International Finance/International Businessに関するGoa Institute of Managementと東洋大学のオンライン協働プロジェクト

 コロナ禍によるオンライン授業による新しい取り組みとして、すべて英語で実施されているInternational Financeの授業において、COIL(Collaborative Online International Learning)を取り入れたグループワークとワークショップを実施しました。東洋大学から43名、Goa Institute of Management(インド)から12名の計55名が参加しました。国籍別ではインド12名、日本26名、その他の7か国から17名と、多様な構成でした。

ワークショップは2021年10月中旬と11月下旬に2回開催され、その間に教員からの指導を受けつつグループワークを行いました。グループワークのトピックは、①2020年から21年にかけての世界各国の金融政策について、②コロナ禍で大きな被害を受けた産業や企業、③コロナ禍に成長した産業や企業、の3つについてで、それぞれのグループが自由に取り組みました。

二か国以上の比較事例となっており、同じ産業でも企業の顔ぶりが異なることや、コロナの感染状況の推移の違いによってその影響が異なる点などが明らかになっていました。

時差がある中でのグループワークは意思疎通に難しさがあったものの、チームビルディングやスケジュール管理の重要性さなども学びました。参加者からは「リーダーに任せきりにしない」「自分事として取り組む」「コミュニケーションを意識する」などの学びがあったようです。総じて、各自がいくつもの困難に直面し、それらを乗り越えようと努力したことが明らかであり、参加者のがんばりを称賛したいと思います。


担当:坪田 建明(国際学部国際地域学科 教授) 

写真:オンライン協働プロジェクトの様子