家庭科教育(講座、運営部会)

教員研究発表会の記録

第37回 「研究テーマの紹介」

2023.10.14(土)  10:00~11:30 宮城教育大学 230教室

西川重和教授、香曽我部琢教授、亀井文教授、前田まどか講師、菅原正則教授

①西川研究室の過去の研究内容の紹介/西川重和教授

 ゼミの室選びの情報提供として、西川研究室で取り組んだ過去の研究内容について紹介する。また、研究の実践例(応用)についても併せて紹介する。


②研究の新奇性をどう担保するのかー研究テーマを決めるためのレビューの方法/香曽我部琢教授

 卒業研究を進める上で、一番初めに越えなければならないハードルとして「テーマを決める」ことがあげられる。自分の興味や関心のあるテーマについて研究を進めたいと思うものの、そのテーマがすでに研究しつくされているようなテーマであると、卒業研究として新奇性が乏しくなり、評価が低くなってしまう。新奇性を担保しながら、自分の興味・関心の強いテーマを探しだす方法について、システマティック・レビューを用いた事例について発表を行う。


③本研究室の研究内容と学会ポスター発表の紹介/亀井文教授

 本研究室で行われている実験系の調理によるレジスタントスターチ(RS)量変化やRSを多く含む食品への応用についてと調査系の研究についての説明、そして今年度に学会で発表したポスターを紹介します。


④高等学校家庭科教員における金融経済教育に関する意識と実態/前田まどか講師

 現学習指導要領で「金融商品や資産形成」にふれる必要性が明示され,それを担う高校家庭科に,社会的な関心が寄せられた。そこで,現場でこれを担う高校家庭科教員が金融経済教育やその授業実施をどのように捉えているのかを把握し,教員支援・養成に向けた基本的な課題を明らかにすることを目的に行った調査について報告する。


⑤菅原研究室のこれまでとこれから/菅原正則教授

 研究室ではこれまで、住環境の向上とエネルギー使用の低減を目指して、住宅の要素技術、性能評価法、教育プログラムを開発してきました。これからも、伝統的で身近な知見と、先端的な技術をバランスよく取り込みながら、新しく愉しい研究を進める予定です。

第36人と暮らしと社会のつながりを考える仲間と共に

2023.7.(土)  10:00~11:30 宮城教育大学 231教室

前田まどか講師

 本発表では、発表者が家庭科教育を学び、教え、研究するに至った過程を振り返り、その魅力と課題をどのように捉えてきたかを考察する。

 1人の学生が出会い、影響を受けてきた人・環境が、家庭科教員としての生き方、モノの見方、考え方をどう形成することにつながったか。その過程を客観的に捉える、あるいは自己を投影してみることで、自身の生き方や考え方を振り返り、自分ならどう語るかを考えるきっかけとしてくれることを期待している。

第35回 「研究テーマの紹介」

2022.11.12(土)  10:00~11:30 宮城教育大学720教室

香曽我部琢准教授、西川重和教授、亀井文教授、菅原正則教授

①乳幼児期の情動発達と保育者の専門性/香曽我部琢 准教授

研究室では、保育学に関する研究を進めています。今回は、乳幼児期の情動発達に関する知見を示すとともに、保育者の子ども理解のプロセスに関する脳の血流動態、NIRSを用いた研究を発表します。


②亀井研究室の研究内容とこれからの方向性/亀井文 教授

本研究室で行われている、実験系の調理によるレジスタントスターチ(RS)量の変化やRSを多く含む食品への応用についてと調査系の研究についての説明、及びこれからの研究についてお話しします。


③過去の研究内容と今後の研究について/西川重和 教授

本研究室では、衣の分野に関する内容の研究を実施しています。特に小中校の家庭科の授業で扱える教材の開発を目指しています。

  

④菅原研究室のこれまでとこれから/菅原正則 教授

研究室ではこれまで、住環境向上と省エネルギーを中心とした環境配慮のための技術、評価法、教育プログラムを開発してきました。これからも、コロナ禍後の新生活様式を提案・誘導するテーマに取り組む予定です。 

