2005年
アーティストを育てるお嬢様学校の楠木女学院は2代目桐島理事長の死後、同校美術教師の長女の紀子が婚約者の青山と結婚して引き継ぐはずだった。しかし、同校教師の薮田由紀子が暗躍、紀子・妹の紗耶香、青山の妹の薫を拉致、奴隷の第一グループとするとともに同女学院を乗っ取り夫の大輔を理事長に就任させ同女学院を奴隷色のステージを展開する拠点とする(S4)。
2008-9年
藤崎春香は家族4人で幸せな生活を送っていた。しかし、軽い病気で入院していたはずの母が突然亡くなり、医療ミスで病院を訴えることに。証言をしてくれる看護師青山有希と連絡を取っていたが、その病院は薮田グループが買収した病院だった。まず春香の夫の妹で楠木女学院に通う藤崎美玖が次いで青山有希が、そして春香自身も奴隷に堕とされることとなる。(S7)
2011年
奴隷色のステージ拡大に応じて奴隷拉致や奴隷調教など地元暴力団望月組の関与が増大、望月組長からしのぎの値上げを要求された薮田由紀子は、組長と懇意にしているデザイナー里中忠に目を付け、末娘で楠木女学院教師の清美の拉致、調教を組長との関係を知らない風を装い組幹部の冴山に依頼。また、理事に就任した姉の薫も探りに来た時点で拉致。通常業務と思い冴山が実行した時点で組長との関係を冴山に知らせる。既に里中より組長に捜索依頼も出ておりバレれば自分の身の危険を感じたところで組長と忠の暗殺と残りの里中次女の拉致に冴山を追い込み実行させる(S14,15)。なお本事件の真相に迫ることで被害者も出ることとなる。小説化した主婦真壁由梨(S16)その住いを引き継ぎ資料を見てしまった姪の里中恵(M1)。冴山を真犯人と迫った相沢刑事及びその周辺の女性たち(S23)である。
◆薮田建設不正経理事件
2011年
出版社で働く姉妹の沙希と美雪は、藪田建設に会社を乗っ取られ、心労で亡くした父親の復讐をすべく藪田建設の不正を追及、不正経理の動かぬ証拠を掴む。仇を討てるのも間近だったが2人は罠にはめられ、お互いそばにいることを知らずに調教される(S10)。
2015-16年
水川葵は父の経営する運送会社でドライバーをしている。妹の里奈は白河新聞の社会部で記者をやっている。そんなつつましいながらも幸せだった一家の生活が一転。水川葵は薮田貿易に勤める篠田正人に人身事故を起こしてしまう(S19)。薮田ケーブルテレビのニュースレポーター鮎川保奈美は里奈と一緒に氷川運送のこの交通事故に薮田自動車の欠陥車のリコール隠しの疑いを抱き、夫が同じような欠陥で亡くなった皐月など証人も確保し、また事故後薮田総合病院に入院し亡くなった篠田正人の死亡の疑いを証言する看護師坂本菜々子の協力も取り付けたが薮田グループによって恋人や証人達と共に監禁され、奴隷に調教されながらショーに出演させられる(S18)。また坂本菜々子の失踪に疑問を抱いた薮田総合病院の医師天宮恵理子も拉致されてしまう(S20)。
2016,2017年
ローエングリンを主宰する有名デザイナー・織作真介が弟子水島優里に産ませた娘・彩花は、母親の死後、父親の家に引き取られる。そんな彩花に敵意をむき出しにする本妻の生んだ姉・桐子。使用人に命令して彩花を犯させようとするが、間一髪危機を逃れる。真介の死後ローエングリンも屋敷も引き継いだ桐子に追出された彩花は新ブランドパレノクシスを立ち上げる。同ブランドが好調なスタートを切るのに対し桐子のローエングリンは低迷を極める。そこで桐子は彩花を拉致、奴隷にするとともに彼女に桐子名義のデザインをさせV字回復させる。表向きは彩花が桐子のデザイン盗用をし、それを苦悩して失踪したとして(S26)。しかし真介が目をかけていた薮田ケーブルテレビのリポーター雨宮仁美は彩花の失踪を不審に思い取材を始める。桐子は仁美の存在が邪魔になり彼女も拉致し奴隷としてしまう(S28)。
2017年
薮田グループと対立する弁護士の咲田希は、依頼人である片倉被告の殺人事件の真相を探っているうちに真犯人であるローエングリンのデザイナー織作桐子の罠に嵌り秘密クラブに拉致監禁され奴隷に調教される。そして数々のショーに出演させられ…。(弁護士)
