更新履歴

【2024626日】

守口 徹 教授の退職に伴う閉室と「株式会社食機能探索研究所 BABILON」起業のお知らせ

【2023年10月26日】

「これまでの研究成果」に【産後うつに関する研究】を追加しました.

「研究実績」に発表論文一覧を掲載しました.

【2018年6月1日】

「海洋素材機能解析研究室」は新しく「機能性脂質学研究室」に名称変更しました.旧サイトはこちら

現代の食事の欧米化は,本来,日本人が営んでいた菜食・魚食中心の生活から,植物油を多用した畜産物の料理に食卓を変貌させてしまいました.そのため,総脂質摂取量は増加の一途をたどり,栄養バランスが崩れて高血圧をはじめとした生活習慣病のリスクを高めてしまいました.

増加している脂質の中で,唯一,減少し続けている脂肪酸があります. それは、魚油やドコサヘキサエン酸(DHA)に代表される ω3 系脂肪酸です. 食生活において、この ω3 系脂肪酸が,欠乏すると相対する ω6 系脂肪酸とのバランスが大きく崩れ,生体の機能に様々な異変を起こすことがわかってきました. 私たちは,生体内に関わる ω3 系脂肪酸の役割について,胎児期から老年期に至るライフステージに合わせて詳しく調べ,ヒトの食生活と健康に役立てることを目的に研究を推進しています. 

2011年から7年間,日本水産株式会社のご支援により,寄附講座 海洋素材機能解析研究室を設置して頂き,活動して参りましたが,太田油脂株式会社には,この研究目的に引き続きご賛同頂き,2018年6月より,機能性脂質学研究室を開設するに至りました.