第8回4D FLOW研究会
大会長 玉田 勉
川崎医科大学 放射線診断学教室
このたび、第8回4D FLOW研究会を城山ホテル鹿児島にて開催させていただくこととなりました。
本研究会では、「4D Flowが拓く“流れの診断学” ― 基礎から最先端情報まで ― 」をテーマに掲げ、最新の知見を共有し、今後の展望について議論を深めたいと考えております。
4D FLOW研究会は、生体内の流体動態を可視化・定量化し、その知見を臨床へ還元することを目的として発足しました。磁気共鳴技術の一つである三次元シネ位相コントラスト法(4D flow MRI)を中心に、数値流体力学(CFD)解析なども含めた、時間変化を伴う流体解析技術の医療応用研究を推進しています。
近年、コンピュータ処理能力や画像解析技術の飛躍的な進歩により、4D Flowは循環動態を理解するうえで重要な技術の一つとなっています。静的な形態評価にとどまらず、臓器機能や血行動態を動的に把握できる点が大きな特徴であり、中枢神経領域、心・大血管、肝臓、末梢血管など、多岐にわたる疾患の診断、治療効果判定、さらには予後予測への応用が広がっています。
また、これらの技術は国際的にも注目されており、本邦はその発展において重要な役割を担ってきました。研究・開発・臨床応用が密接に連携しながら、独自の知見と成果を積み重ねてきた点は、本研究分野における大きな特色の一つといえます。
これまでの研究会では、施設や専門分野の垣根を越え、多様な立場の参加者が基礎研究から臨床応用、さらにはAI解析や標準化に至るまで活発な議論を交わし、学術交流の場として着実な発展を遂げてまいりました。
本研究会では、流れの基礎から最新の研究成果・技術動向まで幅広く共有するため、放射線科、内科、外科などの臨床医に加え、診療放射線技師、各ベンダーの技術者など、多職種が一堂に会します。活発な発表・討論に加え、「流れ」および4D Flowの原点を見つめ直すような基調講演・特別講演も企画しております。
「流れの診断学」のさらなる発展と臨床応用の拡大に向け、皆様と有意義な時間を共有できますことを心より楽しみにしております。多数の演題のご登録をお待ちするとともに、若手の皆様の新たなご参加も歓迎いたします。
開催地である鹿児島の魅力をお楽しみいただくことはもちろん、ささやかではございますが、川崎医科大学の所在する倉敷の風情も少しでも感じていただけるよう、誠意をもって準備を進めております。
それでは、2026年10月15日に城山ホテル鹿児島で皆様にお会いできますことを、心より楽しみにしております。