学校名や教材名だけで、指導方法を決めることはありません。
同じ学校、同じ学年、同じ教材を使っていても、止まっている理由は一人ひとり違うからです。
中高一貫校は、単に公立中学校より難しい勉強をする場所ではありません。
学校ごとに、6年間の教育課程、教科の進度、使用教材、課題、定期テスト、補習、内部進学の条件が異なります。
数学では、代数と幾何を並行して進めることがあります。
中学生のうちから高校内容へ入る学校もあります。
英語では、単語、文法、教科書本文、音読、英作文、小テストが同時に進むことがあります。
学校独自の問題集やプリントが多く、市販教材だけでは定期テストの範囲と合わない場合もあります。
そのため、中高一貫校生の指導では、一般的な中学生向けカリキュラムをそのまま当てはめることはできません。
最初に確認するのは、学校で実際に使っているものです。
教科書
問題集
学校独自プリント
授業ノート
小テスト
定期テスト
追試や補習課題
模試
学習予定表
本人の答案
どこまで授業が進んでいるか。
学校が何を重視しているか。
本人がどこまで理解できているか。
何を優先すれば、次の授業やテストへつながるか。
そこから考えます。
中学受験に合格したあと、勉強が崩れることがあります
中学受験中は、塾の授業、宿題、模試、家庭での声かけによって、学習の流れが外側から作られています。
ところが、中学校へ入ると、本人に任される部分が増えます。
宿題は出ている。
教材も持っている。
テスト範囲も知らされている。
それでも、何から始めればよいか分からない。
提出日の直前に答えを写す。
テスト前だけ長時間勉強する。
授業を聞いたことで、理解したつもりになる。
分からないところを質問できず、そのまま先へ進む。
成績が下がると、答案や課題を親に見せなくなる。
これは、能力が突然なくなったわけではありません。
中学受験の勉強から、中高一貫校での勉強へ切り替えられていない可能性があります。
誰かに決められた課題をこなす勉強から、自分で教材の優先順位を考える勉強へ。
説明を聞いて終わる勉強から、後で一人でも再現できる勉強へ。
一度にすべてを任せるのではなく、少しずつ移していきます。
同じ学校へ通っているからといって、同じ方法で伸びるわけではありません。
説明を聞けば理解できるけれど、演習量が足りない子。
問題を何度も解いているけれど、理由を理解していない子。
計算はできるけれど、問題文から式を作れない子。
英単語は覚えているけれど、英文の構造が取れない子。
課題を丁寧にやりすぎて、時間が足りなくなる子。
速く終わらせようとして、答えを写してしまう子。
間違えることが怖くて、手を動かせない子。
質問できる場所があっても、何を質問すればよいか分からない子。
学校の成績は取れているけれど、大学受験で使える理解になっていない子。
同じ「定期テストで点が取れない」という状態でも、原因は違います。
だから、最初から一つの勉強法を当てはめることはしません。
問題をどのように読んでいるか。
どこで手が止まるか。
途中式をどのように書いているか。
解説を読んだあと、何をしているか。
本人の言葉を聞き、必要なところから組み直します。
時間を空けて復習する。
何も見ずに思い出す。
同じ問題を解き直す。
自分の言葉で説明する。
学習計画を作る。
小さな課題に分ける。
どれも、使い方によっては有効な方法です。
しかし、どの方法も、すべての子どもに、すべての教科で、すべての時期に同じように使えるわけではありません。
まだ理解できていない子に、思い出す練習だけを繰り返しても、思い出す材料がありません。
演習量が必要な子に、説明ばかり続けても、自分で解けるようにはなりません。
課題が多すぎて動けない子に、さらに細かな管理表を増やすことで、余計に止まることもあります。
反対に、説明を聞きすぎて受け身になっている子には、すぐに助けず、自分で考える時間を取ったほうがよい場合があります。
大切なのは、方法の名前ではありません。
誰に、いつ、どの教科で、どの程度使うかです。
理論は、子どもを理解するための道具です。
子どもを理論へ合わせるための枠ではありません。
