ハイブリッドでの4大学合同ゼミ

国際学部 坪田ゼミ(国際経済学・開発経済学)では、3年ゼミにおいて貿易を通じた経済発展を勉強しています。その一環として、2021年12月11日に専修大学経済学部 傅ゼミ(アフリカ経済論 ・経済人類学)、共立女子大学国際学部 岡部ゼミ(開発経済学・国際協力論)、拓殖大学商学部 松田ゼミ(海運経済学・物流論)との4大学合同ゼミを白山キャンパスにて対面授業と双方向型オンライン授業を組み合わせたハイブリッドで開催しました。

今回のテーマは「バングラデシュ」でした。坪田教授の専門地域であり、2021年がバングラデシュの独立50周年(2022年が日バ国交樹立50周年)という記念すべき年であったためです。

当日に至るまで、各ゼミ生は6つの大学混合グループに分かれて2か月弱の時間をかけてヴァーチャルグループワークに取り組みました。各グループは、「バングラデシュの発展経路・バングラデシュに進出する日系企業・日本からのインフラ系ODA・日本からの教育系ODA」などについて独自の調査を行いました。

合同ゼミ当日は、はじめに在日バングラデシュ大使館のDr. Haque商業参事官より「Japan-Bangladesh Relation: Past, Present & Way Forward」と題したご講演を通じて、発展目覚ましいバングラデシュの現状と、日本との交流について概説いただきました。次に、グループワークの成果を全てのグループワーク参加者が発表し、各教員からフィードバックを得ました。

後半では、日本貿易振興機構ダッカ事務所長の安藤 裕二氏、国際協力機構バングラデシュ事務所の村上心氏からご発表をいただきました。バングラデシュの現在やお仕事の内容にとどまらず、海外で働くことの楽しさや現在へ至るキャリア形成などについてもお話しいただきました。お二人のお人柄と熱意が伝わってくるご発表でした。

全体の振り返りとして、グループワークを進める上では実際に会えなかったために様々な困難に直面したことや、スケジュール管理の難しさが明らかになりました。各グループの内容についての理解や知識が深まると共に、スケジュール管理・コミュニケーションの頻度や内容などについても学ぶ良い機会になったようです。

最後に、クリスマスが近いのでプレゼント交換をしました。


引き続き、オンライン授業の利点と対面授業の利点の双方を生かす形でコロナ禍を乗り越える授業の在り方を模索していきたいところです。

(担当:坪田建明) 

(発表会の様子)

(グループワークの様子)

(集合写真)