第34回 「家庭科の学生さんに向けて ―後輩へのメッセージー」

2022.7.2(土)  14:00~15:30 宮城教育大学231教室

八巻美智子講師(東北生活文化大学)

 学生時代(主に修士)の生活(学業)やこれまでのキャリアについて、現在の研究や本務校で担当している科目などについてお話しさせて頂く予定です。

 学生時代の話は古い話になると思いますので、あまり参考にならないかもしれませんが、少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。

第33回 「研究テーマの紹介」

2021.10.9(土)  10:00~11:30

オンライン会議システムGoogleMeet(GoogleChromeを用いて http://meet.google.com/yft-dzxr-avb へ参加

亀井文教授、香曽我部琢准教授、西川重和教授、小野寺泰子教授、菅原正則教授

①本研究室の研究内容とこれからの方向性

亀井 文 教授

本研究室で行われている、実験系の調理によるレジスタントスターチ(RS)量変化やRSを多く含む食品への応用についてと調査系の研究についての説明、及びこれからの研究についてお話しします。


②幼児期の実行機能の発達

香曽我部琢准教授

幼児期の実行機能の発達について先行研究について概要を示すとともに、即興表現が幼児期の実行機能の発達に与える影響について明らかにします。


③過去に実施した研究紹介と今後に取り組みたい研究内容について

西川重和教授

今までに西川研究室が実施した研究の振り返りと、今後はどのような研究を実施していくかについて簡単に紹介します。


④小・中・高等学校家庭科授業で扱う教材開発、他

小野寺泰子教授

研究室では、主に小・中・高等学校家庭科の授業で扱う教材開発を行ってきました。本発表会では、これまでの卒業研究、自身の研究活動、防災関連の取り組み(キャンプ研修や炊き出し研修等)について紹介します。


⑤菅原研究室のこれまでとこれから

菅原正則教授

研究室ではこれまで、住環境の向上とエネルギー使用の低減を目指すための技術、評価法、教育プログラムを開発してきました(卒業生・大学院修了生参照)。これからは、アフターコロナの新生活様式を意識した研究に取り組む予定です。

第32回「附属小学校の家庭科における実践紹介 」

2021.7.3(土)  10:00~11:30

オンライン会議システムGoogleMeet(GoogleChromeを用いて https://meet.google.com/dqr-sete-bnb  へ参加)

高橋大地教諭(附属小学校)

1.これまでの附属小学校公開研究会授業について

2.小学校教員について

3.家庭科コース及び家庭科教育専攻生からの質問

4.その他 

第31回 「研究テーマの紹介」

2020.10.10(土)  10:00~11:30

オンライン会議システムGoogleMeet(GoogleChromeを用いて http://meet.google.com/nfz-vkmy-uci へ参加

亀井文教授、香曽我部琢准教授、小野寺泰子教授、西川重和教授、菅原正則教授

①2018年の学会発表内容および本研究室の研究内容とこれからの方向性

亀井 文 教授

2018年の学会発表内容ついて紹介し、本研究室で行われている、調理によるレジスタントスターチ(RS)量変化やRSを多く含む食品への応用についてとこれからの研究について話しをする。

②実行機能の発達-脳神経科学入門

香曽我部 琢 准教授

脳神経科学の研究の最前線と、その実際について学びます。とくに、NIRSを実際につかった研究方法と、その可能性と限界について発表します。

③小・中・高等学校家庭科授業で扱う教材の開発、他

小野寺 泰子 教授

研究室では、主に小・中・高等学校家庭科の授業で扱う教材の開発を行ってきました。本発表会では、これまでの卒業研究の内容と、防災関連の取り組み(キャンプ研修や炊き出し研修等)について紹介します。

④西川研究室の過去の振り返り

西川 重和 教授

今までに西川研究室が実施した研究の振り返りと、今後の研究の取り組みについてを紹介する。

⑤菅原研究室のこれまでとこれから

菅原 正則教授

研究室ではこれまで、住環境の向上とエネルギー使用の低減を目指すための技術、評価法、教育プログラムを開発してきました。これからは、アフターコロナの新生活様式を意識した研究に取り組む予定です。

