BTCsはCOREへ

ブランド・アップデートとその由来

CORE / Core Public Chain / Core DAOの正体は?

なぜBitcoinチェーンとの相関性が強いのか?

anonymousに拘る真意は?

このページはCoreプロジェクトの隠された部分についてのちょっとした考察です。軽い気持ちでお読みください^^;

伝承

古代中国の神話によれば、この世界の始まりは三皇五帝の順であったという。

分けても三皇は神々でありこの世界を形作ったもの、と伝えられる

即ち伏羲・神農・女媧である。

初代伏羲は風姓。中国西北にある華胥国の娘が雷沢の地で大きな足跡を踏んだところ伏羲が産まれた。文化創造の神。

次代神農は炎帝神農とも謂われ、姓は姜。人々に道具の作り方や使い方を教えた。その治むる時代に物々交換や交易それに商う店ができたと謂われる。

三代女媧は女神であり姓は風、初代伏羲とは兄妹とも夫婦とも謂われる。洪水伝説とともに天地修復をした説話も伝えられている。

初代伏羲と三代女媧は同じ風姓(苗系氏族?)の出自で、同一の起源を持つ神であった。

CORE / Brand Update

2022.7.17 Brand Update

2022.7.17のサーバ及びAPPのアップデートで、これまで慣れ親しんできたBTCsというシンボルが変更されました。新しいシンボルはCORE。このサイトの名前にもある通り、ある程度予期された変更でもあります。

Chain名も同時に変更され、Core Public Chainとなりました。そのベースレイヤー通貨がCOREということになります。

公開されているCore Originペーパーとホワイトペーパーにおいて、記述に使われているシンボルはBTCsではなくCOREでした。

オフィシャルTwitterアカウントもCoreDAO @Coredao_Orgですし、DiscordでもCoreDaoです。

アプリのリリースから1年後、APPマイニング期限の半年前でのブランド・アップデートは元々タイムラインに織り込み済みの工程だと思われます。

COREと言えばCORE Scientific…

COREと言うと、仮想通貨界隈では北米のBTCマイニング企業CORE Scientific社が思い浮かびます。もしやCoreDAOはCORE Scientific社のチームなのではという着想はあっても良いところです、あくまで想像の翼を逞しくすればの話であり、COREという事象をエンターテインメントショーと捉えたらの話ですが。

企業は存続・継続を旨とする組織ですから、Bitcoinマイニング企業という業態での成長戦略を考えたとき、BTC以外のマイニングにも乗り出すことこそ最もプライオリティーが高いでしょう。それもビットコインより規模の小さなアルトコインでは収益性もないので、やれることはひとつでしょう。

新しいBitcoinつまり基軸通貨の創造、です。

漂う中国の薫り

閑話休題、東アジアの中国や韓国といった漢字を使う文化圏ではCORE=核心です。日本ではなぜか名詞的にはあまり使われない単語(恐らくは『核』という文字に対する忌避、本来『核心』というべき時も『中心』で代用してきた結果かと)ですが、先に挙げた二国では強いブランディングイメージがある言葉です。

そして、CoreDaoもしくはCOREチームにはなぜか中国大陸の薫りが漂います。公式アナウンスや恐らくチーム構成メンバーであろうアカウントのTweet、またAPP内のBTC Giveawayでは大当たり、中当たり、小当たりはそれぞれ888USDT、88USDT、8USDT相当のBTCが配布されますが、洋の東西を問わず一般的なラッキーナンバー7よりもとにかく8が好きな運営チームなのが見て取れます。更にAPP内でのQRコード多用。これらを鑑みてもそこには中国文化の残り香が濃密に漂っています。私はあくまで個人的な予断というかバイアスとして、COREプロジェクト、そしてCoreDAOはこの残り香を放っている人物・団体が率いていると捉えています。例えば、香港や広州あたりにR&D部門やデータセンターを置く先端企業、もっと言うと前述したCORE Scientific社のような業態の…。

以上はこのCORE、そしてCore Public Chainという新しい創世記におけるフレーバーであり、神話における寓意を含んだ散文もしくは教訓話のようなものです。

