ハンドブック
2022.12改訂
2022.12改訂
1.選手登録と審査等について
(1) 登録選手は中学生の部は11名以上25名以内(ベンチ入りは20名以内)。
小学生の部は9名以上20名以内とする。特例として野球に早くから親しんでもらう目的で、3年生以下を加えて25名までベンチ入りを認める。(試合に出場できるのは4年生以上20名まで)
(2) 小学生の部では、4年生以上の選手を9名以上登録しなければ出場できない。試合中ケガなどで9名を割った場合、試合続行はできない。
(3) 全国大会などの本選出場のために、予選会を行った場合は予選会の出場選手名簿を基本とする。ただし、本選の2週間前まで変更を認める。
(4) 審査証は、当該年度発行のものに限る。
(5) オーダー表記入選手20名以内およびチーム責任者、登録された監督、コーチ、マネージャーのみベンチに入ることができる。但し、各種登録証(チーム責任者証、監督、コーチ)および審査証(選手)を携帯していない場合は、いかなる理由でもベンチには入れないが、チーム責任者、監督、コーチは試合開始までに間に合った場合は、審査の上ベンチ入りできる。また選手は試合終了までに間に合った場合は、審査の上、その時点でベンチ入りできる。なお、チーム責任者は必ずベンチに入らなければならない。チーム責任者が不在の場合は試合ができない。
(6) 組み合わせの若番号が1塁側のベンチ、後番号が3塁側のベンチに入る。
(7) 試合開始予定時刻までにチームがグラウンドに現れないときは、球場責任者の決定のもとに責任審判員が没収試合を宣告する。
2.正式試合について
(1) 中学生の部
① 各試合は7回戦で行い、4回終了をもって正式試合とする。試合成立後は試合開始から2時間を超えた場合、新しいイニングには入らない。(後攻チームの得点が先行チームの得点より多い場合は後攻チームが攻撃中でも規定時間になれば、その時点で試合を終了する。)
② 4回終了時10点差、5回以降7点差の場合、コールドゲームとする。
③ 7回終了後、同点の場合は延長戦に入るが、延長8回(決勝戦および代表決定戦は10回)あるいは試合開始から2時間(決勝戦および代表決定戦は2時間20分)を超えては(どちらか早い方)新しいイニングに入らず、タイブレーク方式を実施する。(競技に関する特別規則「タイブレーク実施細則」参照)
④ 試合時間、延長規定については、地区大会規定に基づいて運用する。
(2) 小学生部
① 試合は6回戦で行い、4回終了をもって正式試合とする。試合成立後は試合開始から1時間40分を超えた場合、新しいイニングには入らない。(後攻チームの得点が先行チームの得点より多い場合は後攻チームが攻撃中でも規定時間になれば、その時点で試合を終了する。)
② 4回以降7点差の場合、コールドゲームとする。
③ 6回終了後、同点の場合は延長戦に入るが、延長7回(決勝戦および代表決定戦は9回)あるいは試合開始から1時間40分(決勝戦および代表決定戦は2時間)を超えては(どちらか早い方)新しいイニングに入らず、タイブレーク方式を実施する。(競技に関する特別規則「タイブレーク実施細則」参照)
(3) 中学生ジュニア・小学生ジュニア・小学生キッズの部について選手の健康を重視し、投手の投球回数制限の遵守・試合時間の制限など十分考慮して運営すること。
① 中学生ジュニア及び1年生大会は、レギュラーと同一の7回戦・2時間制限としてもよい。6回戦・1時間40分制限としてもよい。但し、6回戦とした場合は、4回以降7点差の場合、コールドゲームとする。投手の投球数は(6回以内)1日最大70球とし、連続する2日間で105球とする。
② 小学生ジュニアは5年生以下とし、3年生の出場を認める。その試合回数は5回とする。4回以降7点差の場合、コールドゲームとする。投手の投球数は1日最大70球とし、連続する2日間で105球とする。
