一般入試

◆一般①

私は大学院入学直前まで、非常勤の日本語教師をしていました。社会人入試制度の利用も考えましたが、試験科目が一般入試と同じであることが分かり、一般入試で受験しました。

お茶大を受験しようと決めたのは2020年4月の説明会に参加したときです。しかし、仕事に忙殺されて、受験対策は手つかずのまま10月になってしまいました。10月にもう一度、説明会に参加した際に、指導を希望する先生に研究計画の構想を聞いていただき、何となく考えがまとまったところで、ようやく研究計画書に着手しました。時間が足りず、納得できる内容にまとめ上げることができないまま、12月の提出期限ぎりぎりに願書と一緒に郵送しました。

年末年始に少し休みが取れたので、ここで専門試験の勉強をしました。日本語教育コースのHPに載っていた参考書を入手し、ざっと目を通しました。その後は公開されている過去問3年分を見て、解答を書く練習を繰り返しました。外国語試験は英語で受ける予定でしたが、英語の勉強に時間をかける余裕はなく、電車の中などで英熟語のアプリで勉強する程度しかできませんでした。英語の場合、TOEFLやIELTSのスコアを提出することで試験が免除されるので、受けておくことをお勧めします。

 社会人の場合、仕事と勉強を上手く両立させることがポイントだと思います(私は上手くできたとは言えませんが・・・)。私は試験前日も日本語学校で教壇に立っていたので、疲れが出ないように体調管理にも気を遣いました。また、仕事が忙しくて、受験勉強に取り組めない日が続くと、「やっぱり大学院なんて私にはムリ」と何度も諦めかけました。その度に、修士修了後の成長した自分の姿をイメージして、意欲を高めるように努めました。

 大学院生活は忙しいですが、想像していた以上に多くの学びが得られ、毎日とても充実しています。諦めずに受験し、お茶大大学院に入学することができて、本当に良かったと思っています。

◆一般②

 私の場合は、大学を卒業してからそのまま院に進みました。周りが就職を決めている中、冬の院受験に向けて対策を行っていました。私は当時日本語教育専攻ではなかったため、学部時代に学んだ内容もありましたが知識はほぼゼロに近かったです。日本語教育の概要について書かれた参考書を購入し、入試までの期間概要は教科書をひとすら覚えて頭の中で理解できるようにしました。筆記試験の点数の割合は高いので重点を置いてよく勉強しておくことが重要だと思います。

 また、研究計画書の作成も同様です。書き方が分からないという方はとりあえず本で書き方を調べたり、過去の日本語教育コースや先生方のHPを参考にして実際に一度書いて、指導希望の先生にメールを送って一度見てもらうことをおすすめします。大学院入試では、自分の研究したい事と指導教官の研究内容があっていない場合は指導不可となってしまう場合があるので、前もって先生方のHPやresearch mapなどでどのような研究をされている先生なのかを確認することが必要です。

その他出願時に必要な論文の準備も、卒論や過去に書いた論文を提出することが可能です。

 私は出願を決めたのが遅かったこともありこれら3つを並行して行っていました。かなり大変でしたので、前もって準備を進めておくことを強くお勧めします。お茶大の日本語教育コースは2月の入試1回のみです。自分のペースで勉強を進めていけば大丈夫です。

 もし、出願に迷っているのであれば日本語教育コースの説明会に参加すると良いと思います。先生方の説明を直接聞くことができたり、先輩方に受験の相談ができるほか院についての情報を得ることができる貴重な機会ですのでお話を聞いてみてください。

◆内部入試

 個人ページの佐々木幸子さんのものを参考にしてみてください。