第49号
第49号
仏教文学会シンポジウム趣意説明 万波寿子
勧化本生成の場―二人の南溟― 万波寿子
「仏教と出版の日本近世」と日蓮門下―法華宗門書堂・勧化本のこと 堀部正円
出版メディアの発達と近世真宗の学問化 三浦真証
近世僧侶の法話の流通―講録という史料群 芹 口 真 結 子
近世文学と仏書―山雲子の仏書に注目して 木村迪子
コメント 藤本孝一
諏訪明神の変容 ―法性の神と国譲りの神 間枝遼太郎
中世熱田信仰と第六天魔王神話 ―中世から近世へ 星優也
中近世青蓮院における慈円「おほけなく」歌の展開―和歌の縁起化に関する一考察 児島啓祐
書物の所持・蓄積を軸に考える縁起の中・近世 向村九音
シンポジウム「中近世の寺社縁起と歴史叙述始原の創出と変遷をたどる」へのコメント 三好俊徳
「中世における戦争の物語と仏法―『平家物語』を基軸として―」について 源健一郎
仏法の戦争への関与をめぐって―『平家物語』と冥なる戦い 佐伯真一
謀叛の輩を追討して浄土に導く―後白河法皇と弁暁・澄憲の戦争 牧野淳司
『平家物語』諸本の展開過程と仏法 浜畑圭吾
『平家物語』は鎮魂の軍記物語か 大塚紀弘
中世の戦争認識と顕密仏教の思想的基盤―慈円の著作を中心に 児島啓祐
中世百首歌における「釈教」題―『嘉元百首』を中心に 岡﨑真紀子
勅撰和歌集の神祇部・釈教部における託宣歌―画期としての『続詞花和歌集』 平野多恵
南無阿弥陀仏と和歌 山本章博
無住における道宣『律相感通伝』の受容―破戒をめぐって 王薈媛
地方拠点寺院の蔵書形成と「律僧」の〈動向〉を巡って―鎌倉末・南北朝期の学僧「道興・照海」を通して 牧野和夫