ゼミ試験Q&A

1.留学したいのですが大丈夫ですか?

大丈夫です。留学希望者も受け入れます。久保も留学から帰ったばかりです。留学は人生を大きく変えうる貴重な機会ですのでどんどん行ってください。ただし、ゼミのカリキュラムとの両立や、他のゼミ生との関係の維持など、個人的な努力は必要だと思います。

2.体連ですが大丈夫ですか?

大丈夫です。ゼミに確実に出席し、課題やグループワークをこなしてくれればいいのです。久保も大学時代は部活をしていたので、体連の学生は歓迎します。

3.久保ゼミと結城ゼミの違いはなんですか?

先日結城先生から聞きましたが、結城ゼミの説明会でも複数人から同じ質問が寄せられたそうです。

皆さんが入手しているゼミの情報はSEMINARSとゼミカツ、あとは僕たちのウェブサイトくらいですよね。それだけで両ゼミの類似性に気がつくとは、熱心にゼミを研究している証拠です。

結城先生と僕は同じゼミの先輩・後輩という関係です(僕の方が上)。育ってきた環境が同じなので、ゼミの運営も自然と似ています。

違いと言えば、久保ゼミは再開ゼミなので先輩がいないこと(OBはたくさんいるので就活や指導を手伝ってくれると思います)、久保ゼミでは行動経済学系の本を読む予定であること、それに伴って久保ゼミでは心理実験もやること、久保ゼミの方が学外での発表や交流の機会が多いこと(つまり忙しい)、僕はタバコを吸わないけど結城先生はタバコが大好きなこと(二人ともお酒は好き)・・・。挙げていけばキリがありません。

色々書きましたが、両ゼミの説明会に顔を出して、どちらの先生と相性がよさそうか直観で決めて頂くのが一番だと思います。先生との相性ってとても大事です。

4.ゼミ活動が特に忙しくなるのはいつ頃ですか?

3年生はグループ研究、4年生は卒論に取り組みます。例年、3年生は10月から11月、4年生は12月から1月がピークです。

5.夏休みや春休みに拘束はありますか?

夏休みと春休みの最後に合宿をするだけです。長期休みは遊ぶためのものですから、めいっぱい遊んでください。

6.入ゼミ試験の「小論文」ってどんな問題を出すんですか?

A4で2枚くらいの文章を読んで、それを要約し、さらに自分の主張を書くという問題です。

小論文を課す目的は、壊滅的な文章を書く人を検出することです。こう書くと怖じ気づく人がいるかもしれませんが、該当者は商学部生全体の下位5%くらいです。したがって、ほとんど全ての人は心配無用です。

小論文対策でどんな勉強をするべきかという質問も受けましたが、対策は不要です。予備知識が必要な問題は出しませんので。

7.ゼミの研究って具体的にはどんなことをやるんですか?

論より証拠。ゼミ生の研究成果を見てください。

8.学内・学外とはどんな企画があるんですか?

これまでに取り組んだ企画を挙げておきます。もちろん、単年度でこれら全てに取り組むわけではありませんが、学内の企画には全て参加することになるでしょう。

一方、学外の企画は単発ものやすでに終了したものもあります。確実に参加するのは関東学生マーケティング大会、インカレディベート大会の2つです。

  • 学内企画

1. 商学部ゼミナール プレゼンテーション大会 1~3年生部門

3年生のグループ研究を発表する場として毎年参加しています。1度受賞しています。

2. 商学部ゼミナール プレゼンテーション大会 4年生部門

4年生の卒論が完成する少し前(11月頃?)に行われます。久保ゼミ生は毎回間に合わず、参加したことがありません。

3. 商学部演習論文大会(論文部門)商学部長賞

演習論文とは卒論のこと。優れた卒論を表彰する制度です。商学部長賞を7度受賞しています。そのうち1名は中央大学全体の賞も受賞しました。

4. 中央大学マーケティング・コンソーシアム(CMC)

