世界観設定
何か思いつき次第加筆していく
八百八郷
当創作の舞台となる場所。現状星とも国とも都市とも言い表せない何か。八百八郷は八百八郷という概念の土地です。
イメージは広大な都。江戸やら平安やらの要素にノリで洋やファンタジー的なものを混ぜたり、自然も都会もあり、妖怪みたいなものがいたりと、とにかくノリで詰め込んだ感じのトンチキ和風世界です。
決めてること
・トンチキまぜこぜ和風世界
・知性と理性のある生き物は<ヒト>と<化妖>の二種と言われている。
大きな衝突はしてないけど、共存度合いはまちまち くらいの距離感
・とりあえず世界的に見れば平和ではある(時代によると思う)
・ふしぎな力もある!
あまり細かいところまで決めていないので、継ぎ足し継ぎ足ししながら秘密基地感覚で作っていきます。
<ヒト>と<化妖>
ヒト
八百八郷で社会を形成している種族。概ね現実の人間と同じ。特殊な能力などは持っていないが、化学※後述 の技術による道具を用いて不思議な力を扱うことは可能。
八百八郷のジンコウの95%を占めている。
ヒトに対しても動物に対してもモノに対しても土地に対しても、とにかく固有の名前を付けて呼ぶのが好きな種族。
化妖
種の定義:ヒトと類似性質の<心>を持った、人ならざる存在。
外見はヒトから動植物・妖怪・半獣・無機物他、大小さまざまで決まった定義は無い。
ヒトの空想や信仰であったり、強い想いを注がれたモノや生き物などから生じると言われているが、種の詳しい起源は不明。
化妖同士でコミュニティを形成していたり、ヒトの社会に潜り込んだりして生活している。
(メタ情報:概ね『妖怪や獣人や魔族のようなもの』という認識で合っているが、独自設定を色々付けているし割となんでもアリだし、そこそこヒトに近い存在なので<化妖>というオリジナル名称を設定した。)
※本能のみで行動する異形の存在は『怪異』と呼ばれる 。モンスターである。
基本性質
・姿を変えられる能力を持っている →変化能力について
・基本的に固有名を持たない →化妖と名前について
・変化の能力を応用した不思議な力を操れる者もいる →その他の能力について
・肉体の成長や衰えによる決まった寿命は無い →寿命について
・存在自体は割とヒトから認知されている →社会的立ち位置
変化能力について
どの化妖も持っている基本的な能力。ただし、何にでも自由に姿を変えられるわけではない。
変化には<心の在り方>が反映されるため、各々の心によって変身できる姿やその数が違う。心の在り方が大きく変わると、変身できる姿が変わったりもする。ヒトやそれに近い姿に変化できる者は割合多い。
基本的にはヒトが呼吸をするような感覚で変化・維持が可能。身体が甚大な損傷を受けたり、心身のバランスを著しく崩すような状態になると変化を維持できなくなり、その者にとって最も原初に近い姿に戻る。
かなり無理をすれば心に沿わない別の姿にも変化することもできるが、その場合かなり集中しないと姿を維持できず、精度も低い。ちょっとしたショックでも解けてしまうことが多い。
ヒトや生き物に変化した場合、基本的には同じ身体機能・構造になる。(その性能や強度は心の在り方によって決まる)栄養や睡眠など、生命維持に必要なものが不足すると普通に衰弱する。
作ろうと思えば子供を作ることもできるが、生まれるのはその生物の子供であり、化妖の力は使えない。
化妖と名前について
・<固有名>が付いているモノや生き物からは生じない
(例:池の化妖…名もなき池からは化妖が生まれるが、名前がついたor多くの人に共通の呼び名がある池から化妖は生まれない)
※化妖はヒトの想いや空想から生まれるという見方が強い一方、<名前の無いものからしか生まれない(=ヒトは思い入れると名前をつけがちなのに名前が無い)>という矛盾を抱えている。何故なのかはまだ考えていない。
・基本的に『固有名』を持たない。
・ただ、ヒトの社会は固有名称の世界なので、ニンゲン社会に進出する化妖は名を名乗ることが多い。他にも、ごく少数ではあるが名が必要な事情を持つ化妖もいる。
・化妖は名前や外見情報が無くとも対象の化妖を個として判別することができる。対象がヒトの場合は『ヒトである』ということが分かる。
その他の能力について
<心の在り方>に沿ったものであれば、特殊な力(いわゆる魔法のような力)を使うこともできる。自身の起源に馴染みのある、連想しやすい能力はかなり行使ししやすい。