第30回「研究テーマの紹介」

2019.12.14(土)  卒論中間発表会後(11:30ごろ)~12:30 宮城教育大学231教室

亀井文教授、菅原正則教授、香曽我部琢准教授、西川重和教授、小野寺泰子教授

①題 目:アジア栄養学会での研究発表と本研究室の研究内容およびこれからの方向性

発表者:亀井 文

概 要:8/3~8/7 に行われた第13回アジア栄養学会で発表した研究内容について紹介し、本研究室で行われている、調理によるレジスタントスターチ(RS)量変化やRSを多く含む食品への応用についての紹介とこれからの研究の方向性や展開についてお話しする。

②題 目:建築外皮模型による住環境教育教材の開発  [CiNii]

発表者:菅原 正則

概 要:これまでに研究室で提案してきた、建築外皮模型を用いた学習プログラムを体系的に示します。また新たな教材化の可能性についても触れます。

③題 目:保育者の組織コミットメントの形成プロセス:SRAとTEMによる混合研究法の提案

発表者:香曽我部 琢

概要:保育者の組織コミットメントの形成プロセスについて、量的研究法として順序関係分析を、質的研究法として複線径路・等至性モデリングを用いて明らかにした研究です。

④題 目:卒業研究テーマについての研究紹介

発表者:西川 重和

概 要:今までの卒業研究の内容と、今後に予定している卒業研究の内容についての紹介を行います。学生の皆さんの研究室配属選びの参考になれば幸いです。

⑤題 目:小・中・高等学校家庭科授業で扱う教材の研究 -衣生活に関して-

発表者:小野寺  泰子

概要:研究室ではこれまで、小・中・高等学校家庭科の授業で扱う教材の開発を行ってきました。本発表会では、それらの中から衣生活に関する教材紹介と今後の方向性について話します。

第29回「未来を主体的に生き抜く生徒の育成」

2019.7.13(土)  10:00~11:30 宮城教育大学226教室

江刺美和教諭(附属中学校)

1.これまでの附属中学校公開研究会授業について

2.中学校家庭科教員について

3.家庭科コース生及び家庭科教育専攻生からの質問

4.その他

第28回「研究テーマの紹介」

2018.10.13(土)  10:00~11:30 宮城教育大学231教室

亀井文教授、菅原正則教授、小野寺泰子教授、西川重和教授、香曽我部琢准教授

①題目:今後に予定している卒業研究内容の紹介について

発表者:西川重和教授

概要:今までの卒業研究の内容と、今後に予定している卒業研究の内容についての紹介 を行います。学生の皆さんの研究室配属選びの参考になれば幸いです。

②題目:菅原研究室の活動経過をたどる

発表者:菅原正則教授

概要:菅原研究室ではこれまで、住環境の向上とエネルギー使用の低減を目指すための技術、評価法、教育プログラムを開発してきました。卒論修論のテーマ、研究室の対外活動などを、Webサイトを用いてたどります。

③題目:自己を描く技法

発表者:香曽我部琢准教授

概要:自分の授業を分析する方法について、質的な研究方法を進める方法について、いくつかの研究デザインを提示する。対話的自己や多声的・山脈的自己などの多様な自己概念について学ぶ。

④題目:難消化性成分の食物繊維およびレジスタントスターチ研究について

発表者:亀井文教授

概要:本研究室で行われている、人を対象とした難消化性成分である食物繊維やレジスタントスターチの栄養生理的研究についてとでんぷん性食品の調理によるレジスタントスターチ量変化やレジスタントスターチを多く含む食品への応用について紹介し、これからの研究の方向性や展開についてお話しする。

⑤題目:小学校教員を目指す学生のミシン操作に関する実態について

発表者:小野寺泰子教授

概要:小学校の家庭科ではミシンの直線縫いが指導事項として位置づけられている。しかし、ミシン操作が苦手と語る学生が多い。家庭科教材研究法で行っているミシンを扱う授業から浮かび上がるその実態について報告する。

第27回「OBOG教員のお話を聞く会」

2018.7.14(土)  10:00~11:30 宮城教育大学231教室

石川遥教諭(七郷中学校)、田村裕美子教諭(富ヶ丘小学校)

