東京近郊某地方都市を牛耳る薮田グループは直営の秘密クラブにて、自ら理事長として君臨する楠木女学院の女教師や生徒を中心に拉致した女性たちをレズ・まな板・浣腸ショーへ強制出演させる。
中心となるのは総帥である薮田大輔の妻由紀子である。由紀子は楠木女学院の理事長・院長・高校の校長を兼務すると同時に薮田グループの代表として大輔以上に君臨する。
ステージで犯される教え子の目の前で…客に奉仕することしか許されない女教師の無念…
2008年6月に楠木女学院奴隷色のステージとしてスタートし、2019年の5月の奴隷色のステージ45まで(注)10年以上にわたってリリースされたAV-SM界の大河ドラマである。奴隷色のステージ(以下S)を中心として奴隷色の女教師(以下T)、奴隷色のフィアンセ(以下F)、奴隷色の記者(以下K)、奴隷色のマンション(以下M)、奴隷色の温泉(以下O)、奴隷色の人妻(以下人妻)、奴隷色の姉妹(以下姉妹)、奴隷色の弁護士(以下弁護士)、奴隷色のステージ特別版 初御披露目(披露)等「奴隷色の」が付くスピンアウト作品を含め続いているアタッカーズの看板シリーズ。脚本は全て後手縛りだが監督は初め川村慎一(S1〜25、T、F、人妻)であったが、途中後手縛り自ら監督(S26〜39、K、M、O、姉妹、弁護士)を、そして最後は犀秀幸が監督(S40~45)をしている。この川村監督時代(由起子・冴山中心)、後手監督時代(真弓・立花中心)、犀監督時代(仁美中心)と内容も若干変化している。各巻は独立した物語だが、別の巻の登場人物が互いに関係したり、関連した物語になっていたりと複雑に関連している。奴隷島シリーズと並ぶ後手脚本の代表作であり、奴隷島以上に細部にわたって注意深く書かれており、年代も極力出ない様にしているが、日にちと曜日等から年が推定出来ても各巻で矛盾の無い様にしてある。ただ犀秀幸監督になってから演出が甘くなっており不用意に年を出したり学校名が不統一だったりあるいは奴隷の扱いについても矛盾が多く出ている。
特にいくつかの巻で主人公の視点を変えて同時並行で進んでいき、相互に矛盾を起こしていないなどAV以外のスピンアウトものやアニメなど一般作品でも見られない凝った脚本となっている。例えばS31、S33、S34、S35、S36、S37、S38、K1、K2、M1、M2、披露と10巻以上の作品が同時並行で進行し相互に関連して複雑な構成となっている。
看板となっているステージショーは白黒ショー(やくざなどスタッフとの他、父や兄弟や娘の恋人や他の奴隷の夫・恋人等と)で全巻に存在する。その変形として対象を拉致してすぐのファーストレイプショーや調教前及び調教後の連続中出しショーも含まれる。ショーは椅子に座って主にフェラの接待を受けながら鑑賞する洋室(1階)と隣の和室に座って鑑賞する和室(2階)がある。なお洋室と調教室の間にはウエイティング用のバーがある。他に俎板ショー(恋人や夫が登場する場合は中出しされた状態を見せつけ、口できれいにさせる等もある)、ストリップショー、レズショー(スタッフや奴隷同志の他母娘・姉妹と)、浣腸ショー、放尿ショー、花電車(吹き矢・フルート・産卵・万力等)、後半にはマスク男(注2)との特殊性癖ショー(プロテクフェラ、恋人ディープキス性交、音立て腰振り、尻穴臭い嗅ぎ69)、またビデオによる調教過程ドキュメント、夫との性生活盗撮ライブ等がある。逆にオナニーショーや獣姦ショーなどはその存在を匂わすようなこともなく、鞭やローソクなどによる責めもない。不服従に対する折檻はあくまでマスク男などによるセックス漬けのみである。
調教の過程では、調教過程をシナリオ化して読ませる等もある。
