東京大学 大学院新領域創成科学研究科 先端生命科学専攻

分子生態遺伝学分野

Department of Integrated Biosciences, Graduate School of Frontier Sciences, The University of Tokyo

Laboratory of Molecular Ecological Genetics

生物は、その生息環境に合うかのように、実に多様な形、行動、生活史を示します。私たちの研究室では、このような生物の多様化がどのように生じてきたのか、その適応進化機構を研究しています。

具体的には、主にトゲウオ科魚類をモデルに、自然界でさまざまな形質の違いを生む原因遺伝子や原因変異を見つけ出し、その分子的機能、適応度への効果、進化的起源、生態系への影響を解析します。そして、その一般性を導き出すことで、生物の適応進化・多様化を駆動/制約する分子・生態機構の解明を目指します。

生物の適応進化に興味のある方の、大学院生、学振PD等としての受け入れ相談を歓迎しています。
それぞれの興味や事情に合わせて、相談に乗りますので、石川までお気軽にご連絡ください。

NEWS & TOPICS

2024.10.21 学生時代に行っていたアブラムシの繁殖多型の研究がZoological Science誌に受理されました。生活史から有性世代を失った単為生殖集団では、JH合成/分解関連遺伝子の日長応答性が失われていたという内容で、今イトヨで行っている研究に通じる結果です。とっても時間がかかってしまい反省ですが、博士論文に含まれていたほぼ全てのデータを出版できてほっとしました。

2024.10.15 夏の学会シーズンがいつの間にか過ぎ去って行きました...。今年は、EuroEvoDevo2024にLiuさん、3rd Joint Congress on Evolutionary Biologyに川本さんとLiuさん、進化学会に川本さんとLiuさん、魚類学会に玉井さん、動物学会に石川、Liuさん、玉井さん、石田さんが参加し、発表しました。また、魚類学会で玉井さんが最優秀ポスター発表賞を受賞しました!たくさんの人に協力していただき、直前まで頑張って解析をしていた成果が評価されて、よかったです!

2024.10.01 研究室に新しく丸山さんが参加しました!

2024.07.01 研究室に新しく石井さんが参加しました!

2024.06.22 第57回日本発生生物学会で、シンポジウム「Developmental homeostasis」 招待いただき、発表しました。

2024.06.21 京都大学生態研セミナーで発表しました。日本の生態学のメッカで研究されている方々と、楽しく情報交換でき、たくさんの設備を見学させていただいて、モチベーションが上がりました。

2024.05.31 研究室に新しく赤坂さん、岡西さん、馬さん、西口さんが参加しました!

2024.04.03 研究室に新しく日本学術振興会特別研究員PDの川本麻祐子さんが参加しました!

2024.03.28 3月中旬に開催された日本生態学会で、石川、Liuさんが口頭発表、玉井さん、原田さん、石田さんがポスター発表をしました。

2024.02.29 1月末にAldyさん、木鋪さん、原田さんが修士論文発表会を迎えました。3人とも3年間の努力の成果を存分に発揮した発表でした。Aldyさんが令和5年度 修士論文特別奨励賞を受賞しました!

2024.02.19 大阪大学OTRI生命医科学融合フロンティア研究部門若手グループ主催セミナー「生命への多角的アプローチ」にお呼びいただき、研究内容を紹介させていただきました。普段交流することの少ない医学部の若い研究者の方々ともお話しできて、とても楽しい時間でした。 

2024.02.06 研究室に新しく日本学術振興会特別研究員PDの福田茉由さんが参加しました!

2023.12.25 12月18日付けの朝日新聞「いま子どもたちは」玉井さん(D1)がインタビューを受け、記事に掲載されました。

2023.12.24 11月末から12月頭にかけて開催された分子生物学会神戸大会のオンラインシンポジウム「表現型可塑性とエピゲノム制御による生物の適応戦略」と、オンサイトシンポジウム「種固有の特徴を生み出すメカニズム」で招待いただき、発表しました。また、Liuさんも「種固有の特徴を生み出すメカニズム」の口頭発表にピックアップされ、発表しました。また、日本比較生理生化学会大阪大会の公開シンポジウムにもお呼びいただき、発表しました。どんどんオンサイトの学会発表が戻ってきていて、嬉しいですね!

2023.11.13 すっかり書きそびれていたのですが、9月に共著論文がEcology & Evolutionに出版されました。同じ川に棲むトミヨ近縁3種に対して耳石のストロンチウム同位体解析を行うことで、それぞれの種が異なる塩分濃度に生息することが分かりました。石川はトミヨの遺伝解析を行いました。オープンアクセスです。耳石が美しく並んだ図を是非見てください。

2023.10.03 夏の学会シーズンが終わりました。今年は進化学会で、シンポジウム「S6 進化学者が子を抱えてガッツリ研究発表する.果たして無事終えることができるのか?!」に参加し、リアルに子供を抱っこしながら講演しました。また、玉井さん、Aldyさん、木鋪さん、原田さんがポスター発表を行いました。久しぶりの大規模な対面学会で、たくさんの研究仲間たちと交流し、とても有意義でした。

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