③ 小学生キッズは4年生以下とする。試合回数は5回とし、3回終了時(以降)12点差、4回終了時(以降)7点差の場合、コールドゲームとする。投手の投球数は1日最大50球とし、2日間の連投は禁止する。
3.荒天・降雨・日没・球場使用時限等で試合続行が不可能となった場合の処置について
(1) 正式試合となった後のある回の途中で、降雨・日没等により試合続行が不可能となり、球審がコールドゲームを宣告した時は、その時の両チームの総得点により勝敗を決する。(正式試合とは、中学生部・小学生部とも4回終了をもって正式試合とする)但し、次の(a)(b)項に該当する場合は、両チームが完了した均等回の総得点で勝敗を決する。
先行チームがその回の表で同点としたが、後攻チームが得点(逆転)しないうちに、コールドゲームが宣告された場合。
先行チームがその回の表で逆転したが、後攻チームが同点又は再逆転する得点を得ないうちにコールドゲームが宣告された場合。
〈野球適用規則7.01(4)〉
上記において、同点の場合は最終回時点で出場していたメンバー全員の抽選とする
(2) 試合が成立する前に、球場使用時限・日没・荒天等で試合続行が不可能となった場合には、サスペンデッドゲーム(一時停止試合)とし、その続行試合は後日行うこととする。
4.一日の試合数の制限について
チームが同一日に試合を行えるのは、2試合までとする。ただし、サスペンデッドゲームの続行試合があらかじめ組み込まれた場合は、その日の試合数には数えず試合を行うこととする。サスペンデッドゲームが組み入れられた場合も投手の投球数制限は規定通り適用する。
5.投手の投球数の制限について
(1) 小学生の部投手は、1日最大70球とし、連続する2日間で105球とする。中学生の部投手は1日最大80球とし、連続する2日間で120球以内とする。
(2) ダブルヘッダーの場合で2試合に登板した場合は連続2日間投球した事とする。また1試合のみ投球した場合は1日の投球とする。
中学生の部は連続する2日間で80球を超えた投手、並びに3連投した投手は登板最終日並びに翌日は捕手として出場できない。
小学生の部に於いては投手から捕手の制限は設けないが指導者は十分考慮する事。
(注) 投手の投球数については、同一日に2試合ある場合には、投手投球数記録表に記録し、確認するように注意すること。
6.監督、コーチの指示に関する制限について
(1) 監督またはコーチの指示は1試合で攻撃2回と守備2回の計4回とする。延長またはタイブレークに入った場合は、それぞれで1回の指示を認める。(選手の怪我や交代などの指示は回数に入らない。)
(2) 投手に対する指示が3回目は、自動的に投手の交代となり、その投手は他の守備位置についても良いが、再び投手として登板することはできない。
(3) 内野手(捕手を含む)が2人以上投手のところに行った時もタイム1回に数える。
(4) 1イニングで同一投手に対して指示が2回目となれば、自動的に投手の交代となる。その投手は他の守備位置につくことができる。また、新しいイニングに入れば、再び投手として登板することができる。
7.同一イニングでの投手の守備位置の交代について
野球規則5.10(d)【原注】前段のうち「同一イニングでは、投手が一度ある守備位置についたら、再び投手となる以外の守備位置に移ることはできない」は適用しない。
[規則適用上の解釈]
投手は同一イニングで二度目の投手に戻れば、それ以降は他の守備位置につく事はできない。
① 投手→野手→投手 -規則5.10(d)【原注】適用
② 投手→野手→野手→投手 -連盟規定
8.臨時代走(コーティシーランナー)について
(1) 試合中、攻撃側選手に不慮の事故が起き、治療などの処置に時間がかかるような場合、相手チームに事情を説明して臨時代走者を許可することができる。ただし、頭部への死球に対しては必ず臨時代走を出す。
(2) 臨時代走者は、投手を除いた選手のうち、打撃を完了した直後の選手とする。
