第38号
第38号
中世往生伝をめぐる諸問題―『高野山往生伝』の編者如寂を中心に― 田嶋一夫
中世末期公家社会における寺社参詣―山科言継を中心に― 伊藤慎吾
洛中における袋中の活動と民衆―異相智光曼荼羅を中心に― 日沖敦子
黄表紙『初登山手習方帖』にみられる天神像の世俗化 腮尾尚子
コメント 中世参詣の視点から 大橋直義
近世文学の視点から―シンポジウムを終えて― 和田恭幸
シンポジウム総括 藤巻和宏
『源氏物語』と仏教―古注釈それぞれの特色と史的展開― 三角洋一
『平家物語』と仏教とを巡る近代的認識 ―明治後期における文学史的言説を基軸として― 源健一郎
『方丈記』終章の沈黙の意味について 芝波田好弘
長生院小栗堂における縁起制作と地域的展開 粂汐 里
経典受容から詩歌の表現へ(2) ―平安中期における『法華経』信解品題の詩歌― 一色知枝
『法華験記』と『法華伝記』の関連性―巻末偈頌をめぐって― 市岡聡
「仏教文学会」寸感 関口忠男