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有松つなぐ会について
法人設立までの経緯
その前年の2017年、児童定員対応のため有松第二学童保育所(通称:第二)を開所する際も土地探しを行っておりましたが、結局見つからず、近隣の一軒家を借りて運営しています。その後たった1年で再開することになった土地探しでも、見つけることは難しいだろうことは容易に想像できました。2018年度及び2019年度の父母会役員は、通常の役員業務に加え、土地探しも行わなければならない状況が続きます。
有松学童保育所の移転地探しが難しいのは、土地の要件として、余裕のある土地を希望したこともあります。第二は貸家で運営しているためグラウンドがありません。ふたつの学童の子どもたちが自由に遊ぶ有松学童保育所のグラウンド確保はとても重要なのです。
子どもたちの集団遊び、夏の飯ごう炊きやトーチの練習、秋の運動会や冬のヤットコ...、晴れていれば子どもの半数ほどはグラウンドに飛び出し、クルクル様々な遊びを展開しながら楽しむ様子をみれば、グラウンドを何とか確保したいと思うのは必然でした。移転地探しから1年以上経過。都市公園、地域の方からのご紹介、名古屋市からの借地、いろいろあたってみたもののやはり適地は見つかりません。
地域の不動産屋さんなどにも情報を求めてみると、時折、条件は悪いけれど廉価な土地が売り出されることを知りました。ひょっとしたら、土地を所有することも手なのかもしれない。
たまたま同時期に、名古屋市の学童保育所で、木造建築を目的とした法人設立例があったことから、有松学童保育所では、移転問題の根本解決手段である土地の取得を目指し、法人設立を行いました。2022年、有松つなぐ会は木造建築に取り組んでいます。詳しくは「木造建築への想い」をご確認ください。
設立までの流れ
2018年~2019年
都市公園への移転
都市公園法の改正により、学童保育所(放課後児童クラブ)は都市公園への設置が可能となっているため、有松・桶狭間・南陵3学区の子どもたちが通える範囲の都市公園を調査したところ、候補はほんの数件のみ。また、名古屋市内ですでに都市公園移転を試みている学童保育所の状況から、公園近隣にお住まいの方へ公園の学童占有化に対する理解を求める活動に時間がかかることが見込まれ、土地返却に間に合わない可能性が高いため断念。
新たな土地探し
有松学童保育所近隣は、建物が建っていない土地が残っているようにみえても、生産緑地(農地として維持されなければならず、宅地転用ができない)であったり、市の都市計画上、学童保育所への土地の貸し出しができないなど難航。また、地域の方から移転候補地のご紹介があったものの、残念な結果に終わる。
法人設立検討へ
土地の情報を探し各所巡るうちに、「借地が無理なら、土地を購入したらどうか」と考えるようになる。ただ、学童のような任意団体では土地の所有ができないため、資金計画と同時に法人設立についても検討を開始。また、父母会でも議題にし、法人化と不動産取得の提案をし、質疑応答を行うように。ちょうど同時期、同じ名古屋市緑区にあるあおぞら学童保育クラブさんが立ち上げた一般社団法人 木の香るあおぞらの会さんが学童保育所から設立した法人ということで、参考にさせていただく。
2020年~
法人設立へ
2020年3月7日に臨時父母総会を開催し、議案「不動産取得のための法人設立」が参加者全員一致で可決。理事はこの父母総会を行った2019年度父母会長、有松学童保育所の主任指導員、及び有松学童保育所運営委員長の3名に決定。法人名称は、父母会アンケートにて「一般社団法人 有松つなぐ会」とした。
2020年に発生したコロナウイルス感染症対策のため学童保育所での集まりができず、一時休止。
緊急事態宣言が明けた2020年6月、法人登記完了。
【お願い】名古屋市内の留守家庭児童育成会(学童保育所)では、私達のほかにも土地・建物を探しているところは多くあります。土地や建物を学童保育所へ無償で提供していただいた場合、名古屋市減免条例によって固定資産税及び都市計画税が減免となります。学童保育所に貸与できる土地・建物の詳しい要件は、名古屋市放課後事業推進室のページ「学童保育所に利用できる土地・建物を募集します」をご確認ください。