群馬県前橋市の古民家で行われた「じゃが祭り」に参加しました!

 国際地域学科の鈴木ゼミ(地域社会学)では、スローシティ運動(イタリア発祥の持続可能なまちづくり)を研究テーマとしています。

 2024年6月8日、私たちは前橋市大胡地区にある空き古民家で活動しました。群馬県前橋市で空き家を活用した地域コミュニティづくりを進める任意団体「前橋赤城マイマイの会」と共愛学園前橋国際大学の方々が企画した「じゃが祭り」に参加してきました。地域の方々や学生たちが40名程集まった中で、東洋大学からは鈴木ゼミ3年の9名が参加し、マイマイの会の方と共愛学園前橋国際大学の学生たちと共に作業・交流を行いました。今回は古民家の敷地の畑で育てられた無農薬じゃがいもを収穫し、それを使用したカレー、芋もち、ポテトサラダ、ポテトフライ、カブの浅漬けそしてマイマイの会の地域住民の方が作ってくれたいちごの豆乳ゼリーの6品をいただきました。

 当日は朝8時半に集合しミーティング後、9時から農作業を開始しました。最初は畑でじゃがいもを収穫しました。また鈴木ゼミの学生メンバーは、環境と身体にやさしい健康法として注目されているはだし歩き/アーシングもかねて、はだしで農作業を行いながら、皆にはだし歩きのよさを広めました。途中から何人かの共愛学園の学生も一緒にはだしになって農作業を行いました。春に植えつけたじゃがいもはまだ小さいものが多かったですが、学生同士でじゃがいもの大きさや数を比べたりと楽しく収穫をしました。

収穫後は調理班と畑仕事班に分かれ作業を行いました。料理の品数が多いため調理班は人を多めに配置し分担して調理しました。畑仕事班は畑で育てている野菜の風除けの設置といったメンテナンスを行いました。私は調理班でフライドポテトを作りました。大きめな芋を20個ほど選び8等分にし、熱々の油で揚げました。油の用意ができるまではカレーの具材を煮込んでいる鍋を運んだりとお手伝いをしていました。

 13時頃に料理が完成し、皆で料理をよそっていただきました。お皿やコップはゴミの削減のため各々で持ってきたものを使いました。自ら収穫した野菜を使って皆で作った料理は絶品で、話したり遊んだりしながらとった昼食時間はとても自然とスローを感じられるものでした。共愛学園の学生、東洋大学の学生そして地域住民の方々の3つの団体が混ざり合って作業することはフィールドワークでしか得られない農作業・調理の経験や地域の食材を使うことで得られる地域資源の豊かさ・おいしさの実感、世代や地域を超えた交流によるお互いの事情や日常などの共有、地域の魅力発見につながると私は感じました。 

 食事後には今回は使わなかった大根の収穫をし、余ったじゃがいもと一緒に持ち帰らせてもらいました。 

 このような素晴らしいイベントを企画してくれた共愛学園前橋国際大学の学生メンバーの方々と普段から畑や古民家を整備・管理してくださっている前橋赤城マイマイの会の方々へ感謝し、これからの活動により一層精進していこうと思います。

 本活動は、東洋大学地域活性化支援事業「東洋スローシティ」の支援金を受けて実施しました。

記事作成:国際大学国際地域学科3年 竹村佑斗、鈴木鉄忠教授