呼びかけ文

奪われていく「自由」を諦めていませんか?

近年、京都大学においてこれまで以上に次々と私たちの自由な活動が締め付けられています。この1年では、当事者との話し合いを拒否した立て看板の規制や吉田寮への「退去期限」通告など、重要な動きが次々と起こりました。学内の管理統制の強化、教職員の雇用条件の改悪、発言権の低下、意思決定過程からの排除などの動きも、こうしたことと決して無縁ではありません。

この延長上に起きると考えられることは、自治寮を潰すことだけにとどまらないのは自明ではないでしょうか。例えば大学当局の検閲なしには自由に出せない立て看板、ビラ、自由にイベントも行えない、構内への立ち入りも制限され、24時間自由な出入りが不可能であるといったことが起こってくるかもしれません。さらには、遠くない未来において、自由な研究、自由な学習ということも難しくなってくるかもしれません。

国立大学法人化以降、実質 8 人の理事によって重要な方針を決める傾向が強まっています。教授会自治はたぶんに空洞化し、もっともらしい「改革」のために、教員は書類づくりに追われています。法人化以降、次第に奪われたものひとつひとつを、諦めてしまってよいのでしょうか。


私たちに関わることは、私たち自身で話し合い決めよう。

京都大学において学生たちが声を上げたことで守られてきたものもあります。立て看設置場所ともなる石垣、授業料免除枠の拡大。吉田寮食堂は使用者達が直接大学当局と話し合ったことで、文化・交流活動の拠点としての意義を認められ、一度決まった「取り壊し」が覆り「補修して使用を継続する」ことになりました。

私たちに関わることは、私たち自身で話し合って決めよう。自治とはそういうものだと私たちは考えます。関わる人々すべてが自由に意見を言い、話し合いながら、物事を決めていく。そういった大学における自治という仕組みが、今、根底から破壊されようとしています。今、ここで、なんとかこの事態を喰い止めませんか。私たちが京都大学においてまだ比較的自由に物が言えて行動できるうちに、集まって、知恵を分けあい、意思表示をしませんか。


12/19に集会をします!

12月19日に吉田寮自治会呼び掛けで学内集会を開催したいと考えています。ぜひ、関心を持つ多くの皆さまに、ご協力をお願いしたいです。一緒に、集会を作りましょう!


文責:181219集会実行委員会(181219assembly * gmail.com *をアットマークに変えてください)