「司書を呼ぶ」の説明書


【概要】

 「司書を呼ぶ」では音声認識の結果に基づいて、各種の機能を実行します。

 主な機能は、ページ移動、読み上げ、設定の変更、メニューの実行です。

 ここでは各機能について、どのような言葉を言えば実行されるかを例として示します。

 助詞や他の言葉を付け加えても実行されますが、ここでは最低限の言葉を示します。

 例に載っていない言葉、言い回しでも、実行される場合があります。

 キーワードには、実行のために必要な言葉を記載しています。「」で並べて記載されたものは、それらのどれか1つ、+で繋がっている箇所は両方が必要です。


例 「背景」+「画像」「イメージ」→「背景」と「画像」の両方、または「背景」と「イメージ」の両方を含む場合に実行されます。


 日本語の標準語のみ対応です。

 1回に1つの操作のみ実行可能です。

 一部の動作は画面の移動を伴うため、実行前に確認ダイアログが表示されます。

 聞き間違い、勘違い、ご容赦ください。


注:音声認識はインターネット経由で実行される場合があるため、パケット数が増大する可能性があります。

  詳細は、音声認識アプリの説明をご覧ください。


【全体的な機能】


□元に戻す

 設定・ページ移動を実行後、その設定・ページ移動を前の状態に戻すことができます。

 回数の制限はありません。


例:キャンセル


キーワード:「元に戻す」「キャンセル」「取り消し」「やり直し」


注:対象となるのは「司書を呼ぶ」で実行された設定変更・ページ移動のみです。

  作品を閉じたり、アプリケーションを終了するとできなくなります。


□再実行

 キャンセルした設定・ページ移動を再度実行します。

 回数の制限はありません。


例:キャンセルのキャンセル


キーワード:「再実行」「キャンセルのキャンセル」「戻したのを元に戻す」「取り消しの取り消し」「やり直しのやり直し」


注:「司書を呼ぶ」でキャンセル以外の設定・ページ移動を実行するとできなくなります。

  作品を閉じたり、アプリケーションを終了するとできなくなります。


【ページ移動】

 指定したページに移動します。指定方法には以下のものがあります。


1.ページ数による指定

  数字のみまたは数字+ページで指定したページに移動します。


  例:十五

    二十ページに移動


2.位置による指定

  「最初」「次の次」「○ページの次」などと指定することで指定のページに移動します。


  例:前

    十ページの次の次

    最後のページの前

    最後から三ページ目


3.しおり、メモ、画像、見出しによる指定

  「次のしおり」「前の前のメモ」「最初の画像」「5個目の見出し」などと指定することで、指定したしおり、メモ、画像、見出しのページに移動します。

  「次」は、現在のページの次のページ以降の最初のもの、「前」は現在のページの前のページ以前の最後のものを意味します。つまり現在のページは含まれません。

  この指定は、1.2.の指定と組み合わせることはできません。


  例:次の次のしおり

    最後から3番目の見出し


  また、しおり、メモ、見出し、画像のキャプションに含まれる言葉を指定して、そのしおりなどがあるページを表示することができます。「○○の見出し」「○○と書いたメモ」のように「の」「と書いた」「を含む」などでつないで指定します。「次」「○個目」などと組み合わせると、指定した言葉を含む中で「次」や「○個目」の意味になります。

  しおりの場合「今日」「昨日」「一昨日」「○日前」と指定すると、その日に作成したしおりの中から検索されます。


  例:青空のメモ

    青空を含む次のメモ

    2個目の青空の画像

    一昨日のしおり


  オプション:「表示」「見せる」「出す」の活用形を加えると、ページ移動した後、指定したしおり、メモ、画像を表示することができます。画像の場合さらに「拡大」「大きく」「最大」を加えることで拡大した状態で表示できます。


