2011

2010年12月・2011年1月合併号

■ AMF 30周年シンポジウム特集

2010年10月の関西例会は、AMF 30周年シンポジウムとして「今、外国人地方参政権を考える」をテーマに開催されました。

公開シンポジウムで事前にチラシや新聞などで広報し、関西会員だけでなく京都や大阪からの一般参加で、実り多い集まりになりました。

・ はじめに 「国際結婚を考える会」の30年 

・ 「永住外国人への地方参政権の法制化をめぐって」

いま日本には200万を超える外国人が暮らしています。国際結婚も増え、現在は10組に1組は国際結婚となっています。これからはそのような人たちが日本社会を構成する一般的な形態となっていくでしょう。いろんなルーツをもつ人たちが、この日本社会で住民として人間らしい暮らしができる社会を作ることが大切になってきます。

日本国籍をもつ人だけが人間らしい暮らしをするのではなく、どのような国籍であれルーツであれ、基本的な人権が守られる国にしていくことが、我々外国人だけでなく、実は日本人にとっても暮らしやすい社会というものでしょう。(前文より)

・ 「私も言いたい~日本に住んでいる外国籍住民から」

・ 講演 「外国人地方参政権 これまでとこれから」

・ 会場アンケートから

・ シンポジウムが終って

・ 西日本の会員から寄せられた感想

・ シンポジウム報告の編集後記

■ 「1985年花であること」 京都上映会のお知らせ

■ 請願報告

■ 定例会報告とお知らせ(西日本、東日本)

■ 会計からのお知らせ

2011年2月号

■ 二重国籍容認を求める手紙 

“単一国籍”政策によって日本が失うものと世界が得るもの

3人の日米二重国籍のこどもたちの父親として、日本政府が二重国籍容認に踏み切ることを要求する。現在のような中途半端な法の運用は何の役にも経たないばかりか悪い影響を社会やこどもの上に与えることになる。