目の前の子より、理論が偉くなったら終わりだと考えています。
うまくいかなければ、説明の角度を変えます。
教材を変えます。
問題を小さく分けます。
前の単元へ戻ります。
必要なら一度先へ進みます。
本人が話し始めるまで待つこともあります。
理論に忠実であることより、目の前の生徒の反応に忠実でありたいと考えています。
体系数学などを使用する学校では、一般的な公立中学校とは単元の順番や進度が異なります。
現在困っている単元だけを説明しても、その前に必要な内容が抜けていれば、また同じところで止まります。
方程式で困っているように見えても、原因が分数計算や文字式にあることがあります。
図形の証明で止まっていても、証明の書き方以前に、
条件を図へ書き込めない
仮定と結論を区別できない
使える定理を選べない
日本語で理由を説明できない
覚えた型をそのまま当てはめている
ことがあります。
数学では、答えだけでなく、途中で何を考えているかを確認します。
体系数学、体系問題集
学校独自の数学教材
代数、幾何
正負の数、文字式、方程式
関数
図形、証明
確率、場合の数
数学Ⅰ・A、数学Ⅱ・B・C、数学Ⅲ
4STEP、サクシード、チャート式
小テスト、定期テスト、追試
高校数学への接続
大学受験問題
学校の授業へ追いつくことを優先する場合もあれば、前の単元へ戻ったほうが結果的に早い場合もあります。
答案、ノート、教材、残された時間を見ながら判断します。
[体系数学に対応する家庭教師について詳しく見る]
NEW TREASUREやPROGRESSなどでは、単語、文法、本文、音読、英作文が同時に進みます。
学校から渡される教材も多く、何をどこまで学べばよいか分からなくなることがあります。
単語帳を眺めているだけになっている。
教科書本文の日本語訳だけを覚えている。
文法問題の答えは合うけれど、なぜその形になるのか説明できない。
学校の本文は読めるけれど、初めて見る英文になると読めない。
定期テスト前だけ丸暗記している。
この状態では、一時的に点数を取れても、高校内容や大学受験で苦しくなることがあります。
NEW TREASURE
PROGRESS
学校独自の英語教材
英単語、熟語
英文法
教科書本文
音読、発音
リスニング
英文構造
和訳、英訳
英作文
小テスト
定期テスト、追試
英検
大学受験の英文読解
単語を覚える時間と、英文を読む時間を分けます。
文法用語を覚えることだけで終わらせず、実際の英文の中でどのように使われているかを確認します。
学校の定期テストに対応しながら、初めて見る英文にも使える力へつなげます。
中高一貫校では、周囲にも学力の高い生徒が多く、中学受験時より順位が下がることがあります。
順位が下がっただけで、すぐに能力不足と判断する必要はありません。
ただし、次の状態が続いている場合は、早めに確認したほうがよいでしょう。
平均点との差が広がっている
赤点や追試が増えている
学校課題を提出できない
答えを写すことが増えた
特定の教科を避けている
本人が成績の話を拒む
テスト前だけ徹夜している
同じ単元で何度も失点している
テスト後は、点数だけではなく答案を確認します。
知識が足りなかったのか。
問題文を読み違えたのか。
途中式が足りなかったのか。
暗記だけで乗り切ろうとしたのか。
時間配分に問題があったのか。
分かっていたのに表現できなかったのか。
答案には、次の一手を考えるための情報があります。
点数を見て叱る前に、答案から原因を探します。
[中高一貫校の定期テスト対策を見る]
中高一貫校では、学校の課題量が多くなることがあります。
全部を完璧に行おうとして、何も終わらない。
分からない問題へ時間をかけすぎる。
提出日直前に答えを写す。
簡単な問題だけ繰り返し、必要な問題へ進めない。
この状態では、課題が学習ではなく、提出するための作業になります。
家庭教師の時間に、課題を代わりに終わらせることはしません。
今日取り組む問題
一人で解ける問題
一緒に考える問題
学校の先生へ質問する問題
テスト前に解き直す問題
今は後回しにする問題
に分けます。
