アクティブマター研究会
ここは、アクティブマター研究会のホームページです。
The english page of the Japanese Active Matter Society is here .
アクティブマター研究会2025
次回の研究会は、2025年に開催予定です。詳しくは、決定次第掲載します。
アクティブマター研究会とは:
自発的に運動を示すもの、あるいはそのようなものの集団を総称して、アクティブマターと呼びます。その具体的な対象は、我々人間を含む生物系とコロイド粒子などを用いた人工系の両方を含みます。例えば生命現象に着目すると、分子モーター、細胞、生体組織、個体、そして多数の個体が集まった「群れ」の運動などは全てがアクティブマターです。このように、アクティブマターは、ナノメートルスケールからメートルスケールまで様々な長さスケールで見つかります。また、その時間スケールも、秒単位から数日の単位まで、対象によっていろいろです。時間、空間ともに様々なスケールで見られる具体例の示すダイナミクスに共通する法則を明らかにしようとするのがアクティブマターの研究です。また、生物系と人工系の両方に見られる現象を同じ視点で論じることができるため、その背後に潜む普遍性が明らかになり、生命現象の理解が深まると期待されます。
様々なスケールにわたるこれらの多様な現象に共通するのは、これらが平衡から大きく外れた非平衡な状態にあると言うことです。このことは、アクティブマターが自ら運動エネルギーを生み出すことで「自発的に」運動することからも伺えます。同時に、アクティブマターは運動することによりエネルギーを散逸します。このようにアクティブマターは複雑な非平衡開放系です。その原理の理解は工学的応用の観点からも重要です。そのため、アクティブマターは、物理学、数学、化学、生物学、工学などの様々な分野で研究されています。
本アクティブマター研究会は、学際領域にあるアクティブマターの研究をする様々な分野の研究者が集い、学術交流を通して、知見を共有し、普遍性の理解を進めることを目的としています。
これまでの研究会
各年次ごとの研究会のページへは、以下のリンクから移動することができます。
アクティブマター研究会運営委員
江端宏之 (九州大学)
北畑裕之 (千葉大学)
末松信彦(明治大学)
多羅間充輔(九州大学)
HPのアドレス:
https://sites.google.com/view/activematter-workshop
HPの管理者名:
アクティブマター研究会運営委員
問い合わせ先:
activematter.workshop@gmail.com