2015
初めて「区民まつり(サークル祭)」で連吟を謡いました。 今年の年初から 何か声を出すことで気分を高めたいと思って 麻生区民センターのサークル紹介掲示板を眺めておりましたら 、丁度 謡曲のお誘いがありましたので「これだっ!」と決めて見学をさせていただき参加を決めました。
能楽については何の知識もなく好きだった日本史で少しだけ能楽の存在を記憶しておりましたがセルリアンでの能楽を見た印象から 日本の文化の深さをもう少し味わいたいと願っていたこともきっかけでした。
実際に謡い方を覚え発声してみると 頭でわかっていてもなかなか難しいものだと感じております。基本をたのしく何度も繰り返しながら覚えていきたいものです。
熱心な中村先生はじめ多くの先輩方のご指導を受けながら終生 目標を高く持って励んでいければと切に願っております。本当に雰囲気の良いメンバーに恵まれたこの会との邂逅を喜んでおります。
田中 恭 (前列右から2番目が私です)
7月18日(土)その日は朝から今にも雨が降りそうな空模様だった。20回目の参加となるサークル祭の7月開催は、私の記憶では初めてだと思う。蒸し暑い夏日、着物に袴、立っているだけで汗が噴き出た。汗を拭いながら、誓願寺を無事に舞い終えたいと出番を待った。今まで阿漕、邯鄲、松虫などテンポの速い舞が多かったので、三番目物は苦手だった。「歩幅が広い!」「それでは男の人の歩き方」などと師匠のご注意を受けながらの稽古だったが、地謡の皆様に支えられて気持ちよく舞い終えることができた。