1.教員の仕事について

2.これまでの歩みを振り返って

3.後輩からの質問、他

4.後輩へのメッセージ

第26回「研究テーマの紹介」

2017.10.28(土)  10:00~11:30 宮城教育大学231教室

亀井文教授、小野寺泰子教授、西川重和教授、香曽我部琢准教授

①題目:国際栄養学会発表について

発表者:亀井文教授

概要:10/15~10/20にかけて行われる第21回国際栄養学会(於:ブエノスアイレス)での学会の様子とともに、発表した研究内容について紹介する。また時間があれば、アルゼンチン、ブエノスアイレスの紹介も行いたいと考えている。

②題目:教科横断ものづくり学習の共助としての効果

発表者:小野寺泰子教授

概要:平成26年度から毎年夏季休業中に試行的に実施してきた屋外キャンプ研修をベースに、技術科と家庭科を学ぶ学生の得意分野を生かした「共助」を意識した教科横断的な学習の可能性について検討してきたことを報告します。

③題目:教具の開発研究

発表者:西川重和教授

概要: 講義や実習において、自分の欲する教具が有れば効率の良い授業が展開できる。しかし、思うような教具が見つからないことがほとんどである。そこで、本研究室では教具開発を卒論に取り上げて研究を行っていく。

④題目:自分の授業実践をどのように分析するのか―質的・量的研究をハイブリッドする混合研 究法の活用―

発表者:香曽我部琢准教授

概要:本発表では、近年、医療や看護の領域において散見されるようになった混合研究法の実際について発表を行う。自らの授業実践を分析する方法について、質的、量的な研究方法の両面から進める方法について、いくつかの研究デザインを提示する。また、実際にどのように分析を行うのか、ワークショップも併せて実施する。

第25回「住環境研究者が見たオーストラリア」[CiNii]  [PDF]  [H&Eレター]  [クックパッド]

2017.7.8(土)  10:00~11:30 宮城教育大学210教室

菅原正則教授

2016年10月~翌年3月に大学のサバティカル制度を利用して、オーストラリアのメルボルンへ滞在してきました。その間、国内の生活環境や文化、自然、人々に触れ、感じたことについて体験とともにお話します。

①なぜメルボルンへ?

②外国での暮らしぶり

③メルボルン日本人学校

④美の国オーストラリア

⑤ちょっとだけ研究の話

最終講義「宮城教育大学での教育・研究(食品たんぱく質の性質を変える)」

2017.2.18(土)  14:00~15:30ごろ ガーデンパレスホテル5F会議室

鎌田慶朗教授

第24回「ワークショップ:先行研究のレビューの方法とその意味を体験する」

2016.7.16(土)  10:00~11:30 宮城教育大学231教室

香曽我部琢准教授

 みなさんは、どのようにして卒業研究の「問い」や「仮説」を導き出していますか?

 今、社会においてどのようなことが求められているのか、を知りつつ、自らの興味関心を精査しながら、これまでどのような研究がすすめられてきたのかを知り、自らの卒業研究の意義について示す文献レビューは、卒業研究の妥当性と信頼性を高めるために重要作業です。

 ただ、一口に文献をレビューすると言っても、自らの研究の妥当性を強調するために、都合の良い研究のみを抽出し、それをつなげるようなレビューでは、研究の妥当性と信頼性を高めることはできません。

 本発表では、文献レビューについて、KJ法、システマティックレビューなどを援用したレビューを実際にグループワークを通して学ぶことで、自らの研究の意義について再認識し、その意義について言語化する力を育成することを目指します。

第23回「織物組織の不思議 ~三原組織から多重織物まで~」

2015.11.14(土) 10:00~11:30 宮城教育大学231教室

西川重和教授

 織物組織と布の機能性やデザイン性の関係についての解説を行いながら、織物組織の不思議?についてお話しします。また、実際に紙糸を用いて、自分の好きな多重織を作成する過程で、多重織物の設計ができるようになります。

第22回「住まいの環境と生活行動を測る」 [CiNii]