根本にあるのは<変化>と同じ能力なので、『他の何かを変化させる』『自身から生み出るものを別のものに変化させる』というのが本質にある。無から有を生み出すようなことはできない。
また、そんな化妖の能力を応用し、道具などに力を込めることでヒトにも類似の力を扱えるようにする学問<化学>が近年急速に普及し、ヒトの生活を豊かにしている。→リンク
寿命について
・ヒトのように身体が成長・衰弱しないため、決まった寿命は無い。
・心が朽ちると死ぬ。そのため、数年で世を去る者からとんでもなく長生きする者まで様々。
・とは言え、長期間<心>を維持するのは非常に難しいため、数百年以上生きている者はかなり少ない。
社会的立ち位置について
・洛歴500年前後は単純な怪異と同一視されており、社会的地位は皆無だった。
・100年近く前、化学革命が起き、化妖の存在は暮らしと文化を向上させた象徴的な存在となる。認知度も向上し、化妖は人の暮らしや社会の中に受け入れられるようになる。
・現在はある程度一般的な存在となっている。だが、化妖の詳しい性質などはまだあまり広くは知られていない。
メタ補足:町中で化妖を見かけた時の感覚は、現代日本人が日本で外国人を見かけた時の感覚に近い。目を引くが、特別騒いだりするわけでもない感じ。(外見が特別奇異な場合は別だが、これはヒトでも化妖でも変わらないと思う)
ヒトにしか見えない外見の化妖も多いため、気付かれないことも多い。
・未だに根強い偏見や反化妖団体も存在する。怪異被害と混同されることもあり、化妖の犯罪者や容疑者は色眼鏡で見られやすい。また、地域によっても化妖に対する認識に差がある。
・<化遣衆>という団体が化妖の社会進出を支援している。
化遣衆
化妖の社会進出を支援する事業。<ヒトの社会で生きていきたい化妖>と<何らかの不足(スキマ)を持ったヒト>を引き合わせる活動をしている。
・仕事の人員補充
・ニンゲン関係の不足を補う
主にこの2種類。化妖は心によって生きる存在なので、長く生きていくにはヒトの社会で刺激を受けるのがかなり有効なのである。
『化妖の力で人助けをして社会的利益を生み出していく・それによって化妖の心を満たし良い感じに生きていく』win-winな関係を作っていくことが団体としての目的となる。
化妖の派遣を担当するエージェントは各地を巡っている。雇用関係というよりは事務所と個人事業主のような関係。
<スキマ>を持つ人を見つけ、有用な力や性質の化妖を召喚して引き合わせている。成績に応じて報酬あり
表記メモ
・ヒトは<ヒト><ニンゲン>のカタカナ表記で統一
・この世界では<人>という字をヒトに限定しない
・『本人』『一人』『人望』『人生』『人脈』のような『人』の付く言葉はヒトと化妖などを包括する意味で使われる
(人外込みで頭数カウントする時などに『●人』という言葉などを使うことについての違和感を解消するためです)(という規則にしているが、表記ミスすることもあると思います。気付き次第修正します)
土地について
地形
川と山が非常に多い。
川はインフラとして利用され、交通や物流に使われている。後から作られた運河も数多い。
山については地形を生かす形で町や村作りがされており、土地土地によって独自の建築形態を持っていることがある。
気候
概ね日本の四季と同じ(現代日本よりもちゃんとした四季)
どこでも霧がよく発生するという特徴がある。
最北には常冬の高地などもあるらしい。
区画
東西南北で区画分けされている。更に各地区を2地区に分けた名称もあり、八卦の字で表される。
どの区画も基本的な部分は同じだが、多少の特色はある(東京と大阪の違いみたいな)
・東区画(艮・震地区)→学問や研究が盛んで、名のある学校が集まる地区がある。
・西区画(兌・坤地区)→商業や人の行き来が盛ん
・南区画(離・巽地区)→第一次産業が盛ん
・北区画(乾・坎地区)→他区画に比べて過酷な自然が多く、気候も若干不安定。若干治安が悪い
八洛
八百八郷の中心にある八つの大きな都。首都的な場所
貴族やエンタメの本場とか色々ありそう(まだちゃんと考えてない設定)
不知山(シラヅヤマ)
八百八郷のシンボル。中心にある巨大な赤い山。アカフジとも呼ばれる。
社会・文明などについて
全体的に『数百年前はかなり未発達だったが、近年は化学の発展によって急速に充実してきた』分野が多い。
化学(ばけがく)
