2019.05.09|THU
2019.05.09|THU
国際学研究科主催 学長施策「イタリア中部地震からの復興に向けた学際的アプローチ」国際ワークショップ 実施報告
国際学研究科では、2018年度より理工学研究科、国際観光学研究科との共同プログラム「イタリア中部地震からの復興に向けた学際的アプローチ」(学長施策)に採択されました。
2016年8月と10月に立て続けにイタリアを襲ったイタリア中部地震。この地震では、有名観光地として知られるアマトリーチェをはじめとしたイタリア中部での被害が大きく報じられ、震源に近いカメリーノ市では、中心市街地の歴史的建造物は倒壊し、「Red Zone」として立入禁止措置がとられました。また、住民7,000人のうち5,000人が一時仮設住宅暮らしを余儀なくされました。
本プログラムでは、長期的な視点が求められる歴史的市街地の復興と、仮設住宅や日常生活に欠かせない「仮設商店街」等の住民生活の復興に向けて、従来の地域開発や建築といった個々の学問分野ではなく、学際的アプローチを通してイタリア中部地震からの復興支援活動を行うことを目的としています。
[2018年度の活動]
9月7日~20日に本学大学院生・学部生がイタリアを訪れ、カメリーノ大学の学生と一緒に国際ワークショップを開催
[2019年度の活動]
7月に熊本地震の被災地を訪問し、イタリア研修の事前教育を実施した。
8月29日〜9月12日にイタリアを訪問し、国際ワークショップ(現地調査、成果発表等)を実施した。
本プログラムは2018年度から継続して実施しており、カメリーノ大学との協力・交流関係の下で、イタリア中部地震からの復興に向けた方策を提案していきます。