  例:次のメモ出して

    最後の画像を拡大表示


【読み上げ】

 読み上げでは、開始位置、終了条件、声の高さ、読む速さ、読む方向を指定できます。

 これらは同時に指定できます。

 声の高さ、読む速さを指定した場合でも読み上げ設定は変更されません。


例:読め

  最初から読んで、高く、速く

  次のしおりから2段落読み上げ

  3ページから4ページまで読みなさい

  一番高い声で5行目から逆に読んで


 キーワード:「読み上げ」「読みな」「読んで」「読め」


・開始位置

 言葉で指定しない場合、従来通り以下の優先順位で開始位置が決まります。

 前回読み終わった後ページ移動していない場合、続きの文字。

 作品内の文字列を選択している場合は、選択した最初の文字。

 現在のページの最初の文字。


1.ページによる指定

  指定ページの最初の文字から読みます。

  ページの指定方法は、【ページ移動】の項目を参照してください。


  例:5ページから読んで


2.行による指定

  指定ページの指定行の最初の文字から読みます。

  ページを指定しない場合は、現在のページになります。

  行数には空の行もカウントされます。


  例:2行目から読んで


3.文字数による指定

  指定ページまたは指定行の指定文字目から読みます。


  例:5文字目から読んで

    3行目3文字目から読め


4.しおり、メモ、画像、見出しによる指定

  しおり、メモがついた文字、画像の次の文字、見出しから読みます。

  指定方法は、【ページ移動】の項目を参照してください。


  例:3個目のしおりから読んで


5.続きから

  通常、ページ移動をしなければ続きから読みますが、「続き」「続けて」を入れると、ページを移動した場合でも、続きから読み上げます。


  例:続きから読め


6.作品内検索による指定

  任意の単語+「から」で、指定した単語を作品内検索し、見つかった位置から読み始めます。

  「次の」「前の前の」「最初の」「○個目の」などと指定すると指定した箇所から、指定しない場合は現在のページの最初の箇所から読み上げます。


  例:前の青空から読みなさい


・終了条件

 言葉で指定しない場合、以下の優先順位で終了条件が決まります。

 作品内の文字列を2文字以上選択している場合は、選択した最後の文字。

 作品の最後。


1.開始位置と同様の指定

  開始位置と同様にページ、行、文字数、しおり、メモ、画像、見出し、作品内検索による指定ができます。

  「から」の後に終了位置を「まで」で指定すると、その条件で読み終わります。


  例:5ページ2行目から3行目まで読んで


2.文、段落による指定

  ○文、○段落と指定すると、その範囲で読み終わります。文は。」』!?.までです。段落は原文の改行までです。


  例:3段落読んで


・声の高さ

 指定しない場合、読み上げ設定の設定どおりになります。

 読み上げ設定と同様に、「高く」「低く」「高音」「低音」などの高さの表現、または「ピッチ」「高さ」「音程」「キー」+「上げる」「ダウン」などの表現で指定します。

 さらに、「とても」「少し」「一番」などの形容詞を追加可能です。


 例:一番高く読んで

   少し音程を下げて読んで


・読む速さ

 指定しない場合、読み上げ設定の設定どおりになります。

 読み上げ設定と同様に、「速く」「ゆっくり」「早口」「スロー」などの速さの表現、または「スピード」「速さ」「速度」「テンポ」+「アップ」「下げる」などの表現で指定します。

 さらに、「かなり」「特に」「比較的」などの形容詞を追加可能です。


 例:かなり速く読んで

   だいぶゆっくり読んで


・読む方向

 「逆」「反対」を指定すると、下から上に逆さまに読みます。ただし逆に読んだ場合でも、漢字の読みは逆にはなりません。(青空→「らぞおあ」にはならず、「そらあお」になる)