化妖の持つ能力を応用し、道具などに力を込めることでヒトにも類似の力を扱えるようにする研究。火や水が扱いやすくなったり、生産に機械的なものが導入できるようになったりした。
ヒトと化妖が協力して進めている分野の研究であり、近年急速に普及し、八百八郷の生活を豊かにしている。
まだまだ発展途上の学問であり、分かっていないことも多い。また、やろうと思えば危険な発明など悪用もできてしまうため、様々な法規制が敷かれている。
中でもヒトや化妖の身体構造を直接変化させるような研究は禁忌とされている。(非人道的行為抑制のためであるが、医療分野との兼ね合いで色々ややこしく議論がなされていそう)
メタ寄り補足
生活やインフラ他、色々便利に理由付けするための設定である。
ざっくり言えば技術革命のようなものが起き、百余年前までは江戸時代くらいの水準だった生活が一気に近代的になった。現代で言えば機械や科学技術みたいなものが化妖の力でちょっとできるようになったイメージ。
メタ的に言えば照明や衛生面などを現代寄りにすることで色々扱いやすくした。※現代ほど発展しきってはいない まあ丁度良いファンタジー塩梅くらい
インフラ
八百八郷に多くある川や運河を用いた交通・物流がインフラの中心。
通信
通信は未だに手紙が主だが、空を飛べる化妖の協力によって遠距離リアルタイム通信もできるようになった。(現代日本の電話ほど便利ではなく、時間や手間がかかる)
通信屋・託使(たくしい)
八百八郷の各地を飛び回る、鳥や飛行生物系の化妖。託史の目印がついており、呼び留めて通信先を指定すれば通話ができる。「ヘイ、託使!」
託使には2種類あり、情報秘匿義務があり料金が高い<公営託使>と、料金が安く数が多いがサービスの質はまちまちな<個人託使>がある。個人託使は情報屋を兼ねていることが多い。
託使利用の流れ
1.託使を呼び止める
2.通信希望先の情報を提示
3.託使が希望地に近い場所にいる託史の化妖に通信を繋げる
4.希望先の託使が通信希望相手のところまで飛んでいく
5.通話開始
6.通話終了 通信時間と通信希望地に応じて料金を支払う
政治・司法・倫理
ぶっちゃけまだあまりしっかり考えていない。
現状王様や帝・世界の主的な概念は想定していない。ポケモンの世界のようにふわっとさせておきたい気持ちもある。必要になったら作るかもしれない。
ただ、中心地である八洛(都)には洛主と呼ばれる総合リーダー的存在はいそうだと思っている。あと都市ごと8人のリーダーがいると非常にアガるので良さそう。いてほしい(ジムリやジャンプマンガあるあるの部隊長概念みたいなのがオタクは好きなので)
法律についても上記のようにあまりしっかり考えていないが、一般的な常識や倫理観は現代日本と近しいイメージ(その方が運用しやすいため)※文化や環境の土台が違うため、異なる常識や倫理観もあると思う
宗教
数百年前までは宗教が大きな力を持っていた。社会的にも必要とされていた。
現在は化学の発展によって社会が豊かになり、信仰を主とする思想を必要とする人々が少なくなったため、廃れつつある。
教育・医療
こちらも化学の発展によって飛躍的に進化。直近100年で目覚ましい発展を遂げ、教育を受けられるヒト(化妖も)の数は飛躍的に上昇している。識字率も非常に高い。
一方で、現代的に発展し始めてから年の浅い分野であるため、諸々がしっかり行き届いているわけでもない。まあ皆が皆完璧に満たされてるよりある程度差があった方がフィクション的に色々考えやすいかな的な感じなのでここもまだしっかり考えてないです。
虫食い年表
マジでまだ全然決まってないです
洛歴0年
八百八郷に<八洛>という中心都市ができる
洛歴22年
入侖教が生まれる(→<橋渡りのばけいづこ>)
洛歴0~500年頃
割と色々荒れてそう 争い多かった
洛歴500~900年頃
怪異といっしょくたにされていた化妖が徐々に別個のものと認識されていく
洛歴900年頃
化学革命が起きる
洛歴999年
創作におけるメイン年代 世紀末!
まとめ 八百八郷とは
・この創作世界の舞台となる土地です。なんちゃってトンチキ和風世界で、めちゃくちゃ広いです。
・<ヒト>と<化妖>が社会を形成しています。
・<化妖>は何かに変化したり、物質を変化させたりする力を持つ人じゃない存在たちです。ヒトと類似性質の心を持っていることが特徴です。
・化妖の力を使った学問<化学>によって生活が豊かになっています。