■ 特集1 アイデンティティ

・ わが家のアイデンティティ 

兄妹でも、育ち方の違いでアイデンティティもちがってくる。

・ わたしのアイデンティティー 

ハーフ同士の結婚だった私たちだが、子どもが生まれると、自分自身のアイデンティティが気にならなくなってきた。

・ アイデンティティーについて 

国によってそれを強く意識させられるところと、まったく無頓着でくらせるところがある。

・ ID(アイデンティティ)あれこれ 

米国とちがって日本では自分のアイデンティティといやがおうでも向きあわされる。

■ 特集2 手作り・創作の喜び

・ なんでも楽しく手作り、創作 

ビーズ、シュガーアート、パンつくりなど。

・ 味噌作りの講習会 

日本にいたら考えもしなかったみそづくり、ドイツのある日本人会で講習会をひらくに至るが大好評を博す。

・ 私は手仕事が好きです 

常に針や編み棒を手にしていたわが半生をふりかえって。

・ 西オーストラリア、実りの夏 

わが家の庭の収穫物を写真で紹介。

■ 特集3 夫婦が力を合わせるとき

・ チャリティーバザーの運営 

バザーをひらいては世界中の困っている人たちに寄付するという形を1975年以来ずっと続けている。

■ 夫婦別姓: 「同姓強制は憲法違反」 国家賠償求め提訴へ

夫婦に同姓を強制する現行の民法は憲法の精神に違反している、として夫婦別姓を望む男女5人が東京地裁に提訴。

■ 佐藤文明さんと戸籍制度 

戸籍は差別を生みだす制度だとして、生涯にわたって戸籍制度を糾弾してきた佐藤文明さんの業績を思う。

■ 佐藤文明さんを偲ぶ 

佐藤さんの活動に関して思いだすこと。

■ さてどうしよう?まだ国際結婚に反対の両親 

結婚22年を経た今も両親の承諾をえられないが、あせらず解決の道をさがしていきたい。

■ 発送作業のススメ 

一般会員へ、会報発送作業は負担なく誰にでもできる作業なので、一度トライしてみることを勧めたい。

■ 会費納入のお願い

■ 東日本2月定例会のお知らせ/西日本3月定例会の予定

2011年3月号

■特集1 国籍法請願運動10年

2011年はAMF請願運動が始まってから10年の節目にあたります。この10年のあゆみを振り返ります。

・ 国籍法請願運動クロニクル 

・ 過去10年間の国籍法改正運動関係の請願署提出状況の統計表とその説明

・ 請願活動の思い出    

・ 請願委員をやってみての感想

・ 請願委員2004~2006の追憶

・ 今、当事者として国に問いたいこと

■特集2 継承語について

復文化家族(Multi-Cultural Families)にとって近年耳にする「継承語」という言葉は大変気になる言葉ではないかと思います。

継承語とは何かについて、また、次世代に伝えたい言葉について考えてみませんか。

・ 「継承語教育ってなんだろう」

・ 継承すべき日本語とは?

■緊急特集 東日本大震災

2011年3月11日、宮城県沖でM9の巨大地震が発生しました。

沿岸部を襲った大津波、そして福島第一原発の事故、未だに続く余震……。不安と共に過ごしたこの1ヶ月。国内、そして、海外からの報告をお伝えします。

・ イギリス、アメリカ、カナダからの報国、京都のピースウォーク報告

■さてどうしよう? まだ国際結婚に反対の両親・続編

■東日本AMF 30周年記念講演会と茶話会報告

■国際結婚を考える会 創立30周年記念講演会「国際結婚とシティズンシップを考える」

2011年4月・5月合併号

■ 特集 離婚

・ ドイツの離婚手順

・ 日本での離婚

・ ケンタッキー州での離婚

・ ドイツでの離婚

・ 人生可もなく不可もなし

・ 日本で「調停離婚」

・ ノーモア マダムバタフライ

■ オランダから千羽鶴の願いを被災地へ!