そして浅倉泉は安宅新聞の敏腕記者だったが、同事件を調べているうちに、被害者ローエングリン小島企画部長と愛人の織作桐子の別れ話を仕組んだ薮田グループ顧問弁護士北川真弓とその愛人望月組幹部立花が織作桐子による殺人のもみ消しに片倉被告に罪を擦り付けたことを北川と立花の密会写真から突き止めるが、逆に秘密クラブに拉致監禁され奴隷に調教される。そして、自分を陥れた連中にいたぶられながら数々のショーに出演させられるのだった。(K1)
◆薮田ホールディングス不正経理事件
2017年
高梨由梨の夫・和彦は薮田ホールディングスに勤めていたが、不正経理の状況を掴み薮田社長と北川弁護士に報告するが、逆に横領の濡れ衣を着せられ失踪。残された由梨は夫の無実を証明しようとするが、秘密クラブに拉致され大勢の客の前で犯されてしまう(S29)。
2017年
薮田自動車に勤める川原雪菜は幼なじみのの弁護士松村健吾との結婚を控え充実した日々を送っていた。しかし、娘の花嫁姿を心待ちにしていた雪菜の父大介が薮田製薬の薬の副作用で急死。父の死に疑問を抱いた雪菜は健吾と共に真相を追求、健吾が損害賠償請求の提訴をするが、被告側薮田グループの北川真弓顧問弁護士により雪菜と健吾は拉致されてしまう(S31)
失踪した弟に代わり薮田製薬の薬害訴訟を担当する事になった弁護士の希は、薮田グループの飼い犬・望月組による悪事の真相に迫る(S33)。鮎川大学医学部教授の水島は、教え子である楠木女学院の教師西山薫から恋人の松本紘一の叔父が同じ薬で亡くなったことの相談を受ける(S36)。こういった中でも、営業本部の能美は危険を承知で薮田総合病院に入院中の薫の母親への当該医薬の投与続行を院長に指示し更に被害を広めていく(M2)。一方審議も佳境に入り、敗訴が色濃くなった薮田製薬。原告側の証人として遂に水島が出廷するとの情報を掴んだ薮田銀行新庄隆頭取は、不利な証言をやめるよう教授に打診するが断られ、口封じの為に殺害、目撃した娘の香澄を拉致する(披露)。
更に事件の発覚を恐れた薮田グループは希に接近し、恋人の安宅新聞記者水島孝之の妹・麻友と共に拉致する。そこには薮田製薬徳永美咲開発の薬の副作用で性の亡者とされたマスク男達がおり、その中には健吾もおり、恋人や姉に陵辱の限りを尽くすのだった…(S33)
2017年
森下建設の森下秀雄社長は薮田グループの青柳建設の青柳専務から入札談合を持ちかけられるが苦悩の末断る。ひとり娘・森下紗英は、父親の部下・奥田洋介との結婚を控えていた。突然の不幸…父親を殺害された紗英は、真実を明らかにする為に青柳建設に潜入するが、暴力団・望月組によって拉致されてしまう(S35)。
一方昔青柳建設が仕事を止め、融資を受けていた薮田銀行により倒産させられ父親が自殺し、その復讐を誓った娘滝沢美奈子は、単身海外に渡り冴島香という名の新進気鋭のデザイナーとして帰国。「ローエングリン」の専属デザイナーとして活躍しながら、父の仇たちの秘密を探ろうとし、この不正入札を掴むが、逆に薮田グループにより奴隷とされてしまう(S34)。
2017年
瑞希は父の遺した温泉宿片桐荘の女将をしているが、リゾート開発を目指す薮田建設と対立。薮田グループ顧問弁護士北川真弓の娘で楠木女学院生徒の千佳は担任の紀咲仁美に無断で学校を休み片桐荘に仲居として入り込み望月組を引き入れる。瑞希は精力絶倫なマスク男に犯された挙句、望月組や北川千佳に調教され、やがては宿で恥ずかしいショーを演じさせられるのだった(O1)。
瑞希の姉の希も温泉宿の女将をしているが、同じくリゾート開発を目指す薮田グループと対立。妹が姿を消し心配していた矢先、紀咲仁美が訪れ千佳の暗躍などの憶測を語り警告をする(O2)。
希達から依頼を受けた弁護士の萩尾涼子と鹿沼千尋の姉妹は、薮田グループを相手取った訴訟を担当することに。新聞社に勤める涼子の夫正人と千尋の恋人孝之の協力のもと薮田グループの闇を暴こうとする、この弁護士姉妹が目障りになった薮田グループは4人を罠に嵌める(姉妹)。
そして突然襲われた希も、調教され恥ずかしいショーを演じさせられるのだった(O2)。