ベーシック 解 説
片手で指を折って数えると 「5」までですが、デジタルの世界では4個のLED(ラン
プ)だけで「15」まで数えることができます。
LED 4個で数を表せる デジタルの入口
LEDが4個あります。この 4 個の LED を使って、数値 0~15) をデジタル的に表すこ
とができます。
〇 〇 〇 〇 LED が4個 点灯したLEDは ① と赤くします。
普通なら 1・2・3・4 と並びそうですが、ここでは① ② ④ ⑧ と LEDは数字の役割
(数値の 重み) をもった ものです。これは 1 → 2 → 4 → 8 と、2倍ずつ増えて
いく数字です。
① ② ④ ⑧ 0
① ② ④ ⑧ 1
① ② ④ ⑧ 2
① ② ④ ⑧ 3 1+2=3
① ② ④ ⑧ 4
① ② ④ ⑧ 5 1+4=5
① ② ④ ⑧ 6 2+4=6
① ② ④ ⑧ 7 1+2+4=7
① ② ④ ⑧ 8
・
・
① ② ④ ⑧ 15 1+2+4+8=15
4個のLEDを点灯させ 点灯した組み合わせで 0~15 までを表す事が出来るのです。
LEDに相当するものを bit と呼んでいます。 bit は **Binary digit(バイナリー
ディジット)**の略
1bit は 0 (消灯) か 1(点灯)の 2択
LED1個は 点灯(1)か「消灯(0)の 2通りなので、4個では 2 × 2 × 2 × 2 = 16通り
これが デジタル(2進数)の基本原理です。
次の数字、見覚えありませんか?
1,2,4,8,16,32,64,128,256,512,1024
実はこれ 全部「2倍ずつ」増えた数字です。コンピューターの世界では このような
数字がよく出てきます。
8個のbitをまとめて 1Byte(バイト)と言います。
8bit=1Byteです。(1000bit=1Byteではありません)
何故10bit=1Byte ではなく 8bit=1Byte なのか?
英語圏では アルファベット、数字、いくつかの記号は、 8bit あれば(256通り)
十分表せます。なので 8bit を一区切りとして、1Byte と IBM の方針が 世界標準
となったのです。
日本語は ひらがな、カタカナ、漢字と複雑で 16bit が必要です 16bit=2Byte
日本語は2バイト文字とも言われます。
bitも Byteも デジタルのサイズの単位ですが、扱う bit 数が大きくなれば Byte
で表すのではなく データ容量は Byte(B、KB、MB、GB)ファイルの大きさ
メモリ容量、ストレージ容量など データ量は全てByteで表します。
bit は通信速度(bps、Mbps、Gbps)インターネット光回線の速度、Wifiの速度
1秒間に流れる0/1 の数を言います。
音楽 mp3のビットレートも bit で表します
mp3 の「128kbps」「320kbps」などの kbps は 1秒あたりに使うデータ量(bit) を表す。
音質は「1秒あたりにどれだけ情報を使うか」で決まるから bitを使います。
アドバンス 解 説
1. ダンス音源とコンピューターの「bit数」
社交ダンスで使う音源は、8bit → 16bit → 32bit → 64bit と進化してきたコンピュータ
ーの性能に支えられています。
PC-9800シリーズ(16bit) は、当時のダンス教室でもよく使われた代表的な機種。
現在のPCは 64bit で、大容量の音源管理、高音質の編集、大量のmp3の一括処理
に強く、ダンス音源の制作・管理が圧倒的に快適になっています。
bit数が大きいほど、扱える音源の量・処理速度が上がる。
2. ダンス音源の容量(Byte)と注意点
ダンス音源の管理では、容量(Byte) の理解が欠かせません。
一般的な換算は:
1KB = 1024Byte
1MB = 1024KB
1GB = 1024MB
これは 2進数(2¹⁰=1024) を基準にしているため。
SSDやUSBメモリの容量が「表示より少ない」 メーカーは 1KB=1000Byte(SI単位) を使うため ダンス音源を大量に入れるときに誤差が出る。 音源を大量に持ち歩く人ほど、この差を知っておくと混乱しない。
S I 単位 とは 世界で統一された「公式の単位体系」
Système International d’Unités(国際単位系)。
1. 7つの基本単位
すべての物理量は、この7つから組み立てられる。
物理量 単位 記号
長さ メートル m
質量 キログラム kg
時間 秒 S
電流 アンペア A
温度 ケルビン K
物質量 モル mol
光度 カンデラ cd
基本単位を組み合わせて作る単位。
例:Hz(周波数)、N(力)、Pa(圧力)、J(エネルギー)、W(電力)
音楽でよく使う Hz(周波数)は SI単位。
SI単位の最大の特徴は 10倍刻みで統一されていること。
倍率 接頭語 記号
1,000 キロ K
1,000,000 メガ M
1,000,000,000 ギガ G
1,000,000,000,000 テラ T
kHz, MHz, GHz などは SI接頭語を使っている。
4. SI 単位ではないもの(でもよく使う)
デシベル) 非SI (併用単位)対数単位のため特殊
bit / Byte 非SI 情報理論の独自体系
分・時間(min, h)非SI(併用)60進法のため
inch, foot 非SI 歴史的単位
音楽・デジタルは SI と非SI が混在する珍しい分野。
例
1TB の SSDを買ったのに PCで見ると 931GB しかない
SSD 1TB マーカーが販売時に表示するのは S I 単位 (10進法)
PC(Windoews) は非S I 単位 で表示する ( 2進法)
メーカー表記:1,000,000,000,000 Byte
Windows計算:
1,000,000,000,000÷(1024の3乗)≈931 GB
→ Windowsでは約931GBと表示されるのが正常
. 通信速度(bit)とファイルサイズ(Byte)の違い
ダンス音源を
YouTubeからダウンロード、クラウドで共有、LINEで送る
などの場面で必ず関係する重要ポイント。
通信速度 bit(bps)ネットで流れる速さ
ファイルサイズ Byte(B) 音源そのものの大きさ
1 Gbps÷8=125 MB/s 理論上は 1秒で125MB の音源が落ちる計算。
ただし実際は 回線の混雑、Wi-Fiの品質、サーバー側の速度 などで必ず遅くなる。
mp3 の 128kbps とは、1秒あたり 128,000 bit のデータ量を使うという意味。
128,000×180=23,040,000 bit
23,040,000÷8=約2.9 MB
ダンス音源に最適なビットレートとは?
ダンス音源は 低音のキレ、高音の抜け、リズムの明瞭さが非常に重要。
そのため、実務では:
128kbps 軽いが薄い 練習用なら可
192kbps 音質と容量の最適バランス パーティ・レッスン・大会で最適
320kbps 最高音質だが重い、高音質編集用・保存用
現場で使うmp3は 192kbps CBR が最も安定。
(音質・容量・再生互換性のバランスが最高)