1.テニス必携をよく読むこと。
必携をよく読み、顧問・部員全員が内容をよく理解しておくこと。
2.部員登録(兼高体連登録料)について
2・3年生は全員、春季大会個人戦の申込み時に部員登録を行う。春季大会2次予選・団体戦に出場する1年生は申込み時に部員登録を行う。その他の1年生は総体の申し込み時に行うこと。
3.引率・監督について
引率責任者は、顧問または学校教職員とする。
監督・コーチは校長の認める指導者とし、それが外部指導者の場合は、傷害・賠償責任保険(スポーツ安全保険等)に必ず加入することを条件とする。
4.大会の注意事項、顧問の引率・付き添いについて
大会の注意事項については、各大会のプログラムに記載するのでよく読んで守ること。
引率責任者は、可能な限り引率・付き添いし、自校選手のすべてについて責任を持つこと。
大会の出席は、指定時刻15分前までに本人(団体戦は試合出場選手全員)が更衣のうえ届け出ること。引率責任者も同時刻に出席を届けること。届いていない場合は、棄権と見なし失格とする。ただし、引率責任者の更衣は求めない。
春季大会個人本戦、総体本戦、春季大会団体の部、秋季大会1部の全試合と2部の準決勝からの試合においては、引率責任者がいない場合は失格とする。
5.代表者連絡会について
春季大会団体の部と秋季大会の際は代表者連絡会を持ち、試合ボールの配布や諸連絡を行う。各学校の責任の持てる代表生徒(2名以内)または顧問が必ず出席すること。代表者会議でドローなどを確認・承認後は一切変更しない。(令和7年度より、個人戦の代表者連絡会は行わない。)
代表者連絡会に無断で欠席や大幅に遅刻した学校は、その大会に出場できなくなることもある。
6.服装・靴について
服装は、最新版の「JTAテニスルールブック」の服装規定による。不適切なウエア(長ズボン、ロゴなど)は、更衣を求める。更衣しなければ、失格することがある。靴は必ずテニスシューズのこと。
「JTA TENNIS RULE BOOK 2024」より
本文章はJTAテニスルールブック2024をJTAの許可を得て転載したものです。本文章を他の目的でコピー又は複製しないようにお願いします。コード オブ コンダクト(JTA公式大会共通)
3.試合でのコード
2)服装と用具のコード(Dress Code and Equipment)
プレーヤーは、清潔でプレーにふさわしいと認められたテニスウエアを着用しなければならない。トーナメントによっては、開催要項に明記して服装の形や色を規制する場合がある。ウエアの適否はレフェリーが最終判断し、必要に応じてチェアアンパイア(またはレフェリー)より、服装または用具の交換を指示される。テニスウエアとは、男子の場合、シャツとショーツ、女子の場合、ワンピース、またはシャツとスコートまたはショーツとする。セーター、カーディガン、ベスト類を着て試合をしても良いが、ウォームアップスーツ等の着用はウォームアップ時に限定する。(日本ベテランツアー(JVT)ではJVTの服装のコードを参照)。
ダブルスのウエアについては、パートナー同士の色の制限を設けない。
① 着用できない服装
テニスに不適切なTシャツ、ランニングシャツ、ランニングパンツ、ジーンズ、その他の不適切なウエアは、ウォームアップ中でも着用はできない。
② プレーヤーは、コート面を傷めたり、汚したりするおそれのない、テニス専用シューズを履かなければならない。
③ ロゴ、広告表示物(Identification)
試合(ウォームアップも含む)におけるプレーヤーの服装および用具につけるロゴの大きさと数は、以下のとおりとする。ウエアを裏返したり、ロゴに粘着テープ等を貼ったりしたものは、不適切なウエアとして着用できない。
シャツ・セーター・上着
男子
両方の袖それぞれに39cm²以内のコマーシャルロゴまたは製造業者ロゴを2つ。
コマーシャルロゴまたは製造業者ロゴを39cm²以内の1パッチに2つまで付けられる。
文字のない製造業者ロゴは77.5cm²以内で1つでも複数繰り返しでも袖またはわきの縫い目のどちらかに付けてよい。
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袖ありおよび袖なしシャツの前身頃または襟に39cm²以内の製造業者ロゴまたはコマーシャルロゴを2つ。
前身頃と襟に1つだけの場合は、後ろ身頃に26cm²以内の製造業者ロゴを1つ付け加えてよい。そのロゴには文字も許される。
女子