もう一つのCORE

 以下は完全に冗談としてのお話です。

COREというブランド、名称、イメージで思い浮かぶものがもう一つあります。巨大半導体メーカーのIntelはPentium系列の後、長らくCoreシリーズをCPUの主力製品としてきました。Bitcoinのマイニングマシンはちょっと違いますが、例えばイーサリアムのマイニングにはIntelがあまり得意でないGPUを演算に使います。2022年、Intelのロードマップにはマイニング専用チップのローンチ・展開が含まれています。もし、IntelがこのCORE及びCoreプロジェクトを計画立案し策定したのだったとしたら、そのプロジェクト名はCOREもしくはCoreまたはCoReを選びそうですよね…。仮想通貨には半減期というものがあって単位時間当たりの通貨生産量が半減つまりはマイニング手数料がある期間ごと半減しますが、Intelのようなハードウェア企業にとってはコストダウンやシュリンク、製造プロセスの微細化などすべてロードマップ上でまさに半減期のようなものを20世紀からずっと長い時間扱ってきました。仮想通貨、それも基軸通貨に成り得るような大規模なもののマイニング需要を最大のハードウェア企業が準備もせずに見逃すとも思えないのです。むしろ、仮想通貨の半減期をも自らの製品展開に組み込んだロードマップを策定して長期的なスパンで動き出しているのではないかと思う方が自然な気もします。

DAO is Dao

Coreプロジェクトには膨大な資金が投入されているのは既に見てきた通りです。

Core Public ChainはDAO(=Decentralized Autonomous Organization)での運営となります。したがって、公式TwitterアカウントのCore DAO @Coredao_Orgは以下の略称のように見えます。

Core Decentralized Autonomous Organization

公式Twitterアカウントは実は2022/05/20に初めてのTweetをして、総Tweet数も56です。が、Coreプロジェクト自体は3年のスパンで動いていると明言されています。つまり、Twitterアカウントはこのプロジェクトの中ではかなり後期になって作られたものです。他の名称などをいま勘案すると、もしこのDAOがDecentralized Autonomous Organizationを意味するものであればユーザー名も@CoreDAO_Orgもしくは@CoreDao_Orgとなるべきだと思うのです。mediumやDiscordは実際そうなっています。

やはり、Daoには別の意味があると考えるべきでしょう。

中国語ではDaoは『道』です。

方法や手段、あるいは条理や道理、一門の名称、量詞として細長く続くものを数える時(ブロックチェーンっぽくないですか?)にも使います。恐らく、Core Daoは核心道でしょう。

よって、そこには様々なものが集約され参画していると思えます。この項の最初に述べた膨大な資金というのはそれらの一部分です。

伝承のリファイン

このページの最初に古代中国の伝承、三皇五帝の三皇について記述しました。

いまこれをブロックチェーンの世界における神話に書き換えてみます。

初代Bitcoin、Satoshi Nakamotoによって創造される。仮想通貨の概念を具現化しこの世界に仮想通貨及びそれが存在するに必要な環境を作る。

次代Ethereum、V神(=Vitalik Buterin)によってこの世界に現れる。スマートコントラクトに加え、EVMを持ちscript言語のコードをVMを使い自身で動かす。様々なL1、L2レイヤーでDAppsを動かすワールド・コンピューター。

三代Core、起源は初代と同じSatoshi Nakamotoにある。Bitcoinのコンピューティングパワーへのインターフェースを持ち、世界がPoWを捨てPoSへと移ろう時に覚醒させられた。Bitcoinチェーンのハッシュパワーを自らのPoWとDPoSで扱い、さながら初代Bitcoinとは兄妹かのように振舞う。EVMにも対応し、かつイーサリアム・チェーンに依存しない。Solidity言語を始めとしたscriptで書かれたコードをEVMによって実行可能。初代と次代のTPSでは成し得なかった領域の完全なる占有を目指す。

そうです、これは中原で繰り返された帝位の簒奪と回復の物語と同じモチーフなのです。

Bitcoinが生み出されてから13年、Ethereumが9年、それまでは仮想通貨取引所も仮想通貨マイニング企業もなく、DeFi、dApps、DEX、マイニングプール、ステーキングプール、流動性プールそういったものも存在しない世界でした。

いま、それらが存在する世界では、Bitcoinがそのハードキャップ2100万枚のうち既に90%を生成してしまった現実があり、EthereumはProof of Workを捨ててProof of Stakeへと舵を切る時間軸(それは「終わりの始まり」とも呼べるもの)があるのです。 

10年ひと昔とはよく言われる言葉ですが、10年あれば世界は新しいルールや枠組み・基準に慣れてしまうということです。この新世界ではBitcoinがBTCマイナー(そして途中からはETHマイナーも加わって)によってそのハッシュパワーを使ってブロックを演算し記録し続けていくことが原動力になっていました。

次の10年はいったいどのような原理が仮想通貨そしてすべての通貨を包含した領域において形成されるのか、その一つの解がCoreプロジェクトではないでしょうか。

Core / COREとはBlockchainという革新的なシステムの中で、そのトランザクションを膨大なコンピューティングパワーと電力を消費する演算によってブロックに記録し、その報酬として新たに生成されるベースレイヤー通貨を受け取る、チェーンの核心を担うroleを指しているのだと推定します。