【ゼミ活動】河川管理施設を拠点とした環境・防災情報の発信の支援

荒巻ゼミでは、専門ゼミナールⅡ(3年ゼミ)の一環として,国土交通省荒川下流河川事務所および公益財団法人日本生態系協会のご協力を頂きながら,荒川知水資料館(amoa)を対象とした課題演習を行っています。

荒川は都会の貴重なオープンスペースとして市民に憩いの場を提供するとともに生態系の構成要素である一方で,大規模洪水が発生した場合に甚大な被害が想定されることから水害リスクへの対応が重要視されています。amoaではこのような荒川の歴史、荒川下流域における事業や流域のさまざまな情報の受発信,防災・環境教育の支援などを実施しています。この演習では,交流,学習・教育,情報発信の拠点としてamoaや荒川の水辺をさらに有効に活用していくという観点から,具体的な対策を検討,提案することを目的としています。

2022年度のゼミナールは12名の学生が参加し,9月下旬から12月上旬にかけて大学の感染防止対策に沿う形で実施しました。10月6日にはamoaや河川事務所の施設を実際に見学させていただくとともに,担当者に直接質問をする機会を頂きました。さらに3つのグループにわかれて,「荒川下流ミズベリンク」,「amoa25周年イベント」,「インターンシッププログラム」の3企画について具体案を作成し,12月1日に荒川下流河川事務所にて担当職員の方々の他,北区役所および北区観光協会からのゲストの前で発表させていただきました。

提案した企画案の一部は3月25日,26日に北区観光協会主催の「AKABANE PICNIC FESTA 2023 with Dog」(https://prkita.jp/apf2023/)とamoaで採用されることになっています。またゼミ生有志もその企画案の実現にむけたお手伝いをしています。