹底していくことをしっかりと積み重ね,その関係性の上で相互に批判的探究を行うことについて理論を背景に話していただきました。そして,コールバーグの「道徳性発達3水準の道徳的推論と6段階の道徳発展」の考えを基に,発達段階における考え方について,詳しく教えていただくことができ,道徳科だけでなく学級経営などに活かすことができる考え方を学ぶことができました。
荒木寿友先生の指導助言の様子
京都産業大学の柴原弘志先生からは、今日の研修を受けてのウェルビーイングについての捉え方,「語る」ことについての大切さなど次回(第3回)の研修会でお話していただく内容の予告を含めて話していただきました。
最後に道徳談義において個人や団体で研究を深めていることなど交流した後,閉会行事となりました。懇親会においても,おいしい食事をしながら交流を深めることができ,あっという間の充実した1日でした。
今回,福岡県教育センターの磯田哲郎先生を中心とした若手コアメンバーの先生方が企画・運営をおこなって下さいました。友延先生の授業VTR編集を宇戸勝則先生が担当して下さり、磯田先生,宇戸先生,友延先生で何度も話し合って当日を迎えたと聞いています。お世話をしていただいた先生方,準備等,本当にありがとうございました。学ぶ機会をいただき本当にありがとうございました。
参加された先生方からは,今回の研修に対する満足の声と次回への期待の声をたくさん聴くことができました。これから,さらに九州の道徳が1つになって研究も絆も深めることができればと思いました。九州支部のこれからがますます楽しみになりました。
【文責 福岡市立周船寺小学校 小城 達】
令和6年5月6日(月)実施
第1回 日本道徳教育学会 九州支部設立総会、研修会 報告
5月6日(月)、日本道徳教育学会九州支部設立総会、研修会をJR九州博多シティ10F会議室(A+B)で開催することができました。連休の最終日、次の日が校務という方も多い中、多くの先生方にご出席いただきました。会員総数60名中、40名の参加でした。5月6日の会の内容は、前半:九州支部設立総会、後半:研修会の2部構成でした。その様子をご紹介させていただきます。
1 総会・研修会の内容
(1)総会
九州支部総会では、会則、役員、研修計画、予算の4つの議事を承認していただきました。議長は、福岡県教育センター主任指導主事の磯田哲郎先生が務めてくださいました。会則は、日本道徳教育学会の理事やさまざまな支部の関係者の方々にご指導、ご助言いただきました。研修計画は、若手コアメンバーが中心となり、作成しました。研修コンセプトとして、理論と実践の往還を大切にしていきたいと考えます。魅力的な研修でこれからが楽しみだと多くの先生方に喜んでいただく内容となりました。
(2)道徳談義
会の後半は、研修会です。道徳談義からスタートしました。九州支部の入会の際、皆様から、是非各県やみなさんの問題意識を共有できる時間がほしいという強い要望を具体化したものです。子どもの思考を促す効果的な板書、発問。中学校のローテーション道徳。若手を育てる校内体制(マネジメント)など、みなさんの問題意識をさまざま共有することができました。
(3)実践発表
今回の研修会の実践発表は、3人の若手の先生方にご発表をお願いしました。
若手の先生方から、チャレンジすることの大切さを強く印象づけられた方も多かったと思います。道徳教育は臨床教育学です。目の前の子どもたちの反応を大切に、実践を積み重ね、それが、やがて理論になっていく。そして、また理論から実践へという、理論と実践の往還を大切にしていく。それはこの学会が大切にしている学会の姿勢そのものだという印象をもちました。
年度開始のお忙しい中、ご発表いただき、本当にありがとうございました。
宇治橋裕一先生
(福岡県糸島市立前原小学校)
宇治橋先生は、道徳教育を中核とした学級経営を基盤とし、「学びの道しるべ」として、子ども主体の授業、カリキュラムデザイン、評価の一体化を生かした道徳科を中核としたカリキュラム・マネジメントについてご発表いただきました。
武田眞昂先生
(宮崎県延岡市立岡富小学校)
武田先生は、「泣いた赤おに」を主教材とし、道徳談義でも話題にあがった板書の工夫、立場の違いを対比させて示し、その中にある共通の視点(道徳的価値)に焦点化する構造的な板書、そして、子どもの思考を促す発問が特徴的な実践でした。
小城達先生
(福岡県福岡市立周船寺小学校)
小城先生は、教材と子どもの心理的距離を大切にされ、心理的に遠い教材を情報を付与することで近付ける工夫、子どものこだわりを大切にした表現活動(図式化)、深める発問による学びの焦点化など、丁寧な仕組みの見える実践でした。
(4)講演
「道徳教育の課題と今後の方向性」
講師:日本道徳教育学会会長 永田繁雄先生(東京学芸大学)
待望の日本道徳教育学会会長 永田繁雄先生(東京学芸大学)のご講演です。
永田先生のご講演時間は1時間で、短い時間ではおしい、もっと聴きたいと感じたお話でした。道徳教育の課題と方向性。個別最適な学びと協働的な学びの構造、2つの学びの連動が大切なこと、価値と価値観からのアプローチ、考え、議論する道徳は、後者を大切にすること、納得解は、他者とのかかわりなくしては成り立たない(納豆を例に)など、大切なことを再確認(自信をもって)させていただく場となりました。今回初めて参加した若手の先生方も、永田先生のわかりやすく、そして、深い学びをいただくご講演に深く感銘を受けておられました。
永田繁雄先生 ご講演の様子
懇親会も、多くの方々に参加していただき、福岡の名物をたくさんご賞味いただきました。本当に楽しい会でした。
今回、九州支部設立に向けて、多くの方々にお力をいただきました。
永田繁雄会長をはじめ、事務局長の貝塚茂樹先生、そして、支部担当をしていただいている副会長の西野真由美先生、理事の皆様方、他の支部の関係者の皆様、そして、九州支部設立コアメンバー、そして、支部設立に向けて直接ご指導、ご助言いただいた堺正之先生に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
また、設立の準備会から応援いただいた、皆様、本当にありがとうございます。
祝 日本道徳教育学会 九州支部設立! 「道徳で九州を結ぶ」夢が実現しました。
これからますますつながりを大切に、楽しくためになる研修会をみなさんで創っていきたいと思います。これからも宜しくお願いいたします。
(文責 事務局 木下 美紀)
令和5年度の九州支部設立準備会での活動実績は右のボタンからご覧いただけます。