(3) 臨時代走者は、アウトになるか、得点するか、イニングが終了するまで継続する。
(4) 臨時代走者に代えて別の代走を送ることはできる。この場合、負傷した選手に代走 が起用されたことになり、以降負傷選手は出場できない。
〔注〕臨時代走者の記録上の取り扱いは、盗塁、得点、残塁などすべて元の走者の記録として扱われる。
9.負傷などの応急処置のテープなどの使用について
負傷などの応急処置として、テープなどの使用を認める。この場合、担当審判員許可を得たうえ、肌の色に近い目立たないものを用い、特に投手は、投球に影響を与えるものは使用できない。
10.小学生の部での特別規定について
小学生の部では投手の変化球は禁止する。球審はその投球を変化球と判定した場合、次のように対処する。
➀ 球審は、変化球か否かの唯一の決定者である。ただし、スローボールは故意にボールの回転を与えたボール以外は変化球と判定してはならない。
② 変化球と判定した投球に対しては、すべて「ボール」を宣告する。ただし、変化球にもかかわらず打者が安打、失策、四死球、その他で1塁に達し、しかも全走者が少なくとも1個の塁を進んだときには、反則とは関係なくプレーが続けられる。
③ 変化球を投げた場合、1回目は監督・投手に注意し、2回目には同投手を降板させる。降板させられた投手は、投手以外の守備につくことを認める。なお、このペナルティは当該試合に限る。
〈タイブレーク実施細則〉
(1) 特別規則
(イ) 中学生の部は延長8回あるいは試合開始から2時間を超えて(いずれか早い方)、決勝戦および代表決定戦は10回あるいは2時間20分を越えて(いずれか早い方)、小学生の部・ジニアの部は延長7回あるいは試合開始から1時間40分を超えて(いずれか早い方)、決勝戦および代表決定戦は、9回あるいは2時間00分を超えて(いずれか早い方)、両チームの得点が等しいとき、以降の回の攻撃は、一死走者満塁の状態から行うものとする。
(ロ) 打者は、前回正規に打撃を完了した打者の次の打順の者とする。
(ハ) この場合の走者は、前項による打者の前の打順の者が一塁走者、一塁走者の前の打順の者が二塁走者、そして、二塁走者の前の打順の者が三塁走者となる。
(ニ) この場合の代打および代走は認められる。
(2) チームおよび個人記録 (省略)
〔2022年8月改正〕
1.総則
公益財団法人日本少年野球連盟(以下、連盟という)は、硬式野球を愛好する少年に正しい野球のあり方を指導し、野球を通じて心身の鍛錬とスポーツマンシップを理解させることに努め、挨拶、規律を重んじる明朗な社会人としての基礎を養成し、次代を担う少年の健全育成を図ることを目的としている為、役員、指導者は連盟の規則、規約に従い、常に良識ある言動に努め、ボーイズリーグの精神、趣旨並びに方針に従い、選手に対して暴力・暴言を用いた指導をしてはならない
2.目的
連盟主催大会の規則、規約、大会規定、特別規定を遵守して大会をスムーズに運営することを目的とする。
3.大会役員・審判員の役割分担と確認事項
(1) 大会役員、球場運営委員、責任審判員は試合開始予定時刻1時間30分前までに担当する球場に集合し、球場責任者のもとミーティングに参加し、その日の進行及び役割を確認すること。
(2) 大会役員、球場運営委員、チーム代表の服装は連盟指定に従うこと。(省略)
(3) 球場責任者は、当該試合のチーム代表・責任者に対し、資格審査開始予定時間を伝える。
(4) 大会役員はそれぞれ試合前の役割に分かれて準備を進める。
① 大会当日の試合数と試合開始時刻と球場の終了時刻の確認。
② 直前大会参加状況報告書(大会初日のみ)及び、登録役員選手名簿とオーダー表の確認。
③ 試合用のボールの確認。(1試合7個、一部ロストボール可)
④ 記録員、…(省略)
⑤ 試合担当審判員の人数、名簿の確認。
⑥⑦ (省略)
(5) 記録員・投球数管理
①~③ (省略)
④ 球審のプレイボールのコールと同時にタイマーのスイッチを入れ、試合開始時刻を1回表終了後に場内放送する。