 逆の場合でも、読み上げ辞書などの設定はすべて適用後に逆になります。


 例:逆に読んで


【設定の変更】

 設定の項目名と設定名を言うことで、設定を変更できます。


 項目名のみを言った場合、その設定の選択肢と現在の設定を順に表示します。

 また、設定の変更では、全ての設定でデフォルト値を指定することができます。


例:背景デフォルト


設定名:「デフォルト」「初期」「標準」「普通」「元々の」「最初の」


□フルスクリーン表示

□外字の変換

□ページ移動アニメーション

□フリックによるページ移動

□イヤホンのリモコン操作

□広告


例:フルスクリーンしない

  外字変換する

  アニメ無効

  フリック移動オン

  イヤホン有効

  広告オフ


項目名:「フルスクリーン」

    「外字」+「変換」

    「アニメ」

    「フリック」+「移動」

「マイク」「イヤホン」「ヘッドホン」「リモコン」

    「広告」「宣伝」「CM」


設定名:する→「する」「あり」「オン」「有効」「セット」「許可」

    しない→「しない」「なし」「オフ」「無効」「解除」「禁止」

    現在の設定から変更する→「変更」「変える」「チェンジ」


注:フルスクリーン表示、外字の変換の設定は次に読み込んだ作品から反映されます。表示している作品に反映するには、設定画面から「レイアウト変更を反映」を実行する必要があります。


□禁則処理


例:禁則追い込み


項目名:「禁則」


設定名:「追い込み」「追い出し」

    処理しない→「しない」「なし」「オフ」「無効」「解除」「禁止」


注:禁則処理の設定は次に読み込んだ作品から反映されます。表示している作品に反映するには、設定画面から「レイアウト変更を反映」を実行する必要があります。


□フォント

□読書画面の背景画像

□辞書(EPWING形式)