折鶴を千羽折れば、願いが実るといわれています。世界中で鶴を

折れば、そんな願いがこれからの「明日」につながっていきます。

オランダから東日本大震災被災地へ、慈善試合・募金活動など復興を

願う活動報告。

■ 東日本大震災 イスラエルの反応

イスラエルの大震災への反応と対応。また、日本語を話せる若者も

通訳担当で編成に加える見習うべきイスラエルの災害支援活動。

■ ドイツで兵役制度が廃止

2011年7月からドイツとスウェーデンが徴兵制を廃止。その経緯と

背景。

■ 2010年度会計決算報告・カンパ報告 

■ 『国際結婚・離婚ハンドブック』発刊 

1987年に創刊された「国際結婚ハンドブック」がタイトルに「離婚」が加わり新たに発刊。

2011年6月号

■ 特集 会報

・ 会と会報、これから

・ 本当はスゴイ、AMF会報

・ 4・5月号会報記事より

・ 会報と私

会員が語るAMFにおける会報の役割と今後、読後感想など。

■ 原発事故

・ 原発事故に思う

・ ドイツの反原発活動に参加してみて

脱原発が決まったドイツから二人の会員のレポート。

■ ハーグ条約

・ ハーグ条約加盟へ

・ ハーグ条約へ日本も加盟の準備

ハーグ条約とは何か? 正式加盟するとどうなるのか? などの解説。

■ 国際結婚の大前研一氏 日本の戸籍制度はバカげていると指摘

週刊ポスト2011年5月27日号より。

■ ヨーロッパの実践に見る医療倫理

2011年1月にフランスの新聞フィガロ紙に掲載された記事

「ドイツの“赤ちゃん箱”からスイスの自殺ほう助まで」の翻訳。

■ 豪華客船での旅

シンガポールからカナダのバンクーバーまで5週間の旅のレポート。

福島原発事故のため、予定されていた横浜・函館・釧路への寄港は変更となった。

■ テルアビブ大学「日本の夕べ」2011と俳句コンテスト

イスラエルの大学で毎学年末に開催されるイベントの紹介。

■ 東日本定例会のお知らせ

20117月号

■ 請願報告 集まった署名の数の報告

・ 衆議院 国籍選択制度の廃止を求める請願: 11件 1266筆 / 成人の重国籍容認を求める請願: 11件 1033筆

  参議院 国籍選択制度の廃止を求める請願: 4件 307筆成人の重国籍容認を求める請願: 4件 298筆

■ 国際離婚条約

・ ハーグ条約について朝日新聞の記事より

■ チャリティーコンサート 

・ ジーゲン(ドイツ)でのコンサートとバザー

■ レンヌ仙台七夕まつり 

・ 仙台の姉妹都市レンヌ(フランス)で開かれた仙台支援の七夕祭り

■ 二重国籍: スイスのあるタクシー運転手の例 

・ スイスの新聞記事要約

■ エヴァ・ジョリー 初の二重国籍の大統領候補者 

・ 二重国籍のフランス大統領候補者

■ 日本人だ、文句あるか! 

・ 子供たちのアイデンティティ

■ ドイツの新しい滞在許可証: 

・ パスポートに貼るシールからプラスティックカードに移行

・ 重国籍容認運動請願担当者からの感想

■ 特集 嬉しいひとこと

■ 私が20年近く住む街: トリノ(イタリア)

■ ノルウェーの離婚あれこれ

■ 東日本ミニ交流会報告

■ 新会員自己紹介/東日本定例会のお知らせ/編集後記

2011年9月号

■東日本大震災・津波の被災地を訪れて

8月にボランティア「遠野まごころネット」に参加した活動報告。

■暗中模索の流れの中で

・ ドイツに続くスイスの脱原発への経緯

6ヶ月が経過して「フクシマ」の被災者、事故現場で働く人々への深い思い。

・ 「パニー村から」パート1

今年86歳のグレタおばあさんの暮らしとアルプ(高地牧場)での酪農。

■特集 家庭での子どものしつけ

・ 新生児をしつけて疲れない育児を

医師の言葉を忠実に守り疲れない育児。

・ 子育て

共働き息子夫婦のいい子育て。

■ベトナムを訪ねて

ベトナムを訪ねた印象と日本の社会問題への問いかけ。

■2011年版シベリア鉄道の旅

モスクワから北京まで1週間シベリア鉄道の旅。

■自分でもびっくりなのですが

Facebookのフォトコンテストで入選。

■バイリンアル研究に関してニュース2点

バイリンガル研究者山本雅代さんより本と研究会のお知らせ。

■東日本定例会報告

■東日本ミニ交流会

■ホームページがあたらしくなりました

■全体世話人会/次号の特集テーマの提案/編集後記

2011年10月・11月合併号

■特集 子どもたちの将来

・ 「友達いっぱい、元気いっぱい」

5歳の男の子の母親が願うこと。

・ 日本人留学生の減少について

日本社会に学生を海外に出させてやろうという意欲が希薄である。

・ 若い人が子どもを産まないのは国の責任。駅に24時間営業の保育所を!

少子化の原因は若者が非正規雇用で低所得になったことにある。

保育所をつくるなら、駅につくるのが合理的。

■「パニー村から」パート2 

狩猟シーズン到来。狩猟から獲物の料理まで、受け継がれてきた

伝統がそこにある。

■ギルアド・シャリットの捕虜交換

イスラエルとフランスの二重国籍の兵士がハマス側捕虜と交換で帰還できたそのいきさつ。日本政府の二重国籍者への対応と対比して考えさせられる点も。

■ハーグ条約

・ ハーグ条約批准 日本の課題

ハーグ条約が外国人夫に暴力を振るわれた日本人妻にとって、きわめて不利なものとなる可能性が大きいことを危惧する。

・ ハーグ条約の問題点

アリゾナでの離婚裁判において、日本がハーグ条約に参加していないことを理由に、非常に高額な保証金が母親側に設定されることとなった経緯。

■2011年度 全体世話人会議事録

■在日外国人の管理 厳格化に異論再び

2012年7月より本格運用される新しい出入国管理法の概要と問題点。   

■本の紹介 雑誌「イミグランツ」

今や在日外国人は213万人を超え、かたや日本は人口減少が始まって久しい。いかに双方がこの日本で一緒にくらしていくのか探っていく。

■歴史的円高に泣く

■請願報告

■今月のカンパ報告2点/編集後記