食感や味などの肉質形質は、遺伝率が比較的高いことから育種改良が有効です。そのため、美味しい豚肉や牛肉生産を行うために、機械による客観的な肉質評価値を測定し、遺伝的な影響を調査しています。また、新規肉質形質の探索を行っています。
研究業績
Uemoto et al. (2017) : https://doi.org/10.1186/s12864-017-4275-4
Sasago et al. (2018) : https://doi.org/10.1111/asj.13030
Komatsu et al. (2019) : https://doi.org/10.1016/j.meatsci.2019.107893
Komatsu et al. (2022) : https://doi.org/10.1111/asj.13748
牛乳中の免疫グロブリン濃度など、乳中には様々な免疫関連物質が含まれており、これら物質は乳房炎への抵抗性指標となる可能性が考えられます。一方、これら形質を指標に抗病性育種を行うためには、数万記録以上を簡易に測定する必要があり、従来の測定方法では困難です。そのため、牛乳に赤外線を当てることで得られるスペクトルデータから、牛乳中のこれら対象形質の濃度を予測するための手法を開発しています。
研究業績
Satake et al. (2025) : https://doi.org/10.3168/jds.2024-25991