□司書画像


例:フォントを明朝に変更

  背景画像、富士山

  辞書に広辞苑をセット

  司書画像に猫


 実行するには、以下の手順が必要です。

1.使用するファイルをローカルの1つのフォルダに保存する。

2.使用するファイルのファイル名を使用したいキーワードに変更する。

3.設定画面の各項目のファイル選択で、使用するファイルの1つを一度設定する。独自ダイアログの場合は、フォルダ表示後にキャンセルしても可。

4.読書画面で司書を呼び、項目名と設定するファイル名の一部(キーワード)を言う。


 各項目ごとに1つのフォルダのみ設定可能で、サブフォルダは含みません。

 ファイル名はキーワードとお互いに部分一致しますので、長いファイル名の一部を指定することもできます。

 辞書の場合、同じフォルダにあるCATALOGSファイルに記載された辞書名も指定可能です。


項目名:「フォント」

    「背景」「バック」+「画像」「イメージ」

    「辞書」+「設定」「ファイル」「チェンジ」「セット」「変更」「選択」「切り替え」

    「司書」「おまかせ」+「画像」「イメージ」


設定名:設定するファイル名の一部

    ○○を△△に設定、△△に○○をセットなどと指定。

    なし→「しない」「なし」「オフ」「無効」「解除」「禁止」


注:フォントの設定は次に読み込んだ作品から反映されます。表示している作品に反映するには、設定画面から「レイアウト変更を反映」を実行する必要があります。


□レイアウト変更

 レイアウト変更は直接言葉で変更することはできません。

 レイアウト画面に遷移します。


例:レイアウト

  文字間隔


項目名:「レイアウト」「余白」

    「文字」「フォント」+「サイズ」「間隔」

    「行」+「間隔」


□テーマ


例:テーマホロ黒


項目名:「テーマ」


設定名:黒→「黒」「ブラック」

    Holo黒→「ホロ黒」「ホロブラック」

    Holo白→「ホロ白」「ホロホワイト」

    Material黒→「マテリアル黒」「マテリアルブラック」

    Material白→「マテリアル白」「マテリアルホワイト」


□作品リストの文字サイズ


例:作品リスト文字大


項目名:「作品」+「文字」+「一覧」「リスト」


設定名:「小」「中」「大」「極大」「特大」「超特大」


□横組み


例:横組み半角

  横書き禁止


項目名:「横組み」「横書き」


設定名:注記と半角英数記号→「半角」「記号」「全部」「両方」

    注記のみ→「注記」「脚注」「注意」

    横組み禁止→「しない」「なし」「オフ」「無効」「解除」「禁止」


□ヘッダー

 作品名の表示有無と文字サイズは同時に指定可能です。


例:ヘッダー作品名大


項目名:「ヘッダー」


設定名:なし→「消し」「なし」


・作品名を消す

 「作品名」+「消し」「なし」

 「ページのみ」「ページだけ」


・作品名を出す

 「作品名」


・文字サイズ

 「特大」「大」「中」「小」


□ルビ追加


例:ルビ全部

  振り仮名初回


項目名:「ルビ」「振り仮名」


設定名:なし→「しない」「なし」「オフ」「無効」「解除」「禁止」

    原文ルビを初回以降も表示→「原文」「初回」

    読み上げ辞書を表示→「読み上げ」「辞書」

    原文ルビ初回以降+読み上げ辞書を表示→「両方」「全部」「足す」「プラス」


□スリープを抑制


例:スリープ本体

  スリープ5分


項目名:「スリープ」「省電力」


設定名:本体設定のまま→「本体」「システム」「まま」

    スリープにしない→「しない」「なし」「オフ」「無効」「解除」「禁止」

    1ページ3分延長→「3分」

    1ページ5分延長→「5分」

    1ページ10分延長→「10分」

    1ページ30分延長→「30分」


□タップによるページ移動


例:タップ移動左前

  左右タップ右が次

  タップ移動逆

  上下全体タップ上が次


項目名:「タップ」+「ページ」「移動」「左右」「上下」


設定名:なし→「しない」「なし」「オフ」「無効」「解除」「禁止」


・位置

 全体→「全」

 上部→「上」(「上下」を除く)

 中央部→「中」

 下部→「下」(「上下」を除く)

 右部→「右」(「左右」を除く)

 左部→「左」(「左右」を除く)


