高橋 達也さん(国際地域学部 国際地域学科2020年卒業)

氏名:高橋 達也 

卒業学部学科:国際地域学科

卒業年度:2020年3月

所属ゼミ:山崎義人ゼミ

就職先: 米沢市 地域おこし協力隊

渡米プロジェクトから地域おこし協力隊へ

僕が所属していた国際地域学科では、「Think Globally, Act Locally」、「現場主義」を 学びの基本として講義やゼミ、海外研修を行っていました。そのような環境において学ぶ 中で、僕は地元で暮らす人々と一緒に、地元の魅力を発信し、抱えている課題に向き合いたいと思うようになりました。

はじめは、東京で山形のイベントや人に関わろうと、渋谷で山形に関係ある500人を集めるゲリライベントや県人会の企画運営などを行っていました。次第に「もっと地元の米沢の魅力を発信したい」、「東京でできた仲間を米沢に連れていきたい」と思うようになり「渡米プロジェクト」の企画を始めました。 渡米プロジェクトでは、首都圏の大学生が、米沢の大学生や地域の方と繋がり、一緒に 米沢の日常を楽しみます。お神輿を担いだり、夏の川に飛び込んだり、冬の山をスノー モービルで駆け抜けたりしました。米沢で暮らす人々にとって当たり前の日常が、首都圏の学生にとっては非日常の楽しさで溢れていることに僕自身が気づかされました。新たな 仲間が口コミで増え、米沢で「こんなことしてみたい」という声があれば、学生みんなで考え、地域の方に相談し全力でやってみる。それぞれの多様性を認めあい、できることを 持ち寄り応援しあうコミュニティが地域の中にできていました。それが米沢の魅力のひとつになると願い、今もゆるゆると活動を続け仲間を増やしています。


卒業後、米沢にUターンして地域おこし協力隊となりました。新型コロナの影響は大き いですが、今できることを考え、精一杯取り組んでいます。高校生向けのキャリア教育をオンラインで行ったり、大学生や地域の方と一緒にはたけを通した交流を行ったりしてい ます。地域で暮らす人々と関わりながら、抱えている課題の解決に貢献する。在学時代の学びや繋がりを最大限活かせる仕事に就くことができ、社会人生活を楽しんでいます。