〈監督・選手コメント〉
東京箱根間往復大学駅伝競走
東京箱根間往復大学駅伝競走
■酒井俊幸 監督
前回大会の 4 位以上を目標として「鉄紺の覚醒」というスローガンを掲げて出場いたしました。チームのエース格である石田洸介(4年)が 12 月中旬に起用を見送らなければならない状況になり、梅崎蓮主将(4年)もアキレス腱の違和感で大会前日に出場取りやめとなりました。代役のメンバーで往路で最大変更人数の 4 名と復路で2 名の限度 6 人替えで臨む異常事態となりました。通常このような状況下では厳しい結果となりますが、「走れなかった 4 年生や仲間たちを想って走ったこと、指導スタッフ陣の練習と取り組みを最後まで信じ抜き取り組んできたことが最後の粘りに繋がった」とほとんどの選手達からの声があり、今年のチームの底力とチームへの信頼が危機的状況でも崩れなかったことを改めて知ることとなりました。困難な状況下でも決して諦めない走りをすることが東洋大学らしい駅伝だと私自身も選手の姿から学びました。
出走した 10 人全員が積極的なレース運びと中盤から苦しい表情になっても最後まで諦めない心が走りに現れ、目の前の選手に追いつき競り勝って襷を繋ぐ。全員がその 1 秒をけずりだす走りを体現し10時間54分56秒の総合9位でゴールし、継続中では最多となる20年連続となるシード権を獲得しました。シード権の伝統は繋ぎましたが本来の目標である上位を達成するために今回得た経験を深化させてチームの進化に繋げて参ります。
■梅崎 蓮 主将
2 日間、箱根駅伝の応援をしてくださりありがとうございました。今回の箱根駅伝では、総合 9 位でした。目標は 4 位でしたが、最低限の 20 年連続シード権を獲得することができたので良かったです。チームのみんなが頑張ってくれたおかげです。次に繋げることができました。個人としましては、アキレス腱を痛めてしまい出場することができませんでした。最後の箱根駅伝を出られなくてチームに申し訳なかったです。後輩達は今回の経験を次に繋げて、頑張ってほしいと思います。2 日間ありがとうございました。
■1区 小林 亮太
2 日間年始でお忙しい中応援してくださりありがとうございました。チームとしては 20 年連続シード権を獲得しましたが本来の目標である 4 位以上を達成できずとても悔しいです。しかし、今回走った選手のうち 8 人が 3 年生以下でレースを良い方向へと持っていってくれたのが 3 年生以下です。来年洋の定位置である 3 番以内を目指せるように頑張ってほしいと思います。個人としては怪我があり練習が詰めていない中での 1 区でしたが集団で襷を渡し最低限の走りは出来たと思います。この 4 年間で学んだことを忘れずに実業団に行っても継続していきたいと思います。2 日間応援してくださりありがとうございました。
■2区 緒方 澪那斗
この度は 2 日間に渡り、東洋大学の応援をして下さりありがとうございました。 まず、チーム結果としては総合9位で 20 年連続シード権を獲得することができました。しかし、個人の成績として 2 区でブレーキしてしまう走りとなり、エース区間としての自分の役割が全く果たすことができませんでした。チームに対しても応援してくださった方々に対しても期待に応える走りが出来ず申し訳ございませんでした。 チームメイトに助けられ、シード権内に戻してくれました。駅伝はチーム戦と改めて感じ、仲間の大事さを実感することが出来ました。 来年は今年以上、鉄紺の定位置に戻していくため、この 1 年精進していきます。
■3区 迎 暖人
2 日間に渡り、多大なるご声援とサポートをしてくださった方々、ありがとうございました。 今回は総合 9 位という結果となり、20 年連続のシード権を獲得することができました。これは最後まで諦めることなく、全員の力で勝ち取ったものだと感じています。個人としては 3 区を走らせていただきました。最初から攻めていくことができましたが、10km 以降で他校の選手と差がついたことが改善点です。来年は後半でも勝負できるように力をつけ、チームとしてもより上位で戦うことのできるよう取り組みます。 2 日間ありがとうございました。
■4区 岸本 遼太郎