・方向

 左:次 右:前→「左次」「左が次」「左を次」「右前」「右が前」「右を前」

 左:前 右:次→「右次」「右が次」「右を次」「左前」「左が前」「左を前」

 上:前 下:次→「下次」「下が次」「下を次」「上前」「上が前」「上を前」

 上:次 下:前→「上次」「上が次」「上を次」「下前」「下が前」「下を前」

 「逆」「反対」方向が現在の逆になります。

 「上下」「左右」指定した方向になります。


□フリックによるページ移動方向


例:フリック方向、右が次


項目名:「フリック」+「方向」「向き」


設定名:右:次ページ 左:次ページ→「右次」「右が次」「右を次」「左前」「左が前」「左を前」

    左:次ページ 右:前ページ→「左次」「左が次」「左を次」「右前」「右が前」「右を前」

    上:次ページ 下:前ページ→「上次」「上が次」「上を次」「下前」「下が前」「下を前」

    下:次ページ 上:前ページ→「下次」「下が次」「下を次」「上前」「上が前」「上を前」


□フリックの感度


例:フリック感度、最高


項目名:「フリック」+「感度」


設定名:「最低」「低」「中」「高」「最高」


□次ページキー

□前ページキー


例:次ページキー上

  前ページボタン音量アップ


項目名:「次」+「ページ」+「キー」「ボタン」

    「前」+「ページ」+「キー」「ボタン」


設定名:なし→「しない」「なし」「オフ」「無効」「解除」「禁止」

    上キー→「上」

    下キー→「下」

    左キー→「左」

    右キー→「右」

    中央キー→「中央」

    音量アップキー→「音量アップ」

    音量ダウンキー→「音量ダウン」

    スペースキー→「スペース」


□読書画面のダブルタップ

□読書画面の上フリック

□読書画面の下フリック

□読書画面の右フリック

□読書画面の左フリック


例:ダブルタップ、次

  上フリックを辞書

  下フリックは司書


項目名:「ダブルタップ」

    「上」+「フリック」

    「下」+「フリック」


設定名:同種文字選択→「同種」「文字」「選択」

    次ページ→「次」

    前ページ→「前」

    ページ選択→「ページ選択」

    辞書検索→「辞書」

    作品内を検索→「作品内」「作品中」「この作品」

    読み上げ開始/終了→「読み上げ」「開始」「終了」

    しおり・メモ一覧→「しおり一覧」「メモ一覧」「メモリスト」

    見出し→「見出し」「目次」

    画像一覧→「画像」「挿絵」

    字体変換旧⇒新→「字体」「旧漢字」「旧字」

    作品リスト→「作品リスト」

    設定→「設定」

    読み上げ設定→「読み上げ設定」

    ウェブ検索→「ウェブ」「検索」「グーグル」「ネット」

    しおり/はずす→「しおり」

    メモ/編集→「メモ」

    司書を呼ぶ→「司書」「呼ぶ」


□読書画面の上下


例:上下固定

  自動上下


項目名:「上下」


設定名:「自動」「固定」

    逆に固定→「逆」


□読書画面の明るさ

 読書画面の明るさは、システム設定に従うかどうかと、明るさを指定します。

 明るさを指定した場合、システム設定に従うは解除されます。


例:明るさ五十

  画面明るく

  ライト本体


項目名:「明るさ」「ライト」

     「画面」+「明」「暗」


設定名:システム設定に従うを有効にする→「システム」「本体」「従う」

    システム設定に従うを無効にする→「従わない」「独自」「ユーザー」

    0~100の数値を指定すると、0~100%に設定されます。

    明るくする→「明るく」「アップ」「上げる」「増加」「最大」など 

    暗くする→「暗く」「ダウン」「下げる」「減少」「最低」など

    「明るく」「ダウン」などは「だいぶ」「いくらか」などの程度をつけることができます。


□読書画面の色

 読書画面の背景色または文字色を変更します。

 「紺」「灰色」などの色を指定できます。また「浅い」「ダーク」などの形容詞、さらに「結構薄い」「やや暗い」などの表現を加えることができます。

 1回で背景色と文字色のどちらかしか変更できません。


例:背景黒

  文字薄い緑

  背景明るく


項目名:「背景」「バック」

    「文字」「テキスト」「字の色」


設定名:「白」「ピンク」などの色、および「ライト」「濃い」などの形容詞と「とても」などの程度を表す言葉


□マークの大きさ


例:マークサイズ大


項目名:「マーク」「印」+「大きさ」「サイズ」


設定名:「大」「中」「小」


□挿絵マークの色

□注記マークの色

□しおりマークの色

□メモマークの色

 各マークの色を変更します。「赤」「緑」などの色を指定できます。また「明るい」「濃い」などの形容詞、さらに「とても薄い」「少し暗い」などの表現を加えることができます。

 中の色と線の色は同時には指定できません。ただし、デフォルトにする場合は両方デフォルトになります。


例:挿し絵マーク、赤

  濃い青の注記マーク

  しおりマークの線を白

  メモの印をとても薄く


項目名:「マーク」「印」+「挿し絵」「画像」「イメージ」

    「マーク」「印」+「注記」「脚注」「注意」

    「マーク」「印」+「しおり」

    「マーク」「印」+「メモ」


設定名:「黄色」「黒」などの色、および「淡く」「暗く」などの形容詞と「若干」などの程度を表す言葉


オプション:「線」「枠」「縁」線の色を変更。


□選択領域の色

 選択領域の色を変更します。

 「オレンジ」「黄緑」などの色を指定できます。また「淡い」「深い」などの形容詞、さらに「そこそこ濃い」「ちょっぴり暗い」などの表現を加えることができます。

 1回で色と透明度のどちらかしか変更できません。


例:選択領域赤

  マーカー黒ベタ

  選択状態透明度アップ


項目名:「選択」+「領域」「状態」「範囲」

    「マーカー」


設定名:色の場合

    「茶色」「金色」などの色、および「浅い」「暗い」などの形容詞と「多少」などの程度を表す言葉

    透明度の場合

    「下げる」「ダウン」「濃く」

    「上げる」「アップ」「薄く」


オプション:「透明度」「濃さ」透明度の設定になります。

      (「透明度」と「濃さ」では「上げる」の意味が逆になります)

