小鹿野研修(その1)2021年度を振り返って

都市環境デザイン学科、国際観光学科と国際地域学科合同で行っている小鹿野研修も2021年度で3年目を迎えました。オンラインでの夏の研修と待ちに待った!現地での冬の研修を振り返ってみたいと思います。

コロナ禍きびしい中での夏の研修。小鹿野高校の皆さんと町のPR動画を作成しました。今回は企画や運営も学生が主体となり、2021年8月23日にオンラインワークショップを行いました。オンライン研修も慣れたもの。「もの当てクイズ」などあっという間に打ち解けたようで、高校生も大学生も(教員も?)皆でワイワイやりました。できあがった動画は「山とその下に広がるエモい町並み」「山と青春」「山とグルメ」「山と道」、奇しくも皆が山に着目しながらも個性豊かに仕上がりました。是非TikTok(https://www.tiktok.com/@ogano_1)にてお楽しみください。

そして、冬の研修。2022年3月6日から7日にかけて小鹿野町を訪ねました。参加した学生にとって実は初めての小鹿野町。バス停を起点とした旅を構想することをテーマとして町内を練り歩きました。学生たちの考えたツアーは「バス待ち60分のおがのスイーツ旅:退屈を糖分に変えて」「出会いが導く まるでジブリな秘境旅」「扉の先の一本道」「しぶ旅 in 両神農協前」「薬師の湯をのぼる」。何気ない町内のバス停にも豊かな観光資源があることを見出し、そして何より久しぶりのフィールドワークに学生一人一人の活き活きとした様子が印象的でした。研修ではコロナ禍の実施ということで個食が求められましたが、それを逆手にとって面白いものを食べよう! それぞれが楽しんだ食事は「オガノメシ」としてまとめてみました。定番から変化球まで個食ならではの研修成果でしょうか。

また、小鹿野町役場の皆様のご厚意をいただき、研修中には小鹿野町の消防団に着目した卒業論文を執筆した学生に論文発表の場もいただきました。自分の論文が社会に還元される様に身が引き締まったようです。

なお、本研修は埼玉県中山間「ふるさと支援隊」の活動としても進めています。2021年10月29日に中間報告会及び交流会、2022年2月15日に活動報告会の機会を頂き、埼玉県内の各地域で活動する他の大学のみなさんから大いに刺激を受けました。

小鹿野町をはじめ多くの皆様に支えていただいた小鹿野研修。2022年度も大きく展開してゆきたいと思います。

待ちに待った!現地研修:旅の構想を練る 

旅の企画:地域の可能性を探る 

個食を逆手にとったオガノメシ:定番から変化球まで