特別展「哲学者の青春ー井上円了 哲学館創立までの軌跡ー」
 白日莫閑過、青春不再来。
(時間を無駄に過ごすことなかれ、青春の日々は二度とは戻ってこないのだから。)
 東洋大学の創立者で、明治・大正期に活躍した哲学者、井上円了の前半生は、近代日本の幕開けの時代と重なります。幕末の1858年(安政5)、地方寺院の長男として生まれた円了は、10歳のときに明治の新時代を迎えました。そして、寺の住職になるはずであったその人生も、時代とともに大きく道を変えることとなりました。
 後年、著書で円了は冒頭の句を引用し、自らが活気みなぎる明治の世を生きていられることを「幸運」と語りました。それはまぎれもなく、10代・20代の青春期に、時代の後押しを受けるようにして学問の道に進み、日夜奮闘するなかで未来を切り拓くことができた自分自身の実感でした。
 本展では、この明治の変革期に青春の日々を送ったひとりの若き僧侶が、学問研鑽に果てに哲学と出会い、私立学校経営者となるまでの軌跡を追います。
2025年10月20日(月)~12月20日(土)
井上円了記念博物館
東洋大学井上円了記念博物館 展示室
〒112-8606 東京都文京区白山五丁目28番20号
東洋大学白山キャンパス5号館1階
TEL.03-3945-8764(博物館直通)
*電話は担当者不在等により、つながらない場合があります。
月曜日~金曜日 9時30分~16時45分
土曜日 9時30分~12時45分
日曜、祝日、その他大学の定める休業日
*11/9は臨時開館。
*詳しくは、Webページの開館カレンダーをご覧ください。
無料
特別展案内チラシ
チラシ裏面
「マンガ円了完成記念展示」
開催期間:2025年10月20日(月)~12月20日(土)
 会場:東洋大学白山キャンパス5号館1階エントランスホール
主催:東洋大学井上円了哲学センター
*詳しくは、こちらをご覧ください。
学芸員養成課程「博物館実習II」、公認サークル日本史学研究会、理工学部地域デザイン研究室合同企画パネル展示
「湯島・麟祥院から哲学館へ:春日局から井上円了へ」
開催期間:2025年10月17日(金)~11月6日(木)
 会場:東洋大学井上円了記念博物館展示室前(ロビー展示エリア)
企画:岩下哲典(博物館実習担当教員・公認サークル日本私学研究会顧問/文学部史学科教授)
   田口陽子(理工学部地域デザイン研究室主宰/理工学部建築学科准教授)
*詳しくは、こちらをご覧ください。