消火器について知ってみよう!
<消火器の種類>
家庭向けの消火器は、主に「粉末消火器」と「強化液消火器」の2種類です。
● 粉末消火器の特徴
・薬剤によって酸素を遮断させる「窒息作用」によって消火します。
・一般的な粉末消火器である「ガス加圧式粉末ABC消火器」は、一度レバーを握ると途中で薬剤の放射を停止することができません。
・ABC消火器のABCとは?
A火災:普通火災 B火災:油火災 C火災:電気火災 を示しています。
● 強化液消火器の特徴
・薬剤によって燃焼体を冷却させる「冷却作用」によって消火します。
・本体容器内の充填圧力を示す「指示圧力計」が装着されています。
・指示圧力計の目盛りの値が「0.7~0.98MPa」を示していれば正常です。
<消火器の設置>
集合住宅や職場内の消火器設置場所・設置方法を確認しましょう。
● 地下街・映画館など
→ 延面積に関係なく、(延面積÷50㎡)の本数を必ず設置。
● 飲食店・ホテル・病院・福祉施設・幼稚園・工場・集合住宅など
→ 延面積150㎡以上の施設は、(延面積÷100㎡)の本数を必ず設置。
● 小学校・中学校・高校・大学などの各種学校や博物館・事業所など
→ 延面積300㎡以上の施設は、(延面積÷200㎡)の本数を必ず設置。
☆消火器に至る歩行距離が20m以下になるように設置しなければなりません。 (下図参照)
正しい消火器の設置場所 = ■印
この場合4隅に設置してしまうと、消火器に至る歩行距離が、中心部は20mを超えてしまうため、左図のような設置方法が正しいです。