⑤ 試合経過と試合時間を見守り、制限時間が過ぎた場合は、直ちに控え審判に知らせる。
⑥⑦(省略)
⑧ タイブレークに入った場合は、打者、走者が所定の塁についたか、背番号を塁審に明示させ確認し間違いがなければ球審に伝える。
⑨⑩ (省略)
(6) 審判員
① 球場責任審判員は球場、グラウンドを視察し大会本部または球場責任者と協議し、その球場のグラウンドルールを決め、当日の試合内容等を確認し審判員に周知徹底を図ること。
② 球場責任審判員は各試合の担当審判を決めて、球場責任者に報告する。
③ 審判員は担当する試合球場に開始予定時刻1時間前までに到着し、球場責任審判員に届け出て、当日のルール等について確認を行うこと。
④ 球場責任審判員より指名された控え審判員は、正規な服装で指定された席で公認野球規則、連盟の特別規則、大会規定を置き試合経過と試合時間を注意深く見守る。
⑤ 審判員のサングラスの着用については、目に支障のある場合は、自分の目が相手側に判る範囲のものに限り、サングラスの着用を認める。(最初に球場責任審判員に届け出ること)
⑥ 控え審判員は記録員から試合終了時間の報告を受け、球審に伝達する。ただし、試合制限時間に達していても、正式試合の4イニングスが終了していなければ続行させる。
⑦ 延長戦については大会規定、特別規定に従い、球審は控え審判の補佐のもとに迅速に対処する。
⑧ タイブレークに入れば、球審もしくは球場責任審判員が打者、走者に所定の塁に立つよう指示し、背番号を本部席に明示して記録員に確認させる。
⑨ 控え審判員は担当審判員が規則適用に誤りを犯している場合には誤った規則を適用されたチームの抗議に関係なく、その誤りを訂正させることができる。
⑩ 審判員の役割として、試合がスピィーディに進行するように積極的に、監督、選手に働きかける。
⑪ 審判員はルールに基づいたストライクゾーンの徹底を図る。
4.チームの球場到着後の届け (省略)
5.オーダー表の確認と取り扱い
① (省略)
② 審査後にオーダー表の誤記等の間違いが判明した場合、直ちに訂正させて罰則は適用しない。又、選手が誤った背番号を付けていた場合は判明した時点で正しいものに直ちに取り替えさせて罰則は適用しない。
③ (省略)
④ 担当する試合の責任審判員は、オーダー表3部と投手の投球回数記録副表2部を持ち、両チームの主将、監督を集合させ先攻、後攻をジャンケンで決めて、オーダー表と投手の投球回数記録副表を両チームに配布する。
⑤ オーダー表の配布先以下の通りとする。
相手チーム×1・審判×2・放送係×1・記録係×1 計5部
⑥ 投手投球数記録表(副)配布先
相手チーム×1・審判×1・記録係×1 計3部
6.登録外選手が試合に出場した場合の処置
① 試合開始前に判明した場合は、その選手の出場を禁止する。
② 試合中もしくは試合終了後に判明した場合は、没収試合とし、相手チームに勝利を与える。
7.試合開始前の選手負傷による変更の取り扱い
オーダー表交換後、試合開始前の間にオーダー表記載選手が負傷又は病気のため先発出場が不能となった場合、控え選手を出場させることができる。この場合出場不能になった選手は、回復すれば以後の試合に出場することができる。
8.資格審査方法と手順
(2) 使用用具について
① 試合で使用する用具は全て連盟指定業者(以下指定業者という)の物であること。指定業者については日本少年野球連盟の手引きを参照
(3) 使用用具の審査事項
① ヘルメットは両耳付きで、SGマークが付いていて、同色で安全な物(破損、ヒビ、クッションが動いている物は禁止する)を7個以上用意する。SG基準を満たした顎ガード付きヘルメットも使用可。
② 捕手用具は必ず2セットの確認(急所カップ2個の確認)、クッションが外れている物は使用禁止とする。(捕手マスクはSGマークが剥がれている場合、指定業者の用具であることを確認すること。)