なお、奴隷化されてもリモコンバイブ付貞操帯をつけての社会復帰はあり、その際は職場、学校ではバイブ振動により現地での接待が強要される。奴隷は首に奴隷番号(S7以降)をつけショーを行う館の地下で飼われる(S10によると約40人居住)が、同じ階に学校を模した特別室が存在し、生徒・女教師は奴隷となった後も過去を思い出させながら行う特殊ステージもある。ショーでなく接待(殆どご奉仕フェラ)は楠木女学院理事長室、薮田グループ応接室、関連バー等でも行われる
アーティストを育てるお嬢様学校の楠木女学院は2代目桐島理事長の死後、同校美術教師の長女の紀子が婚約者の青山と結婚して引き継ぐはずが、同校教師の薮田由紀子が暗躍。紀子・妹の紗耶香、青山の妹の薫を拉致、奴隷の第一グループとするとともに同女学院を乗っ取り夫の大輔を理事長に就任させ同女学院を奴隷色のステージを展開する拠点とする(S3)。由紀子はその後自ら理事長となり(S9)、グループの女性の世話係(S5)として奴隷を調達、また理事やグループ有力者、政治家等にその奴隷を使って白黒ショーや浣腸ショー等の接待を通じて実際的な実力者(S7)となり遂には正式に代表者(S17)となって傘下の銀行、商社、建設、製薬、病院等に影響力を及ぼし、グループの不正(乗っ取り、不正入札、利権、薬害、医療ミス等)を隠ぺいするとともに関係者を奴隷としてクラブに堕とす。
一方、拡大に応じて奴隷拉致や奴隷調教など地元暴力団望月組の関与も増大、望月組長からしのぎの値上げを要求されたのを機に拉致調教の責任者となっていた冴山幹部を唆しクーデターを実行させ彼を新組長に据えることで完全に支配下に納める(S14)。
2020年に薄刃紫翠により奴隷色のフィアンセがリメイクされて奴隷色のステージ調教の日々がリリースされたが奴隷番号のみ先に進められており本シリーズとは別物と考えざるを得ない。また、同じ監督の同名の続編は奴隷色どころか花電車の女のリメイクであり奴隷色に含めがたい。さらに奥園カヲルによる外伝も一連の奴隷色とテイストが異なり別物と考えるべきであるし、さらにアタッカーズではその後、後手脚本として奴隷色のステージ46以降も発売しているが、番号以外繋がりも感じられず後手脚本すら疑わしい。
マスク男は奴隷城での登場が先行しており各人の性的嗜好も共通(3、4、5、6)している。
薮田製薬開発部徳永美咲が開発したペインコントロール薬剤を投与すると副反応で性欲が強烈に強まり記憶も理性も完全になくなる性の亡者となる。その発症する性癖に4種類あり①プロテクのフェラでのみ満足するフェラフェチ②恋人のように抱き合い女が愛を囁きながらディープキスをしながらの性交を望むキスフェチ③恥ずかしいおつゆの音を立てながら騎乗位でやさしく腰振りで感じる淫音フェチ④女性の尻穴の臭い匂いを嗅ぎながらの69で満足する匂いフェチの4パターン(奴隷の関係者に投薬してして女のお尻を叩きながらのバックフェチを追加もあり、また④は途中から姿を消すのであるいはこの症例になると短命なのかも)である。そして自分が満足するまで発射しないように命じられているのである。館ではエンドレスショーとして複数のマスク男により数日連続の陵辱をファーストレイプや反抗奴隷へのお仕置きなどに利用している。また各性向パターンに一対一で接する形でのショーや同じ檻に住まわせマスク男が寝た後奴隷に水や食物に混ぜた媚薬を与え一人づつマスク男との性交を求めさせ各嗜好にあった性交で満足を与え、6時間で媚薬が切れ嫌でたまらなくなった頃になるとマスク男が元気を取り戻し複数での陵辱を受けるという責を行っている。なおマスク男は(奴隷の関係者に投与して追加する以外)、この4嗜好の4人ごと4セットの16人が存在し3組は館の檻で1組はメゾンド薮田内の檻で飼っている。またショーや檻の中のマスク男には正常な人間がこっそり紛れ込み自分の欲望を満足させている。