全体を設計するためには、
まず自分たちを取り巻く状況を正しく理解することが必要です。
状況がわからないままでは
・誰に向けて発信すべきか
・何を強みにすべきか
・どの手段を使うべきか
を判断することができないからです。
では、状況を理解するとは具体的に何をするのでしょうか。
まず、市場の変化を読むことです。
例えば、
・どんなニーズが増えているのか
・どんな価値観が重視されているのか
・これから伸びる分野はどこか
つまり、世の中の変化を読むということです。
例えば最近であれば、
・価格の安さよりも納得感
・モノよりも体験
といった変化があります。
こうした流れを把握しておくことが、施策の方向性を決める上での土台になります。
次に、競合を把握します。
ここで重要なのは、
同業だけが競合ではないという点です。
例えば、飲食店であれば
・他の飲食店
・コンビニやスーパーの惣菜
・デリバリーサービス
・自宅での食事
なども比較対象になります。
つまり、
顧客が比較するすべてが競合です。
・誰がどの領域を取っているのか
・どんな価値観で選ばれているのか
・どこに余白があるのか
「すでに満たされているもの」を知ることで、
ポジショニング(競う位置)が見えてきます。
最後に、顧客を理解します。
ここで重要なのは、
スペックではなく動機を見ることです。
例えば、
・なぜその店を選ぶのか
・どんな気分で来店するのか
・何に価値を感じているのか
といった部分まで見る必要があります。
つまり、
行動の裏にある理由を理解することが重要です。
ここまでの内容は、
フレームワークとして整理されています。
例えば、
3C(市場・競合・顧客)
SWOT(強み・弱み・機会・脅威)
などです。
ただし重要なのは、
フレームワークから入らないことです。
あくまで、
状況を理解する → それを整理する
という順番になります。
たとえば、Apple。
Appleは、
技術だけで勝負しているわけではなく
市場の変化(体験重視)を捉え
競合との差別化(デザイン・操作性)を行い
顧客の感情(直感的に使える)に応えています
また、Starbucksも同様です。
市場:コーヒーが日常化している
競合:コンビニや自宅
顧客:ただ飲むのではなく「過ごす」
という前提を捉え、
空間(サードプレイス)という価値を設計しています。
つまり両社とも、特別なことをしているのではなく、
基本的な状況理解を徹底しているという点が共通しています。
「何を売るか」ではなく、 「どう価値を設計するか」
を徹底しているのです。
サードプレイスによって様々な心理効果を生み出します。
ストレスの軽減、自己肯定感の向上、孤独感の解消、多様な価値観による視野の拡大
「iPhoneを使っている自分は、もっとクリエイティブでスマートになれる」
という体験価値をPRしている
まずやるべきことは、
自分たちを取り巻く状況を正しく理解することです。
市場はどう変化しているのか
どんな競合と比較されているのか
顧客はなぜ選び、なぜ選ばないのか
この前提が曖昧なままでは、
どんな施策も当たり外れの世界になってしまいます。
逆に言えば、
状況が整理できていれば、
打ち手は自然と絞られていきます。
では、状況が整理できたら次は何をするのか。
次の記事では、
「誰に届けるか」というターゲットの考え方について整理します。