すべてを同じ重さで扱わず、現在の目的に合わせて優先順位を決めます。
豊橋市内の学校であっても、授業の進度、課題、定期テスト、コースによって必要な対応は異なります。
桜丘中学校・高等学校や時習館高校附属中学校など、在籍校の教材と授業予定を確認し、学校の学習を家庭で再現できる形へ整えます。
東海、滝、南山などへ豊橋市から通う場合、通学時間が家庭学習へ大きく影響することがあります。
平日の帰宅後に、すべての課題を進めるのは現実的ではない場合があります。
電車内でできること。
帰宅後に行うこと。
休日へ回すこと。
定期テスト前に優先すること。
一週間全体で整理します。
海陽中等教育学校などの寮のある学校や県外校では、ご家庭から日々の学習状況が見えにくくなることがあります。
長期休暇や一時帰省中に、
学校教材を整理する
定期テストを解き直す
英語・数学の抜けを確認する
次の学期の課題を準備する
寮へ戻ったあとに続ける内容を決める
といった短期集中の立て直しにも対応します。
中高一貫校では高校受験がないため、中学3年生で一度立ち止まる機会が少なくなります。
分からない部分を残したまま高校内容へ進み、気づいたときには数学や英語の抜けが大きくなっていることがあります。
Thinking Studyでは、中学校の定期テストだけで指導を区切りません。
高校内容へ進める状態か
大学受験で必要になる単元は何か
学校の進度と受験勉強をどう分けるか
内部進学か外部受験か
推薦、総合型選抜、一般入試をどう考えるか
共通テストや記述試験へどうつなげるか
を学年と目標に応じて整理します。
中学生のうちから大学受験問題を大量に解かせるという意味ではありません。
今学んでいる内容が、その先へつながる理解になっているかを確認します。
塾をやめてから家庭教師へ切り替える必要はありません。
塾で大学受験対策を進めながら、家庭教師が学校課題や定期テストを支えることもできます。
学校の授業を家庭教師と整理し、塾では演習量を確保する方法もあります。
大切なのは、塾と家庭教師のどちらが優れているかではありません。
教材が増えすぎていないか。
指導内容が重複していないか。
本人が実際に使いこなせているか。
塾の授業が学校や家庭での学習へつながっているか。
そこを確認します。
現在の塾を続けたほうがよいと判断した場合には、そのようにお伝えします。
AIを使うこと自体を、一律に禁止するつもりはありません。
今後は、AIを使わずに学び続けることのほうが難しくなります。
ただし、答えをそのまま写すだけでは学習にはなりません。
AIへ別の説明をさせる。
自分の途中式を確認させる。
似た問題を作らせる。
英文の構造を説明させる。
自分の説明に不足がないか質問する。
AIの回答を教科書や学校教材と照らして確認する。
答えを受け取る道具ではなく、考えを深める道具として使います。
AIに使われる人ではなく、仕組みを理解し、必要な場面で適切に使える人になってほしいと考えています。
反対に、決められた一つの方法を全員へ同じように適用してほしい場合や、家庭教師がすべての行動を長期間管理し続けることを希望する場合には、Thinking Studyの指導が合わない可能性があります。
これまで、小学生、中学生、高校生、既卒生、中学受験生、中高一貫校生、不登校・通信制高校の生徒など、600人以上を指導してきました。
中学受験では、ラ・サール、西大和、東海、滝、南山男子、海陽、桜丘、時習館高校附属中学校など。
大学受験では、東京科学大学、国公立大学医学部、早稲田大学、上智大学、東京理科大学、同志社大学、南山大学などの指導経験があります。
小学6年生で偏差値35前後から海陽・滝へ合格した例や、高校2年時に偏差値38前後から高校3年時に偏差値60前後まで伸びた例もあります。
ただし、同じ方法を使えば同じ結果になるわけではありません。
合格や成績上昇を保証することもできません。
過去の成功例をそのまま当てはめず、現在の生徒に必要な方法を考えます。
[講師について詳しく見る]
[指導実績・合格実績を見る]
入会時の費用、交通費、指導回数、指導時間などの条件は、事前に料金ページと面談でご説明します。