2015.7.11(土) 10:00~11:30 宮城教育大学231教室

菅原正則教授

 窓の開閉など住宅設備の操作や、滞在場所など居住者自身の状態変化、そしてその他全般の居住者による自主的な室内環境調整に関わる働きかけの全体を指して、「環境調整行動」と呼びます。それを長期にわたって客観的に、かつ居住者への負担やプライバシー侵害を極力生じないよう記録するために、新たな測定装置や、環境測定値から推定する方法を開発してきました。これらにより「環境調整行動」がどこまで把握できるようになったのか、そしてそれが環境とどのように相互作用するのか、これまでの成果を紹介します。

第21回「小学校家庭科指導における諸問題について」

2014.12.6(土) 10:00~11:30 宮城教育大学720教室

小野寺泰子准教授

 家庭科は、家庭生活における衣食住などに関する内容について、実習や観察、実験等を通して実践的・体験的に学習します。指導者は、限られた時間の中でできる教材を工夫し、その中で様々な問題にぶつかりながらその解決策を模索しています。今回は、これまで行われてきた多くの家庭科実践や家庭科関連の研修会での話し合い、自らの経験等から浮かび上がる小学校家庭科指導における諸問題と、それらへの様々な対応についてお話ししたいと思います。

第20回「食品素材に電気を流すとは」

2014.7.12(土) 10:00~11:30 宮城教育大学231教室

鎌田慶朗教授

 現在、様々な食品素材に微弱電流を流すという加工技術を検討しています。よく間違われるのが通電することによる加熱で、これは実用化していて大電流を流すことによるジュール熱を加熱に利用する方法です。検討している方法は、微弱電流によって起こる電気化学的変化を加工に応用しようというもので、世界的にも例のない研究です。これまで、豆乳の処理によるにがりを用いない豆腐製造や、小麦粉の処理によるうどんの歯ごたえの改良などを報告してきました。

 ここでは、研究のきっかけ、原理、現在の状況などについてお話したいと思います。 

第19回「女子大学生の食生活と骨量に及ぼす食事環境の影響」

2013.11.9(土) 10:00~11:30 宮城教育大学231教室

亀井文准教授

 この研究発表では、女子大学生280名を分析対象として、骨評価測定および栄養素摂取頻度調査、健康状態、食習慣と生活習慣に関するアンケートを行い、アンケート から抽出した食事環境項目に着目して、現在の女子大学生の骨量および食事環境の違いが食物摂取や栄養素摂取の違いとどのように関係しているかを調査した結果を報告する。

第18回「現代における「専門家」とは ‐専門性を解き明かす研究技法‐」

2013.7.13(土) 10:00~11:30 宮城教育大学231教室

香曽我部琢准教授

 情報インフラの整備や高速化に伴い、さまざまなコミュニティの在り方が急激に変化しようとしている現代において、「専門家」とはどのような能力、知識、技能を持った人を指し示すのだろうか。そもそも特定の知識や技能を持たなければ「専門家」とはいえないのか。

 本発表会では、保育者や教師、ピアニストを対象にした専門性に関する過去の研究を紹介することで、皆さんとともに現代における専門家の実相とその実相を解き明かすための研究技法について語り合うことを目的とする。

第17回「伝統的な暖房設備の「あたたかさ」を再発見する試み」 [CiNii]

2012.11.10(土) 10:00~11:30 宮城教育大学720教室

菅原正則准教授

 古来使用され続けてきた囲炉裏やコタツ、暖炉などといった伝統的な暖房設備は、現代生活に適応しないため廃れてしまったが、自然エネルギー利用や非常時の代替暖房として、見直されてきている。またそれらの多くは炎を直接見ることができ、炎の光に当たることで暖を採ることができるため、独特の「あたたかさ」を醸し出す。この熱的効果を客観的に評価することを目指して、熱放射特性計測を試みた結果とこれからの展望を紹介する。