③ グローブ、ミット類は、綴じ紐が切損、切損状態になっている物は使用を中止させる。補修後は再審査の上で使用を認める。
④ 綴じ紐が長い物は親指位の長さに短くするよう指導する。
⑤~⑬は省略
⑭ 打撃用グローブは指定業者のものであれば、色は規制しない。
⑮ リストバンドの使用を認める。色は規制しない。
⑯ エルボーガード、レッグガードは指定業者のものであるか確認を行なう。
⑰ 各項に対して規則違反と判断した場合は、是正するよう命じる。使用に適さない用具は球場大会本部に於いて一時的に預かり試合終了後に返還する。
9. 禁止事項
➀ 指導者、選手のロングパンツ、腰パンツは禁止とし、パンツの裾は膝下まで上げること。
② 中学生は小学生用のバットの使用を禁止する。又、ベンチ内にマスコットバット、鉄棒、バットリングの持ち込みを禁止する。
③ ペットボトルに砂利、プラスチック玉等を入れて球場内での使用を禁止する。
④ 隠し球を禁止する。
⑤ ベンチ入りする指導者のサングラス着用及び帽子上も禁止する。但し、医療的に必要な場合は事前に球場責任者に届け出ること。
⑨ 指導者は選手に対し試合、練習を問わずいかなる場合でも暴力、暴言、体罰を禁止する。
⑩ グラウンド、ベンチ内で指導者としてふさわしくない行為で(暴力・暴言)注意され、繰り返し行った場合、当該審判員が球場責任者及び責任審判員と協議し、責任審判員が退場を命じることが出来る。
⑪ 走者、ベースコーチが捕手のサインを盗んで打者に伝える行為を禁止する。
⑫ 故意の空タッチ、意図的な強いタッチはしないこと。
⑰ 登録選手以外のグランド、ベンチ入りを禁止する。
⑱ 特別な理由がない限り、監督、コーチ以外の指導者のグラウンド入りを禁止する。
⑲ グランド内に入る監督、コーチはユニフォームで入る事。グランドコート着用のままは禁止。
10.安全対策
③ ネクストバッタース・ボックス内では安全に留意し、待機する。
⑤ 捕手が座って投球を受ける時は必ず規定の捕手用具を着用すること。
⑥ 試合中、ベンチ横で1名の素振は認める。なお、素振りをする選手及びボールボーイは必ず両耳付きヘルメットを着用すること。
⑦ 試合中の投球練習は2組までとする。
⑧ 試合中、グラウンド内のブルペンでの投球練習を行うときは、試合投手の投球動作を注視しながら、又、打者の打球等に十分注意すること。
11.試合についての注意事項
① 試合開始前の整列時は、選手と共に監督・コーチも整列を行う。また、チーム責任者とマネージャーはベンチ前にて整列を行う。
③ ベンチに持ち込むメガホンは2本とする。監督、コーチの使用に限る。
⑥ 投手は審判からボールを受け取るとき、打者が打席に入るときは脱帽しなくてよい。
⑨ 打者がサインを見る場合等、むやみにバッタースボックスを出ないこと。手を上げて見ないこと。
⑩ ネクストバッタース・ボックスへは必ず次打者が入り、投手が投球動作に入った時は安全に留意し待機する。又、ボックス内には自身が使用するバット以外持ち込んではならない。
⑯ 監督のアピール、選手の交代等は、ロスタイムに計上しない。けがの治療で時間がかかる場合は責任審判員の指示で計測用タイマーを停止する。
⑲ 審判員の判定に対する抗議は認めない。但し、ルールの適用についての確認は認める。
⑳ 試合の延滞行為が明らかな時は、責任審判員が該当チームの監督またはコーチに注意を与える。
㉒ 監督、コーチが指導、指示を与える時間は、審判員がタイムと宣告してから30秒以内とする。守備側がマウンドへ行く場合は駆け足で行くこと。
㉓ 試合を早く進めるために投手に不必要なけん制を自粛させる。
㉔ 内野手が必要以上にマウンド付近に行き過ぎないよう注意する。
㉕ 選手のサングラス使用については責任審判員がプレーに支障があると判断した場合は使用を認める。又、選手の中で医療的なサングラスが必要な選手は、資格審査時に、審査員に診断書を見せ許可を得て使用すること。
12.選手のマナーについて
