バイトをかけ持ちしながら細々と古アパートに暮らす大学生。
昔、太っていた外見や内気のせいでいじめに遭っており過去に触れられるのを極端に嫌う。
付き合った彼女が失踪するという不可解な現象が立て続けに起き、疑問を持ち始めて過去の自分と向き合うことに。
一人だとカレーやシチュー、スープといったものしか作って食べないため、度々周囲から心配されている。
”僕”の元カノ。大学のサークル仲間だった。
同棲するつもりで”僕”の部屋へ荷物を置いていたが、同棲後すぐに失踪した。
バイト先で知り合ったOL。兄が警察官で失踪した元カノについて相談を受けている間に”僕”と恋人関係になるが、彼女もまた謎の失踪を遂げる。
”僕”の今の彼女。バイト先の飲食店と大学の後輩。
甘え上手な年下だが”僕”のカレーとシチューばかりの食生活を正そうとアパートに転がり込んで家庭料理を披露する家庭的な一面を持つ。
”僕”の事を昔から知る唯一の人物。同じ大学に通い、時折”僕”を心配して様子を見に来る。
”僕”の元カノ・リナを紹介した責任を感じてか、彼女の失踪についてサークル仲間や近所に聞き込みをするなど協力してくれる。
僕の配達バイトの同僚。イギリスから来た留学生。祖父が日本人だったためか、日本語は流暢である。夢と脳の関係について研究しており、資料として毎回のように見た夢について聞いてくる。