1 月 2 日、3 日の箱根駅伝ではたくさんのご声援ありがとうございました。今回は 4 区を任せて頂きました。個人としては、チームの 20 年連続シード権獲得に貢献する走りが出来たのではないかと思っています。 今回は、主力としてこれまでチームを引っ張り支えてきて下さった 4 年生たちが出走できず、万全ではない状態で本番を迎えなければなりませんでした。チームの中に不安や動揺があったと思いますが、本番ではチーム全員がそれぞれの役割を果たして、最後まで貪欲に前を追い続けた結果が 20 年連続シード権獲得という形になって表れたと思います。また 1 つ東洋大学の伝統が繋がりましたので、これを更に強く大きなものに出来るよう頑張っていきたいと思います。今後もご支援、ご声援の程よろしくお願いします。
■5区 宮崎 優
この度は 2 日間に渡り、多大なる応援やサポートをしてくださった方々、ありがとうございました。 チームの結果としましては総合 9 位で 20 年連続シード権を獲得することができました。5 区を走らせていただき粘りの走りをして順位をキープすることができました。 初めての箱根駅伝となり緊張する気持ちもありましたが、箱根駅伝を走れる喜びや様々な思いを胸に最後まで走り抜くことができました。 来年はより上位で戦えるようにこの 1 年間を大事に取り組んでいきたいと思います。
■6区 西村 真周
1 月 2 日と 3 日の箱根駅伝の際は東洋大学に多くのご声援等をありがとうございました。 個人の走りとしては、3 年連続の 6 区となり 3 年間の経験や練習の出来具合で 58 分 20 秒切りを目標としましたが、下りでペースが上がらず悔しい走りとなりました。しかし、ラストは 4 年生への想いや監督からの声掛けなどもあり絞り出す事ができました。 箱根駅伝の結果としては主力の方の故障により、厳しい戦いが予想されましたが 20 年連続のシード権を獲得する事ができました。今年全員でけずりだした 1 秒で獲得したシード権は必ず次に繋げたいと思います。
■7区 内堀 勇
この度は箱根駅伝に出場し、多大なる応援をいただきありがとうございました。私は 7 区を担当し、区間 12 位という結果でした。後半の上り坂で体力的に厳しい場面がありましたが、最後まで粘り強く走りきり、襷を繋げたことは良かったと感じています。しかし、順位には満足しておらず、もっと力強い走りができるよう練習を積んでいく必要があると痛感しました。今回のレースを通じて、自分の課題が明確になり、次回に向けての目標ができました。これからもチームの一員として成長し、貢献できるよう努力します。応援してくださった皆様、ありがとうございました。
■8区 網本 佳悟
2 日間、箱根駅伝の応援をして頂きありがとうございました。チームとしては、総合 9 位で 20 年連続のシード権を獲得する事ができました。選手一人一人が諦めずに粘り強い走りをした事や走れなかった選手もサポートや応援をして下さりチーム一丸となって戦えた事で最低限の20 年連続シード権を獲得できたと思います。個人としては、区間賞を数秒で逃してしまいましたが襷をシード権内まで持っていく事ができたのは良かったと思います。上位の大学とはまだまだ差があるので、来年は上位で戦えるように頑張りたいと思います。2 日間ありがとうございました。
■9区 吉田 周
この度は 2 日間に渡り、多大なる応援をしてくださった全ての皆様、ありがとうございました。 チームの結果としましては、総合 9 位で 20 年連続のシード権を獲得することが出来ました。主力を数名欠いた中での厳しいレースでしたが、特に 3 年生以下の選手が頑張ってくれたと感じます。個人では9 区を走らせていただき、10 キロ過ぎから失速してしまいましたが、最低限順位を 1 つ上げて 10 区の薄根に襷を渡せたことは良かったです。 今回出走した選手、出走できなかった選手それぞれが良かった点、反省点を見つけられたと思うため、今後の競技人生に役立てていって欲しいと思います。2 日間、本当にありがとうございました。
■10区 薄根 大河
2 日間に渡り、多大なる応援やサポートをしてくださりありがとうございました。 チーム結果は総合 9 位と目標順位には届きませんでしたが、20 年連続シード権獲得をすることができました。個人としては、シード権争いのラインで走ることとなり、恐怖心との戦いでしたが、最後は 4 年生の為にとけずりだす走りが出来たのではと思います。また、1 秒の重み大切さを改めて実感できました。多くの人の想いを背負って走る箱根駅伝の襷は重かったですが、来年や今後に繋がるレースにすることができました。 今回の経験をチームに還元して来年度に繋げていきます。2 日間ありがとうございました。