駐日ウクライナ大使による特別講演会を開催しました

2022年4月12日


2022年4月12日(火)、セルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ大使が東洋大学白山キャンパスを訪れ、「ウクライナ コサックの民の歴史と文化」というテーマで特別講演を行いました。


講演では写真をふんだんに盛り込みながらウクライナの歴史・文化・風景などについて紹介され、「日本とウクライナはおよそ1万kmの距離で離れているが、さまざまな共通点がある」と説明されました。講演の後半では、ウクライナの本来の姿と侵攻を受けた現状について説明されるとともに、日本の協力についても謝意を示されました。


質疑応答では、ウクライナに対して日本は何ができるか、ロシアに対する経済制裁についてどのように考えるか、今後どのような社会を築いていくべきかなど、学生から積極的に質問がありました。大使は予定時間を超えてわかりやすく丁寧に回答し、「ウクライナからの学生と交流していただきたい、それが戦争が終わった後の復興に役立つこととなります」と力強く学生へ呼びかけました。

【髙橋一男副学長(国際担当)のコメント】

ウクライナ人の大使から見た現状を聞くことができてメディアが伝える情報の整理ができたように思います。また、これから受け入れるウクライナからの交換留学生と仲良くして下さいという言葉が今でも心に残っています。彼らはウクライナの復興を担う人材です。東洋大学での学生同士の交流が両国の架け橋となって将来も長く付き合っていけるような良好な関係が築けるとすばらしいなと感じました。この緊急事態下でも国際教育・交流を進めますが、平和時には次世代にむけた国際教育・交流を大使とともに考えてみたいと思いました。