      「透明」「透過」透明度が最大になり、表示されなくなります。

      「不透明」「ベタ」「塗り」透明度が0になります。

      「半透明」透明度が50%になります。

      「半透明」「塗り」の場合は同時に色の指定が可能です。


□司書の返事


例:返事音声


項目名:「返事」


設定名:ポップアップ→「ポップアップ」

    ダイアログ→「ダイアログ」

    音声→「音声」


□作品のダウンロード


例:作品ダウンロードダイアログ

  作品のダウンロード読む


項目名:「作品」+「ダウンロード」


設定名:ダイアログを表示する→「ダイアログ」「表示」

    ダウンロードのみ→「のみ」「だけ」

    ダウンロードして読む→「して」「読む」


□ダウンロード通知


例:通知なし

  作品毎に通知


項目名:「通知」


設定名:通知しない→「しない」「なし」「オフ」「無効」「解除」「禁止」

    作品毎に通知→「作品」「毎回」

    最後の通知のみ残す→「最後」「のみ」「ひとつ」「一個」


□ダウンロードマネージャの使用


例:ダウンロードマネージャ使う

  ダウンロードマネージャ使用しない


項目名:「ダウンロード」+「マネージャ」+「使」


設定名:使用する→「使う」「使え」「使って」「する」「して」「しろ」「たい」「ます」

    使用しない→「使うな」「するな」「ない」「ません」


□テキストファイルの選択

□画像ファイルの選択

□フォントファイルの選択

□辞書ファイルの選択


例:テキストファイルの選択、独自

  画像ファイル、ダイアログで選択

  フォントファイル選択は外部

  アプリで辞書ファイルを選択


項目名:「テキスト」+「ファイル」+「選択」

    「画像」+「ファイル」+「選択」

    「フォント」+「ファイル」+「選択」

    「辞書」+「ファイル」+「選択」


設定名:独自ダイアログ→「独自」「ダイアログ」

    外部アプリケーション→「外部」「アプリ」「別」


□声の高さ

□読む速さ

 読み上げ設定を変更します。高さは「高く」「低く」「高音」「低音」などの高さの表現、または「ピッチ」「音程」「キー」+「上げる」「ダウン」で指定します。速さは「速く」「ゆっくり」「早口」「スロー」などの速さの表現、または「スピード」「速度」「テンポ」+「アップ」「下げる」などの表現で指定します。