① きちんとした服装でプレーすること。
② 審判員や相手を問わず暴言や汚いヤジをとばさないこと。相手チームに対して威圧を与える行為や威嚇するような発声を禁止する。選手は常にフェアプレーの態度でプレーすること。
③ 打者は捕手の後方で投球の偵察をしないこと。
④ 野手の手袋がわりのテーピングは負傷を確認してから許可する。
13.危険防止
① 野球規則上の守備、走塁妨害行為に対して厳しく対処する。
② スパイクの歯を立て、野手に向かってスライディングする行為を禁止する。ラフプレイは厳禁。この行為を行った場合は当該審判より選手および監督またはコーチに厳重注意する。
14.連盟指定業者
連盟では、より安全でより良質の野球用品を使ってもらうため、そうした製品を製作しているメーカーを指定している。審査対象になる野球用品のすべてについて、これら業者の製品を使用することが義務付けられている。野球用品、スポーツメーカー以外の業者も日本少年野球連盟の手引きに記載されているので参照すること。
15.その他
① ボールボーイを4~6名置くことにする。但し、安全に十分注意し、両耳付ヘルメットを着用のうえベンチ横及び1・3塁側のファールゾーンで座って待機する。自チームのバット引き及びシートノック時のボール渡しを禁止する。
(2022.8改訂)
1.チーム代表について
「野球をやるならボーイズリーグ」のスローガンのもと、常に「正しい野球競技」を通じて、公正に行動し、進んで規則を守り、お互いに協力して責任を果たすなど社会生活に必要な態度を身につけ、心身ともに健康な選手の育成に努める。
フェアプレイの精神を培った選手が一地域や国内のみならず国際的にも活躍できるよう、立派な社会人の育成を目指すよう、下記の項目を熟読し指導を行なうこと。
(1) チーム代表は、チームの最高責任者として、また連盟組織の一員として、連盟の目的及び趣旨に沿ったチーム運営・管理に当たり、魅力あるチームづくりに努める。また、連盟の諸規則および指示、通告事項を指導者に伝達し、遵守するよう指導すること。
(2) 各大会において、チーム代表(チーム責任者)は主催者の一員であることを認識し、チーム内の規律と秩序の維持・管理ならびにマナーの向上に努めること。
(3) 審判員の育成もゲームの中から培われていく。なお、お互いの持ち場・立場を理解し切磋琢磨しながら、少年野球の育成に研鑽するよう努力してください。
2.選手手帳の携帯と管理について
3.早朝と日没後の練習について
4.中学3年生の公式試合出場について
5.冬季に試合を行なう場合の注意事項
6.練習時の安全確保と規定防具の着用義務
(4) 安全保護用品とし、レッグガード、エルボーガード、手袋及びリストバンドの使用を認める。
【指導者・選手への注意事項について】
1.基本指導について
(1) 野球規則ならびに連盟規則に則った指導に徹する。
(2) グッドボール=ストライクの精神に基づき、積極的な野球を目指す。
(3) 攻守交代、四死球は全力疾走させる。
2.ルールに基づく重点指導について
(1) 投手は、ワインドアップポジション、セットポジションを問わず、必ず投手板に触れて捕手からのサインを見ること。
(2) 同一投手がセットポジションでボールを保持する位置は、一試合を通して同じ個所でなければならない。(違反した場合、ボークとはしないが注意が与えられる)
(3) 投手の二段モーションについては、公認野球規則上は反則投球にはならないが、ボーイズリーグとしてはスムーズな投球動作を行うよう指導することが望ましい。
(4) 塁に走者がいるとき、ピッチャーが不必要に試合を遅延させないように指導すること。〔ボークの対象となる。〕
(5) 投手が走者のいる塁へ山なりのゆるい牽制球を投げる行為は、遅延行為とみなされボークとなる。
(6) 打者が死球を得るために、投球を避けないでこれに触れる行為は死球とはならない。
