Session2
この変革期の中で教育はどう変わっていくのか?
この変革期の中で教育はどう変わっていくのか?
AI の進化と大学 DX(デジタルトランスフォーメーション)は、現代の大学に大きな変革を迫っています。多くの日本の大学で DX 推進が喫緊の課題となる中、教育から運営まで抜本的な改革が求められています。その中で東洋大学情報連携学部(INIAD)は、日本の大学のデジタル変革の先駆けとなってきました。本セッションでは、まず INIAD の先進的な教育DX の全体像を紹介し、続いてプログラミングや英語教育といった具体的な分野における AI 活用事例を深く掘り下げます。さらにストラスブール大学の取り組みも交え、AIとDX が導く大学の未来像を議論します。
11月12日(水)9:00-11:00
東洋大学 赤羽台キャンパス INIADホール
9:00 ‒ 9:20
開会宣言 矢口 悦子(東洋大学 学長)
Etsuko YAGUCHI(President, Toyo University)
来賓ご挨拶 宮本 博幸(元日本学術振興会ストラスブール研究連絡 センター長)
Hiroyuki MIYAMOTO(Former Director, JSPS Strasbourg Office)
9:20 ‒ 11:00
Session 2
登壇者
坂村 健 Ken SAKAMURA
東洋大学情報連携学部 創設者/同情報連携学学術実業連携機構 機構長/東京大学 名誉教授/東洋大学 名誉教授
Founder of INIAD / Director of INIAD cHUB / Professor Emeritus, University of Tokyo and Toyo University
1984年からオープンなコンピュータアーキテクチャTRONを構築。TRONはIEEE(米国電気電子学会)標準組込OS
IEEE2050-2018としてデジタル機器、家電製品、車のエンジン制御、ロケットの制御など世界中で多数使われている。さらに住宅、ミュージアム、ビル、都市などへの広範囲なデザイン展開を行っている。2023年に「TRONリアルタイムOSファミリー」 が、また、2024年に「The Pioneering TRON Intelligent House」 が、IEEE Milestone に認定された。(IEEE Milestoneは、開発から25年以上経過し、社会や産業の発展に多大な貢献をした歴史的業績を認定するもの)
2017年、文芸理それぞれの専門を生かして連携できる人材育成のための新しい学部INIAD(東洋大学情報連携学部)を創設、学部長に就任。現在は、INIAD cHUB(東洋大学情報連携学学術実業連携機構) 機構長。YRPユビキタス・ネットワーキング研究所所長、IEEEライフ・フェロー、ゴールデンコアメンバー。
2015年には、ITU(国際電気通信連合)創設150周年を記念して、情報通信のイノベーションを通じて、人々の生活向上に多大な功績のあった世界の6人の中の一人として選ばれる。
2023年 IEEE Masaru Ibuka Consumer Technology Award受賞。他に2024年瑞宝中綬章、2006年日本学士院賞、2003年紫綬褒章。
トーマス・ランパート Thomas LAMPERT
ストラスブール大学 データサイエンス•人工知能講座 主任教授
Professor, Chair of Data Science and Artificial Intelligence, University of Strasbourg
2021年から現職。研究は、AIの理論的側面と、ディープラーニング、教師なし学習、ドメイン適応、表現学習、クラスタリングなどの実世界問題への応用が中心。
英国ヨーク大学にて博士号を取得。博士課程の研究は、QinetiQ社および英国国防省の執行機関である防衛科学技術研究所 (DSTL) との共同研究として行われた。
英国およびフランスの産業界・学術界でキャリアを積み、数々の企業やスタートアップのコンサルタントを歴任。米国国務省の国際ビジター・リーダーシップ・プログラム(IVLP)修了者。
欧州評議会ではAIの専門家として活動し、法律専門家向け人権教育(HELP)プログラムのためのAI研修コースを開発。
矢代 武嗣 Takeshi YASHIRO
東洋大学情報連携学部 教授/YRPユビキタス・ネットワーキング研究所 研究員
Professor, INIAD / Researcher, YRP Ubiquitous Networking Laboratory
現在、東洋大学情報連携学部(INIAD)にて教授を務める。
2014年に博士(学際情報学)を取得し、T-Kernel 2.0やT2E (T-Kernel 2.0 Extension)、μT-Kernel 2.0、ucode 2.0 をはじめとするTRONプロジェクトの多数の分野に関わる。現在は主に1984年からのTRONプロジェクトの目標であるHFDS (超機能分散システム) を実現するためにこれらのプロジェクトの成果を統合するための研究を進めている。
古藪 麻里子 Mariko FURUYABU
東洋大学情報連携学部 准教授
Associate Professor, INIAD
2016年に上智大学大学院で言語学の博士号を取得。2017年より東洋大学情報連携学部(INIAD)において、ICTを活用した英語教育プログラムの作成と実践に従事。2023年からは生成AIを活用した英語教育の実践に取り組んでいる。
Coming Soon
東洋大学国際部国際課 Email : ml-intl@toyo.jp