 さらに、「とても」「少し」「一番」などの形容詞を追加可能です。

 現在の設定値からの相対的な変化になります。


例:高さをすごく上げて

  読むのを少し速く

  声低く

  スピード最低


項目名・設定名:「ピッチ」「高さ」「音程」「キー」+「アップ」「最大」などの程度を表す言葉

        「声」+「高く」「低音」などの高さを表す言葉

        「スピード」「速さ」「速度」「テンポ」+「ハイ」「減らす」などの程度を表す言葉

        「読」+「遅め」「高速」などの速さを表す言葉


【メニューの実行】

 キーワードを言うことで、メニューの項目を実行できます。

 読書画面だけでなく、作品リストのメニューも実行可能です。

 一部のメニューはオプションを指定できます。


□ページ選択


例:ページ選択


キーワード:「ページ」+「選択」「移動」「バー」


□辞書検索

 調べる単語を指定することができます。

 従来通り、作品中の文字列を選択して実行したり、手入力することもできます。

 文字列の選択より、声での指定が優先されます。


例:辞書で青空

  辞書

  青空を辞書検索


キーワード:「辞書」のみまたは、

      「辞書で」「辞書から」

      「辞書」+「検索」「調べ」「探」「引」


オプション:調べる言葉の指定

     「辞書で○○を検索」「○○を辞書で引く」などと指定します。


□作品内検索

 検索する言葉を指定して、作品内検索を実行できます。

 従来通り作品内の文字列を選択したり、手入力することも可能です。


例:作品内検索

  次の青空を探す

  この作品の2つ目の青空


キーワード:「作品内」「作品中」「作品の中」「この作品」

      「次」「○個目」などの位置+「検索」「探す」の活用形

      検索する言葉の指定

      「○○を作品内で探す」「次の○○を検索」などと指定します。


オプション:「次」を指定すると、次のページ以降で最初の箇所に移動します。

      「前」を指定すると、前のページ以前で最後の箇所に移動します。

      「最初」「最後」「○個目」「○つ目」「○番目」「最後から○個目」などと指定すると、指定した箇所に移動します。


□見出し


例:見出し


キーワード:「見出し」「目次」


□しおり・メモ一覧


例:しおり一覧


キーワード:「しおり」「メモ」+「リスト」「一覧」


□画像一覧


例:挿し絵一覧


キーワード:「画像」「挿し絵」「イメージ」+「リスト」「一覧」


□字体変換旧⇒新

 実行ごとに適用と解除が切り替わります。


例:字体


キーワード:「字体」「旧漢字」「旧字」


□作品リスト

 作品リストに戻ります。検索条件を指定可能です。


例:作品一覧

  作品リスト、テキスト、途中

  作品リストで芥川


キーワード:「作品」+「リスト」「一覧」


オプション:「テキスト」テキストモードになります。

      「青空」青空文庫モードになります。

      「途中」読んでいる途中の作品を表示します。

      「未読」ダウンロード済の、未読作品を表示します。

      「既読」読み終わった作品を表示します。

      「ダウンロード」ダウンロードしてある作品を表示します。

      「一年」「新着」新着順一年分を表示します。

      「五十音」「作品名」作品名五十音順を表示します。

      カスタム検索の名前を指定することもできます。両方のモードから検索されます。

      以上に当てはまらない場合、指定の単語で検索します。「作品リストから○○で検索」などと指定します。

      作品中の文字列を選択して指定することもできます。


□設定


例:設定

  設定読み込み

  設定保存


キーワード:「設定」


オプション:「読み込み」 設定の読み込み/保存ダイアログを表示します。

      「保存」 現在の設定の保存ダイアログを表示します。


□共有

□コピー

 共有・コピーする言葉を指定できます。

 言葉の指定は「○○を共有」「○○の共有」「○○共有」「○○をコピー」「○○のコピー」「○○コピー」の形式です。

 従来通り、作品内の文字列を指定することもできます。

 作品内の文字列を選択している場合、選択した文字列が優先されます。


例:共有

  青空をコピー

  作品情報をシェア

  引用コピー

  ルビを共有


キーワード:「共有」「シェア」

      「コピー」


オプション:「作品」+「情報」作品情報を共有/コピーになります。

      「作品名」「タイトル」「この作品」「この本」作品名(サブタイトル含む)の共有/コピーになります。

      「著者」「作者」「翻訳者」「人名」 著者他全員の名前の共有/コピーになります。

      「引用」 文字列を選択している場合、引用して共有/コピーになります。

      「ルビ」「振り仮名」「注記」「脚注」ルビ・注記を共有/コピーします。(ルビの先頭または注記マークの下の文字を一文字選択している場合のみ)


