トフルゼミナールとは

トフルゼミナールは英語教育を通じて国際人育成に貢献しています

トフルゼミナールは『予備校』である以前に、英語教育を主軸とする総合的な教育機関です。私たちが伝統的に掲げてきた理念《本物の英語》とは次のような英語教育を目指したものです。

当然ですが、まず「志望大学への合格を実現させる」と同時に、英語4技能試験の対策や大学入学後の交換留学へのチャレンジ、英語文献を通しての専門分野の研究、そして将来の就職へのチャンスを広げ、そのビジネスステージにおけるコミュニケーションの重要な道具を与える……つまりこれからの人生のいずれのステージにおいても、英語教育を通じて学んでいただいたことを通し、真の国際人育成に貢献していきます。そのために、トフルゼミナールの学び舎を通過するすべての生徒が、英語の重要性と英語を学ぶ楽しさ、そして何より知的好奇心を身につけていただくことを目的としています。

入試に英語が取り入れられて久しいですが、現在でも入試や英語4技能試験の読解の題材は、アカデミックな内容のエッセイが中心です。それはどんな学問分野でも、英語は研究と発表のための道具として必須だからです。また外国語の習得は、論理的思考や柔軟な想像力を養うという効果をもたらします。ですから複雑な構造の英文を訳させたり、文法的に誤っている箇所を指摘させたりという問題も多いのです。

それにもう一つ、外国語を勉強することはその国の文化を理解することに通じます。つまり、普段意識していない日本文化や日本人であるというアイデンティティを再認識することにもなるのです。入試に比較文化論や日本論が少なからず出題されていることもそうですが、英語を入試で重視すること自体、実は言葉という無意識的な文化の土台を相対化し、自国と外国の両方の文化理解の基礎を作る、という外国語学習の目的の一つが反映されているのです。

また同じ意味で、トフルゼミナールは国語や社会などの教科にも力を注いでいます。入試英文読解は、高校生として期待される教養がないと読みにくいものがほとんどです。国語や社会の学習は教養的素養の源であり、英語学習と密接な補完関係にあるといえます。英語以外の教科指導は、トフルゼミナールにとって「言語と文化」一般の総合教育として重視しております。

トフルゼミナールは、長年海外の大学・大学院の留学準備やリスニング・スピーキング・英会話を含む英語4技能試験の対策指導を行ってきたことにより、さまざまな意味で真の英語教育の基盤を有することが可能となっています。また、大学受験であれ留学であれ英語に変わりはないという理念に基づき、トフルゼミナール英語教育研究所を中核的存在として、英語教育全般にわたる研究活動に力を入れてきました。

『受験の英語』とは「大学受験で出題される特殊な英語」としてイメージされがちですが、実は昨今の大学入試問題には「実際に使われていない英語」が出題されることは基本的にありません。正しく自然な英語の習得こそ、大学入試の突破はもちろんのこと、大学での研究や社会に旅立ったあとの仕事や生活において意味のあることだと考えます。

トフルゼミナールには「英語だけは苦手で何とかできるようになりたい」といった方から、数年に渡って海外経験をし「得意な英語をさらに伸ばしたい」という方まで、さまざまな方が学びの扉をたたきます。共通しているのは、英語に対して《もっとできるようになりたい》と思う純粋な気持ちです。この気持ちを大切に育てあげ、《本物の英語》を身につけたとき「大学受験合格のための英語力」の習得は、目標というよりむしろ結果であり通過点であったとの認識を得られることでしょう。