第16回「サバティカルでやったこと ―放射性物質汚染土壌の除染に関する提案―」

2012.7.14(土)  10:00~11:30 宮城教育大学231教室

鎌田慶朗教授

 サバティカルとは、一定の勤務経歴のある教員が、半年間職務専念義務を免除される制度で、一昨年から始まった。講座の先生方のご協力を得て、本学の第一号として昨年度後期にこの仕組みを経験することができた。この期間、当初は別の計画を持っていたが、東日本大震災に伴う原子力発電所の事故により、重大な課題として浮上した放射性物質の除染について、緊急に取り組むこととした。その結果、相応の成果を上げ、学会にも報告することができたので紹介したい。

第15回「機能性被服材料への応用を目指した極細繊維の開発」

2011.12.17(土)  13:30~15:00 宮城教育大学231教室

高崎緑准教授

 最近、炭酸ガスレーザーと高電圧を組み合わせた新規な静電紡糸(レーザーエレクトロスピニング)法による極細繊維製造技術を開発した。本発表会では、これまでの成果および今後の展望について紹介する。

第14回「身近にあるモアレ縞現象の衣服への応用に関する研究」

2011.7.9(土)  10:00~11:30 宮城教育大学231教室

西川重和教授

 モアレ縞とは、日常生活でよく見られる現象である。

 例えば、日よけのすだれが重なると、重なった部分に縞模様が生じる。このように2つ以上の模様が重なる場合に見られる。本発表会では、モアレ縞の発生メカニズムと自分の専門分野である衣服分野への展開について、過去に実施した研究の紹介を行う。

第13回「小学校「家庭科」被服領域の教材開発」

2010.12.4(土)  10:00~11:30 宮城教育大学232教室

小野寺泰子准教授

 小学校高学年の児童は,針や糸を使うものづくりに期待と不安をもって臨んでいる。児童一人一人の経験や技能に違いがある中で,指導目標達成のためどのような教材でどう教えていったらいいのか,授業実践を通して明らかにしてきたことを紹介したい。

第12回「乳幼児をもつ親の夫婦関係に関する研究」

2010.7.10(土)  10:00~11:30 宮城教育大学232教室

堀口美智子准教授

 子ども虐待を発生させる要因の一つに、親の夫婦関係の悪化があると指摘されている。そこで、子どもの誕生が夫婦関係に及ぼす影響や問題点を実証的に明らかにし、さらに、そうした夫婦の関係性がペアレンティングにどのような影響を及ぼすのかを検討した。その研究結果を簡単に紹介したい。

第11回「大腸における食物繊維の働きと脂肪酸との関係」

2009.7.11(土)  10:00~11:30 宮城教育大学221教室

亀井文准教授

第10回「授業の事実をもとにした家庭科の課題を説得性のある議論で -試行錯誤の37年 私の家庭科教育研究-」

2008.11.8(土)  10:00~12:15 宮城教育大学232教室

中屋紀子教授

第9回「脳画像で心の中が見えるか? 認知・脳活動の個人差への挑戦」

2008.7.5(土) 10:00~12:30 宮城教育大学710教室

杉浦元亮准教授(東北大学加齢研)

第8回「大学生の食生活と栄養摂取状況についての研究」

2007.11.10(土)  10:00~12:30 宮城教育大学229教室

渡邊孝男教授

第7回「興味ある新しい繊維材料 その技術的な背景」

2007.4.21(土)  10:00~12:30 宮城教育大学232教室

佐々木栄一名誉教授

第6回「実践的な家庭科教育の研究 -文部省文化と研究とのはざまで」

2006.11.18(土)

中屋紀子教授

第5回「立体的な織物の設計方法と開発事例について」

2006.4.8(土) 10:00~12:30ごろまで 宮城教育大学229教室

西川重和助教授

第4回「分子に働きかける新しい加工・調理」

2005.11.5(土)  10:00~12:30ごろまで 宮城教育大学229教室

鎌田慶朗教授

第3回「息をする壁体の開発研究」 [CiNii]

2005.4.23(土)  10:00~12:30ごろまで 宮城教育大学229教室

菅原正則助教授

第2回「脳機能イメージングの基礎と教育への応用」

2004.12.27(月)10:00~12:00ごろまで 宮城教育大学229教室

杉浦元亮助教授

第1回「新しい繊維材料の教材化」

2004.9.25(土) 10:00~12:00ごろまで 宮城教育大学210教室

佐々木栄一教授