□読み上げ設定


例:読み上げ設定


キーワード:「読み上げ」+「設定」


□読み上げ辞書編集

 作品中の文字列を指定していると、入力された状態で起動します。


例:読み上げ辞書


キーワード:「読み上げ」+「辞書」


□読み上げ辞書読み込み


例:読み上げ辞書読み込み


キーワード:「読み上げ」+「辞書」+「読み込み」


□読み上げ辞書書き出し


例:読み上げ辞書書き出し


キーワード:「読み上げ」+「辞書」+「書き出し」


□読み上げ辞書全削除


例:読み上げ辞書全削除


キーワード:「読み上げ」+「辞書」+「全」+「削除」


□読み上げ詳細設定


例:読み上げ詳細


キーワード:「読み上げ」+「詳細」


□機器の読み上げ設定


例:機器の読み上げ


キーワード:「読み上げ」+「機器の」「OS」「Android」


□読み上げ自動終了設定


例:読み上げ自動終了設定

  読み上げ終了なし

  読み上げ自動1時間

  読み上げ終了12時10分

  読み上げ終了100ページ

  読み上げ終了条件文


キーワード:「読み上げ」+「自動」「終了」


オプション:「しない」「なし」「オフ」「無効」「解除」「禁止」なしになります。

      「時間」または「分」タイマー指定になります。

      「時」「分」時刻指定になります。

      「ページ」ページ指定になります。

      「条件」続けて「段落」「文」「すべて」を指定することで終了条件を設定します。

      オプションがない場合はダイアログを表示します。


□読み上げ音声の選択


例:読み上げ音声


キーワード:「読み上げ」+「声」「ボイス」


□ヘルプ


例:ヘルプ


キーワード:「ヘルプ」


□ウェブ検索

 検索ワードを指定して、ウェブ検索します。

 検索ワードは「○○でウェブ検索」「○○でググって」のように指定します。

 作品中の文字列を選択して検索することもできます。


例:青空文庫をネット検索

  ウェブで青空文庫

  青空文庫って何

  作者でググって

  作品名でグーグル検索


キーワード:「ウェブ」「ネット」「グーグル」「って何」「ググる」の活用形


オプション:「作品名」「タイトル」「この作品」「この本」作品名(サブタイトル含む)で検索されます。

      「著者」「作者」「翻訳者」「人名」 著者他全員の名前で検索されます。


□しおり

 1文字選択した状態で使用すると、しおりを作成します。

 既にしおりがある場合は、削除になります。


例:しおり

  しおり移動


キーワード:「しおり」


オプション:「移動」「移す」しおりの移動になります。(しおりのある文字を選択した場合のみ)


□メモ

 1文字選択した状態で使用すると、メモを作成します。

 メモに記入する言葉を指定できます。

 記入する言葉の指定は「メモ○○」または「○○メモ」の形式で「に」「で」「と」「って」「という」「っていう」「書く」「記す」などの言い回しを追加することが可能です。

 既にメモがある文字を指定している場合、編集になります。


例:メモ

  青空とメモ

  メモに青空と書く

  青空っていう覚え書き


キーワード:「メモ」「付箋」「覚え書き」


オプション:「移動」「移す」メモの移動になります。

      「削除」「外す」「はがす」メモの削除になります。


□おまかせ


例:おまかせ


キーワード:「おまかせ」


□説明書


例:説明書


キーワード:「説明書」「マニュアル」「取説」


□バックアップ


例:バックアップ


キーワード:「バックアップ」


□バックアップの復元


例:バックアップ復元


キーワード:「バックアップ」+「復元」


□ダウンロードマネージャ


例:ダウンロードマネージャ


キーワード:「ダウンロード」+「マネージャ」


□バージョン情報


例:バージョン


キーワード:「バージョン」


【その他】


□作品リストを更新


例:作品リスト更新


キーワード:「作品」+「一覧」「リスト」+「更新」「アップデート」「最新に」


□メニュー


例:メニュー


キーワード:「メニュー」


□拡大

□縮小

 拡大・縮小を実行します。

 文字列を選択している場合、選択した文字列の周辺を拡大/縮小します。


例:拡大

  縮小


キーワード:「拡大」

      「縮小」


オプション:「上」「下」「左」「右」文字列を選択していない場合、画面の指定した方向を中心に拡大/縮小します。指定しない場合は、画面の中央が中心になります。


□作品情報

 作品情報を表示します。


例:作品情報


キーワード:「作品」+「情報」


□青空文庫のホームページ


例:青空文庫


キーワード:「青空文庫」


□青空司書のホームページ


例:青空司書のホームページ


キーワード:「青空司書」+「ホームページ」


□Google Playの青空司書


例:グーグルプレイの青空司書


キーワード:「青空司書」+「グーグルプレイ」


□Amazonの青空司書


例:アマゾンの青空司書


キーワード:「青空司書」+「アマゾン」


□文字数カウント

 現在のページ、作品全体または選択範囲の文字数を表示します。

 作品内の文字列が選択されている場合は選択範囲の文字数、選択されていない場合は現在のページの文字数になります。

 オプションをつけると、作品全体の文字数になります。


例:文字数

  カウント


キーワード:「文字」+「数」「いくつ」「なん」

      「カウント」


オプション:「作品」「全体」作品全体の文字数になります。


□音声認識の結果表示

 音声認識の生の結果をすべて表示します。

 実行するごとに有効/無効が切り替わります。

 作品を閉じたり、アプリケーションを終了すると無効になります。


例:結果表示


キーワード:「結果」+「表示」


□司書を呼ぶの説明書


例:司書呼ぶ


キーワード:「司書」+「呼ぶ」「説明」「解説」


□挨拶

 挨拶を返します。


 例:こんにちは