長野県へゼミ研修旅行に行ってきました!

国際学部 国際地域学科の鈴木ゼミ(地域社会学)では、スローシティ運動(イタリア発祥の持続可能なまちづくり)を研究テーマとしています。


 群馬県前橋市の赤城エリアは、日本で2番目に国際スローシティ連盟の認証を受けた地区です。鈴木ゼミでは前橋・赤城スローシティの空き古民家の利活用プロジェクトに参加し、地域の方々や現地の大学生と交流しながら、フィールドワークを行っています。


 2023年6月10日、前橋市大胡地区にある空き古民家にて群馬県前橋市で活動する任意団体スローなまちづくり「前橋赤城マイマイの会」と共愛学園前橋国際大学の方々が企画した「じゃが祭り」に参加してきました。 

この空き古民家プロジェクトでは、古民家横にある畑で育てた野菜を調理し、参加者で美味しく頂くスローフード体験イベントを月1回行っています。 

今回は、前橋赤城マイマイの会、共愛学園前橋国際大学、慶応大学、前橋工科大学、地域の方々と一緒にイベントを行いました。野菜の収穫・料理・ベンチ用の木の皮剥きの3つの班に分担され、私たちは主に木の皮剥きを行いました。木の皮剥きは、バールを使って直径50センチほどある木の幹から皮を剥がします。思ったよりも力のいる作業でしたが、コツを掴むと綺麗に剥くことができ、やりがいがあると感じました。これらの木がベンチとなり、街の商店街のお店等で使われることを想像すると、よりやりがいを感じ、早く完成させて届けたいという気持ちになります。 

また私たちは、ほうれん草とチンゲン菜の種まきも行いました。種はとても小さく、蒔くのに一苦労しましたが、こんなに小さい種が私たちの普段食べている野菜になることや、実際に土に触れることの楽しさ・大変さを学ぶことが出来ました。 

お昼は、共愛学園前橋国際大学と地域の方々が4月に作付けしたジャガイモを使って、カレー、マリネ、アヒージョ、ビシソワーズ、いももちを作り、地域の方々や参加者に振る舞われました。自分達で植えた野菜を自分達で調理して頂くことで、より美味しく感じるとともに地域の方々や学生などたくさんの人と、この時間を分かち合うことがとても幸せだと感じました。


 今回私たちは、共愛学園前橋国際大学の学生メンバーの方々が企画したイベントにお手伝いという形で参加させていただきましたが、10月には私たちが考案したイベントを開催させていただくので、私たちがどうこの古民家に貢献できるか、どうしたら地域に良い影響を与えることが出来るかを模索しながら活動を続けていきたいと思います。


本活動は、東洋大学地域活性化支援事業「東洋スローシティ」の支援金を受けて実施しました。


記事作成:国際大学国際地域学科3年 渡部光、鈴木鉄忠准教授