2023年度国際学部外部評価を実施しました

国際学部では、今後の国際学部が目指すべき教育の方向性や改善点を明らかにするため、学部として初めての外部評価を2023年度下半期に行いました。外部評価は、入試、カリキュラム、進路の観点から、それぞれの分野に関する学外の有識者7名に評価委員を依頼し、関連文書の分析や対面での意見交換を通じ、貴重なご意見を評価書としてとりまとめをいただきました。

 

初めての取り組みでしたが、学外からの視点によって新たな気付きも多く、大変有意義なものとなり、評価結果を学部および各学科で検討し、授業やカリキュラムの改善につなげていきたいと思います。

 

■各学科からの感想

・グローバル・イノベーション学科

当学科の特色である「英語で学ぶ教育課程」「学生の英語力の向上」「一般学生の海外留学」「留学生比率30%」の達成状況について、おおむね高く評価していただきました。

また、学生の進路についても、就職に加えて、国内外の大学院進学者が一定数出ており、これまでの成果を確認することができました。

その一方で、国際系学部に対する入試動向や産業界からの人材育成に対するニーズを踏まえて、当学科の教育を今後とも特色あるものにしていくために検討すべき点をご指摘いただきました。

今回の外部評価は、今後の教育活動の改善に向けた取り組みに大変参考になる貴重な機会となりました。

 

・国際地域学科

 国際地域学科では、国際化と地域づくりという学科の二つの軸に加えて、入学者受け入れ、卒業認定・学位記授与の視点から、第一線で活躍される専門家・実務家の方に外部評価をお願いしました。意見交換や講評の場では、多くの気づきを得ることができました。

 その一つが、本学科の基本理念であるThink Globally, Act Locallyやアカデミック・ポリシーと、学生が学んでいく各科目との連関を意識的にとらえることの重要性です。本学科は学際的な学科として、領域に特化して学ぶよりも、広い視野をもって複眼的に学び、現場で課題を分析し、他者と協働して解決する力を養うことを重視し、アカデミック・ポリシーにかかげてきました。学生が大学生活を通してこの力を身につけていくことを今まで以上に意識して教育・科目を展開する必要があることに気づきました。

 外部評価結果は、FD(ファカルティ・ディベロップメント)活動で取り上げ、学科の教育内容やプログラムの改善に役立てていく予定です。5月25日に第1回のFDを予定しています。