両方の袖それぞれに26cm²以内のコマーシャルロゴと26cm²以内の製造業者ロゴを各1つ。
文字を入れてもよい。
文字のない製造業者ロゴは77.5cm²以内で1つでも複数繰り返しでも袖またはわきの縫い目のどちらかに付けてよい。
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袖なしシャツの前身頃には26cm²以内のコマーシャルロゴを2つ。文字を入れてもよい。
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袖ありおよび袖なしシャツの前後の身頃と襟に13cm²以内の製造業者ロゴを2つまたは26cm²以内を1つ。 文字を入れてもよい。
ショーツ・スコート・パンツ
男子
13cm²以内の製造業者ロゴを前後どこでも2つ、または26cm²以内の製造業者ロゴを前に1つ後ろに1つ。
文字を入れても良い。
コンプレッションショーツ・コンプレッションスリーブには13cm²以内の製造業者ロゴを2つ、または26cm²以内を1つ。
女子
13cm²以内の製造業者ロゴを前後どこにでも2つ、 または26cm²以内の製造業者ロゴを1つ。
レギングスには13cm²以内の製造業者ロゴを1つ。 太ももの中央よりも長い丈のレギンスは、スコートやパンツ無しでの着用可。その場合は、13cm²以内の製造業者ロゴを2つまたは26cm²以内の製造業者ロゴを1つ。
ワンピース
ウエストから上部はシャツ、下部はスコートと見なす。
ソックス・シューズ
男子
製造業者ロゴの大きさと数に制限はない。
女子
数に制限はないが、ソックスの製造業者ロゴの大きさは13cm²以内。文字を入れても良い。
ラケット
フレームとストリングへの製造業者ロゴは大きさと数の制限はない。
帽子・ヘッドバンド・リストバンド・マスク
男子
帽子・ヘッドバンドは26cm²以内の製造業者ロゴを1つ。
26cm²以内のコマーシャルロゴ1つは頭部の側面につける。
リストバンドとマスクは26cm²以内の製造業者ロゴを1つ。
女子
帽子・ヘッドバンドは19.5cm²以内の製造業者ロゴを1つ。
19.5cm²以内のコマーシャルロゴ1つは頭部の側面につける。
リストバンドとマスクは19.5cm²以内の製造業者ロゴを1つ。
バッグ・タオル・その他装備品及び道具類
男子
テニス製品製造業者ロゴは数と大きさに制限なし。
バッグに1つ39cm²以内のコマーシャルを2つ。
ATP ラインの入ったラケットバッグの使用可。
女子
テニス製品製造業者ロゴは数と大きさに制限なし。
バッグ1つに26cm²以内のコマーシャルロゴを2つ。
■JTA 審判委員会に承認を得たものを除いて、上記以外のロゴ、他のテニス大会・イベント・他のスポーツ・娯楽イベントに関わる名前、エンブレム、ロゴ、商標、記号、記述をすべての服装や持ち物に使用不可。
■タバコ、酒類、政治的活動を表示する、あるいはテニスに有害と考えられるその他のロゴをウェア・持ち物に貼付することを禁止する。
■上記の表は、ITFの規程に基づく。ATP/WTAやグランドスラムなどは、ロゴ・広告掲示物については、別途規程が設けられているので、各規程を参照のこと。
ロゴのパッチサイズについて
パッチサイズは、パッチがウェアの色と同じかどうかに関わらず、パッチそのもののサイズが規制の対象となる。
チーム対抗戦の特例
チーム対抗戦におけるチーム名称等の表示については、 対抗戦主催者の決定した特例に従うものとする。また、 国民体育大会テニス競技の時のみ、都道府県体育協会および都道府県テニス協会が支給するユニフォームは、いかなるものでもその着用が認められる。コート内に入るコーチはプレーヤーと同じコードが適用される。
トーナメントロゴ
ウエアおよび帽子類に関しては、当該トーナメントの名称を表示してもよいが、サプライヤーとして選手に着用を強制することは出来ない。 ロゴの大きさと数は規定のコマーシャルロゴの範囲とする。
トーナメント規制
主催者は、ウエアの形と色を規制することができる。 ただし、あらかじめ開催要項に明確に説明しておかなければならない。 服装と用具の規制の最終判断はレフェリーが決定する。
政府 (地方自治体も含む) 広告規制
政府 (地方自治体も含む)が規制する広告宣伝物は、いかなるものもその表示を禁ずる。
学校名称等
学校名称、校章およびテニスクラブ名称等はコマーシャルロゴとし、定められた位置とサイズで、表示することができる。