(7) 盗塁を助けるために、打者が捕手の送球直前にスイングしたり、バッターボックスから外に出て、あるいは何らかの動作によって本塁でのキャッチャーのプレイ及びキャッチャーの守備または送球を妨害するような行為をさせてはならない。(守備妨害となる)
(8) 1塁に対する守備が行なわれているとき、本塁・1塁間の後半を走るに際して、バッターがスリーフットラインの外側(向かって右側)またはファウルラインの内側(向かって左側)を走って、1塁への送球を捕えようとする野手の動作を妨げたと審判員が認めた場合。この際は、ボールデッドとなる。ただし、打球を処理する野手を避けるためにスリーフットラインの外側(向かって右側)またはファウルラインの内側(向かって左側)を走ることは差し支えない。
スリーフットラインを示すラインは、そのレーンの一部であり、バッターランナーは両足をスリーフットラインの中もしくはスリーフットラインのライン上に置かなければならない
(9) 走者が、野手の送球を故意に妨げた場合または打球を処理しようとしている野手に向かってスライディング、足を上げたり、腕など大きく上げたスライディングは行なってはならない。(野手の妨げになったと判断されれば守備妨害が適用される。)
(10) 危険防止(ラフプレイ禁止)ルール 公認野球規則6.01h(1)
本規則の趣旨は、フェアプレーの精神に則り、プレーヤーのあ全を確保するため、攻撃側のプレーヤーが野手の落球を誘おうとして、あるいは触塁しようとして、意図的に野手に体当たりあるいは乱暴に接触することを禁止するものである。
併せ、守備側の走者のベースパス付近に意図的に立ったり、身体を使い走者のベースパス(走路)上に構え「ブロック」をして走者の走塁を妨害する行為を禁止する。[オブストラクション6.01h(1)項」 6.01(h)(1)付記
「捕手はボールを持たないで、得点しようと…(以下略)」
3.アンフェアなプレーについて
(1) ベースコーチが打者走者の触塁に合わせて、「セーフ」のジェスチャーやコールをする行為をしてはならない。
(2) ボールがまだきていないときのタッグのまね(空タッグ)は行ってはならない。
(3) 隠し球は行ってはならない。
(4) 走者をファウルとだましてアウトにしようとしたり、進塁を妨げるような行為をしてはならない。
(5) 打者および捕手はストライク・ボールの判定に対して、球審を見返したり、不満を表すような態度をとってはならない。
4.試合上の注意について
(1) 試合は大会規定で定められた時間内で行うことを目標にし、スピーディーな試合進行に努めること。
(2) 試合が始まったら次打者以外の選手はベンチに入り、用具類はグラウンド内に放置せず、ベンチ内におくこと。
(3) 捕手から返球を受けた投手は、直ちに軸足を投手板に置いてサインの交換をすること。
(4) 打者はバッターボックス内で声をださないこと。捕手にも打者とのやり取りをさせないこと。
(5) ベンチ内から大声を出したり、抗議するような行為は厳禁する。チーム責任者は主催者の一員でもあることを認識し、自軍の応援団の行動も管理する。
【試合のスピード化に関する事項】
1.投手と捕手について
(1) 投手は初回(救援を含む)に限り、1分間を限度として8球以内の準備投球とする。攻守交代時は5球以内とする。(天候状況や試合の進行状況により準備投球を変えることがある。チームには事前に通告すること)
(2) 投手は走者無しの時、捕手からの返球を受け、打者が投手に面した後12秒以内に投球すること。
(3) 捕手が打者または走者の状態で攻守交代となったときには、捕手の防具装着はベンチ前ですばやく行うこと。この間、控え捕手が投手の投球練習のボールを受けること。
2.内野手間のボール回しについて
(1) 外野の飛球アウト、タッグプレイのアウト後のボール回しは行わないこと。
(2) 試合が遅れているか、日没まで短時間しかないときは、ボール回しを止めさせることがある。チームには事前に通告すること。
以上。