ウクライナからの交換留学生Farewell Ceremonyを開催しました

2023年2月24日

2023年2月21日、本学での学びの期間を終えて母国に帰国するウクライナの留学生8名と、福川総長・安齋理事長・矢口学長をはじめ本学関係者が集まり、Farewell Ceremony(お別れの会)を開催しました。

本学ではウクライナの危機的な状況によって学びの機会を失った学生を支援するため、2022年4月にウクライナ・キーウにある3つの大学と包括的学術交流協定ならびに学生交換協定を締結。各大学で推薦を受けた4名、計12名が5月中旬までに日本に到着し、交換留学のスキームで日本語教員養成を専門とする文学部・平畑奈美教授のゼミ生学生を中心とした日本の学生によるサポートのもと、本学での学びを行ってきました。

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矢口学長は「私たちはみなさんが学び続けるということを応援したいという考えで東洋大学に迎えました。ここはみなさんにとって二つ目の母校となりますので、またいつか東洋大学に戻ってきてください。」と挨拶し、「これから地球の平和な未来をつくるために日本の仲間たちとともに22世紀を目指してほしいです。」とエールを送りました。

次いで、各留学生が本学の学びで得たことや日本での生活で感じたことなどの感想を述べました。
タラス・シェフチェンコ・キーウ国立大学に所属し、本学では国際学部で学んだカラツバ オリガさんは、「東洋大学の支援に感謝いたします。日本の友人ができて新しい体験ができたことや、数えきれないほどの楽しい時間を過ごすことができました。母国に帰国しますが、また皆さんに会いたいです。」と述べました。



当初、ウクライナの留学生は約1年間の予定(2023年3月まで)で本学での学びを行うことになっていましたが、現在もウクライナの危機的状況が改善されないことを踏まえて学生と個別面談を行うとともに、所属大学の判断を基に今後の対応を検討した結果、所属大学の了解と本人から希望があった4名は、本学での学びを延長(2023年9月まで予定)することになりました。

本学では、2023年1月に国立航空大学と包括的学術交流協定ならびに学生交換協定を更新。ボリス・グリンチェンコ記念キーウ市立大学、タラス・シェフチェンコ・キーウ国立大学とも3月までに協定を更新し、ウクライナの留学生への教育支援を継続してまいります。


ウクライナからの学生等の学業・研究を支援するための協力のお願い


東洋大学では、ウクライナで困難な状況に置かれている大学生等を、本学に受け入れ、学業や研究を継続させるための環境を提供しています。

少しでも多くの学生等を受け入れたいと考えておりますが、その全てを本学のみでサポートするのは容易ではない状況です。

皆様には、人道的な観点からも東洋大学によるこの活動に対するご理解、ご協力をお願い申し上げます。

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