7.ルール、審判について
ルール・審判については、 試合参加者全員が知っているものとして扱う。
JTAテニスルールブックなどを良く読み、日常から十分研鑽練習をしておくこと。
8.プレーヤーについて
試合の進行を妨げるような発声や、相手を威嚇するような言動は禁止する。
セルフジャッジやSCUの試合においては、ネットの自分側のラインコールについて責任を持たなければならない。コールをする前に、ガッツポーズをしたり、ラインコール以外の声を発することを禁止する。
9.撮影行為について
大会会場において撮影する場合は、必ず相手側にも了承を得るなどして、勝手に撮影をしないこと。
了承を得て撮影された場合も、本人の許可なくSNSなどにあげる行為を禁止する。
10.不正行為について
不正行為(登録した選手以外が出場するなど)を行った場合、不正行為を行った日より半年間以上の出場停止処分とする。(試合の申込期間が出場停止期間であっても、試合の日程が期間外であれば出場は可とする)
11.その他の一般的な注意事項
同一期間内の他の試合への出場は、あらかじめ届け出て、承認を得たもののみとする。
試合において不正があった場合は、個人及び学校を対象に処分を行う。
大会会場で、器物破損その他暴行を働いた場合は、その生徒が所属する学校を対象に処分を行う。
公共施設、学校を問わず、会場の美化・整備には最大限協力をすること。また、ゴミは必ず各自で持ち帰ること。
※大阪高体連テニス専門部による抜粋
監督各位
選手の皆様へ
全国高等学校体育連盟テニス専門部
応援・マナー等について
高等学校における体育・スポーツ活動は、学校教育の一環として行われるものです。
競技者は、競技規則はもとより社会生活におけるルールとマナーを守り、フェアプレイの精神に徹することや、競技を通してお互いの友情を深めるマナーの低下が顕著になっています。特に全国大会出場選手・チームは、全ての高校生テニスプレーヤーの目標・お手本となるような言動を心掛け、また、審判補助員、大会運営関係者に対して感謝の気持ちを忘れないようご指導いただけますようお願いいたします。
<注意事項>
(1) 団体戦のベンチコーチについて
ベンチコーチは監督または登録選手が、各コートに1名ずつ入ることができる。
インプレー中は、ベンチに座って選手のプレーを静かに見守る。
コーチングは、エンド交代時およびセット・ブレーク時のみ行うことができる。
※ タイブレーク中のエンド交代時はコーチングできない(水分補給や汗拭き)。
ポイント間は、技術的内容・戦術的内容を含む声掛けやジェスチャーはできない。
〈良い例〉頑張れ、ナイスショット、ドンマイ、先リード、ポイント、強気、集中、ファースト
〈悪い例〉前に出ろ、もっと振り抜け、ラリーを続けろ、打っていけ、もっと攻めていけ
ポイント間に選手のもとに行くこと、選手を呼び寄せることをしてはいけない
多面同時展開のとき、隣コートの応援やコーチングはできない。その場合はコートを移動して行う。
コート移動は、インプレー中でなければいつでもできるが、時間内(25秒等)で速やかに行う。
ただし、選手がサーブを打つ準備(ボールをつく等)に入ったら、移動は認められない。
日傘や雨傘を差してもよい。ただし、光が反射してプレーの妨げとなる傘を差すことはできない。
(2) 観客席からの応援について
試合中、コート外の誰からもコーチング(ジェスチャーも含む)を受けることはできない。
頑張れ、ナイスショット、ドンマイ、先リード、ポイント、強気、集中、ファースト等の応援はいいが、前に出ろ、もっと振り抜け等の技術的内容・戦術的内容を含む応援はコーチングとして判断される。
観客席からの悪質な応援(パルチザン・クラウド)への対応
1回目は、ウォーニング(警告)を与える。
2回目以降は、ポイント・ペナルティを科す。
<全国高体連テニス専門HPより>
歌や複数部員による連呼は試合前の練習時間のみにしてください。
<例>3ポイントの団体戦の場合、各試合前の練習時(3回)。
【大阪高体連テニス専門部による補足】
ここでいう応援は「対戦相手に敬意を払うことを忘れず、自分の学校のチームメイトのためにスポーツマンシップにのっとり、正々堂々と応援すること」を基本理念とする。
観客は、レフェリー・ロービングアンパイア・審判のジャッジにクレームをつけることを禁止する。
道具を使っての応援は禁止する。
応援に際しては、隣のコートの状況に十分な配慮をする。
ダブルフォールトに対しての拍手・声援は慎むこと。