アリスの丘・風の丘ファーム

アリスの丘ファームが拡大・進化しました

2019年4月から、工場跡地の西側に残っていた耕作地を管理するこになり、さらに従来別のNPOが管理していた耕作地を「風の丘ファーム」として倉沢里山を愛する会が運営・管理することが実現しました。

この結果、倉沢里山を愛する会が運営・管理する耕作地は、「アリスの丘ファームⅠ・Ⅱ・Ⅲ」と「風の丘ファーム」ということになりました。

「アリスの丘ファームⅠ」は当初からの拠点ともいうべきファーム、Ⅱは工場跡地とその西側の土地で、1とⅡは南北で一体となっています。ファームⅢは、倉沢から少し離れた百草谷戸の民有の耕作放棄地を3か所お借りしてファームとしてファームとして復元し管理しています。

これで倉沢里山を愛する会が管理する耕作地は約5,500㎡、緑地全体の10%を超えています。


アリスの丘・風の丘ファームは一般の市民農園と違い、里山を構成する重要な一要素であり、あくまでも緑地保全活動の一環として運営・管理しています。

ボランティア活動のための駐車場・水・トイレ・有機肥料等を用意してあります。

アリスの丘ファームの新たなエコ循環も更に進化しています。

倉沢から山一つ隔てた百草谷戸で乳牛を飼育している「百草ファーム」さんから牛糞堆肥を頂いています。

また高幡の手作り豆腐の「三河屋」さんからは毎週おからを、中大馬術部と馬カフェ・マリヤから馬糞を頂いています。

また、近隣の由木農場から鶏糞も格安で分けていただています。

米ぬかもとても良い肥料になっています。

いずれも緑地から出る落ち葉の堆肥(腐葉土)と同じように地域のエコ循環の実践でもあり、また廃棄物の削減にも貢献しています。


アリスの丘は倉沢里山を構成する重要な要素であると同時に、地域全体の環境活動にも大きな意味を持ってきました。

これからも出来るだけ多方面の方たちと協力して倉沢だけでなく、より広範囲の更には地球環境の保全に貢献して行きたいと考えています。

ご協力頂いている、地域の皆様にお礼を申し上げます。

アリスの丘ファームが拡大しました

 アリスの丘に隣接して、20年にわたって存在していた建設会社の資材置場・作業場が撤去され、その跡地が、本会と土地の所有者、日野市との折衝・協議によって、倉沢里山を愛する会のアリスの丘の拡大という形で本会が管理・運営することになりました。この場所は長年コンクリートで覆われていた土地ですが、こうした場所が緑の面として復元されることは極めて稀であり、「環境保全」よりさらに踏み込んだ「環境復元」とも言え、画期的なことだと思います。この緑が恒久的な緑となるよう、各方面にも働きかけて行きたいと考えています。

 多くの会員等のご協力で、堅い土を掘り起こし、整地、浸透桝の設置等の土木工事をして、2009年9月中旬から畑として動き始めました。新しい会員を中心に各区画を担当して頂き、アリスの丘ファームと雑木林の間のエコ循環を含め、里山の重要な一要素である農地を市民の手で維持する面積が拡大しました。

アリスの丘ファームが新たなスタートを切りました

「アリスの丘・風の丘ファーム」は2002年6月をもって私的な運営を終わりました。

9年前、この畑で転げ回っていたまだ仔犬だったゴールデンレトリバーの「アリス」が2002年の2月天国に旅立ったのと機を同じくして、このファームも一つの区切りを迎えることになりました。

 多くの皆様に大切に使っていただき、またファームを通じて一つのコミュニティーができ、このファームが「倉沢里山を愛する会」の母体ともなりました。皆様の今までの絶大なご支援に心から感謝致します。

この土地は日野市所有の土地になりましたが、「倉沢里山を愛する会」が里山保全活動のフィールドのひとつとして運営・管理していくことになりました。この場所は倉沢里山を構成する重要な要素ですから、できるだけ現在の姿を残して市民の憩いやコミュニケーションの場としての活用を図りながら、里山における新しい機能を果たしていきたいと思います。

「アリスの丘ファーム」と「風の丘ファーム」はこの里山内で民間の市民農園として約10年間にわたり運営され、約70名の方が思い思いに野菜やハーブ、草花などを育て楽しんできました。多くの方が無農薬・有機栽培にこだわり、新鮮な空気の中で土に親しみ、農作業と安全で新鮮な野菜によって心身ともにリフレッシュする場であり、また余った苗を分け合ったりノウハウを教え合ったりできる新しいコミュニティーにもなっており、倉沢里山を愛する会の母体と言うべき農園です。


2つのファームは倉沢里山の雑木林とともに日野市の所有となりました。このうち「アリスの丘ファーム」については、2003年度から私たち倉沢里山を愛する会が、このファームが里山を構成する重要な一要素であるという位置付けから、里山の保全活動のフィールドの1つとして、里山内の雑木林との循環の中で管理・運営することになりました。市民による新しい形での里山保全のスタイルを作り出すことを目指すものです。

 現在、会の共同管理区画を含めて約50区画を倉沢里山を愛する会の会員の希望する人が分担し、好きな野菜や花を作ることによって各区画の管理をしています。

 もう一つの「風の丘ファーム」は障害者福祉の活動のフィールドとしてNPO法人やまぼうしによって運営されることになりました。

倉沢里山の中心

「アリスの丘・風の丘ファーム」は倉沢里山のほぼ中心に位置しており、またこの「アリスの丘・風の丘ファーム」のメンバーが「倉沢里山を愛する会」の会員の中心ともなってボランティア活動を育ててきました。今までもそうであったように、里山保全の活動もこの農園の活動と密接にリンクしながら推進したいと考えています。

はじめは農園のミニコミ紙としてスタートしたニュースレターは、現在では倉沢里山を愛する会の会報として定着しており、さらに会員相互のコミュニケーションを深める場としていきたいと思います。