高額な専用教材をまとめて購入していただくことはありません。
まず、学校で使用している教科書、問題集、プリント、塾教材を確認します。
新しい教材が必要な場合も、目的をご説明したうえで、必要なものだけをご提案します。
詳細は以下をご覧ください。
[家庭教師の料金体系を見る]
LINEまたはお問い合わせフォームから、分かる範囲で次の内容をお知らせください。
学年
在籍校
お住まいの地域
困っている教科や教材
最近の定期テスト
通っている塾
希望する曜日と時間帯
相談内容が整理できていなくても構いません。
学校の進度、教材、テスト結果、課題、塾、家庭学習、本人とご家庭の希望を確認します。
実際に指導する家庭教師本人が伺います。
教材、ノート、答案などを見ながら、問題を解く様子を確認します。
どの教科から始めるか。
何を優先するか。
学校と塾をどう使い分けるか。
指導回数、料金、交通費を含めてご説明します。
その場で契約を決める必要はありません。
ご本人も含め、ご家庭で話し合ってください。
学校の予定、定期テスト、課題、本人の状態に合わせて進めます。
最初に立てた計画へ固執せず、必要に応じて方法を変えます。
豊橋市全域を基本的な対応地域としています。曜日、時間帯、移動距離によって条件が異なるため、お住まいの地域と希望時間をお知らせください。
対応しています。現在の単元だけでなく、必要な場合には前の代数・幾何まで戻り、学校の授業へつなげます。
NEW TREASUREやPROGRESSの指導はできますか
対応しています。単語、文法、本文、音読、英作文、定期テストまで、学校の使用方法と本人の理解度に合わせます。
在籍コース、使用教材、学校の進度、現在困っている内容を確認したうえで対応します。最近の答案、教材、課題をお知らせください。
対応内容をご相談いただけます。学校の教材、課題、授業進度、テストを確認し、家庭で必要な学習を整理します。
ご相談いただけます。通学時間を考慮し、平日と休日の学習内容を分けながら、学校課題と定期テスト、大学受験準備を整理します。
海陽中等教育学校からの帰省中だけでも相談できますか
現在の受付状況と内容によります。長期休暇や一時帰省中に、学校教材、定期テスト、英語・数学の抜けを整理し、寮へ戻ったあとに続ける学習を決める方法があります。
中学受験には合格しましたが、入学後に成績が下がりました
珍しい相談ではありません。中学受験時の学習から切り替えられていない場合や、学校課題の優先順位を決められていない場合があります。答案と実際の解き方から確認します。
可能です。塾の教材や授業を否定せず、学校課題、定期テスト、塾の宿題の役割を整理します。
対応しています。まず進級や卒業に必要な課題と追試を優先し、その後に抜けている単元を整理します。
強く拒否している状態で、無理に指導を始めることはおすすめしません。本人が何を嫌がっているのかを確認し、面談の時期や方法から考えます。
対面指導を基本としています。県外校への在籍、帰省、短期間の相談など、事情に応じてオンライン面談や一時的な対応を検討します。
中学受験に合格したことと、中高一貫校で自然に勉強を続けられることは、同じではありません。
学校の進度が速いからといって、ただ先取りを増やせばよいわけでもありません。
学習方法の名前を覚え、決められた手順を繰り返せば、全員が同じように伸びるわけでもありません。
育ち方も、性格も、得意なことも、失敗したときの反応も違います。
同じ家庭で育った兄弟でも違います。
だから、最初に理論や方法を決めるのではなく、目の前の生徒を見るところから始めます。
学校の教材。
答案。
ノート。
課題の進み方。
問題を解いているときの手の止まり方。
本人の言葉。
そこから、現在必要な方法を考えます。
目の前の定期テストも大切です。
追試や進級も大切です。
大学受験も大切です。
ただ、その先に、自分で考え、必要な方法を選び、困ったときには助けを求められる力を残したいと思っています。
相談内容がまとまっていなくても構いません。
学校名、学年、現在困っている教科や教材を、分かる範囲でお知らせください。
そこから一緒に整理します。