中央大学ビジネススクールの松下光司研究室と共催しています。社会人院生(MBA)の方々とお互いに研究発表して交流する貴重な機会です。僕と松下先生が同時期に在外研究に出たため、まだ1度しか開催していませんが、今後も続けたい企画です。

5. 学内インターゼミ交流:久保文克研究室

6. 学内インターゼミ交流:渡辺岳夫研究室

  • 学外企画

1. 関東学生マーケティング大会

関東の名門と言われるマーケティング・ゼミの多くが参加し、半年くらいかけて準備するかなり大規模な企画です。最終的に11月ないし12月にトーナメント形式のプレゼンを行って優勝チームを決定します。3度受賞しています。

2. SPSS研究奨励賞

もうなくなってしまいましたが、統計パッケージのSPSS社(IBMに買収される前は日本法人がありました)が主催する学生向け懸賞論文の企画でした。2度最優秀賞をとりました。

3. ANA Business Experience

4. 大塚製薬との共同研究プロジェクト

5. KUBIC(関西大学ビジネスプラン・コンペティション)

関西の雄、関西大学商学部が主催するビジネスプランコンテストです。参加したのは1度だけですが、入賞しました。

6. テレコム社会科学学生賞

電気通信普及財団が主催する学生向け懸賞論文です。1度入賞しました。

7. インカレディベート大会(関西大学商学部岩本明憲研究室・慶應義塾大学商学部小野晃典研究室と共催)

春学期のゼミ活動の山場かもしれません。毎年、ハイレベルな熱い戦いが繰り広げられます。

8. インターゼミ交流:立命館大学政策科学部石川伊吹研究室(調整中)

9. インターゼミ交流:立命館大学政策科学部結城祥研究室(当時)

10. 企業その他の見学:築地市場、コマツ真岡工場、ホンダ川越工場、月桂冠(京都)、八幡製鉄所、SEIKO、サントリー白州工場、サントリー府中工場

11. ゲストスピーカー:スターバックスジャパン、アサツー ディ・ケイ、エステー、アリコジャパン、機械振興協会経済研究所、インテージ、NTTデータ、京都大学、セブンイレブン・ジャパン

9.どんな学生を求めていますか?

心の強い人。

10.人気がありそうですが、何人くらいエントリーすると思いますか?

例年、説明会には50人くらいの参加者が集まりますが、実際にエントリーする人は少ないです。過去3回の実績は29人、19人、11人でした。意外に競争は緩いので、あまり気にせずエントリーして欲しいです。

11.合宿は何をするんですか?

夏合宿は3泊4日で、前半はみっちり勉強し、後半は徹底的に遊びます。

春は1度しかしていませんが、1泊2日で築地市場に行って早朝からマグロの競りを見学しました。予習としてみんなでこの本を読みました。名著です。

12.マーケティングの知識がゼロなんですが大丈夫ですか?

大丈夫です。予備知識ゼロを前提として基本から始めます。

13.バイトやサークルと両立できますか?

ゼミや行事を欠席せず、課題をきちんとこなしてくれれば自由です。

卒業生の中には、学費と生活費を自分で稼ぎ、さらに実家に仕送りまでした豪傑もいました。

14.主に行うのはグループ研究と個人研究のどちらですか?

学年によって主な研究プロジェクトが異なります。3年生の間はグループ研究、4年生は卒論なので個人研究です。

15.2年生の3月末に「円満に退ゼミできる時期」がありますが、途中で辞める人はそんなに多いのですか?

久保ゼミに限りません。商学部ではゼミに入ったのに途中で辞める人が多くて問題になっています。

久保ゼミの過去の3期分の実績だと、途中で辞めた人数は、3期生が17人中4人、4期生が15人中1人、5期生が13人中6人でした。理由はさまざまですけどね。

櫛の歯が欠けるように断続的に退ゼミ希望者が出ると、そのせいでみんなの時間と労力が奪われてしまいます。したがって、後腐れなく円満に辞められる2年生の3月末までは、「考えていたゼミ生活と違う!」と感じたとしても絶対に辞めないで下さい。

16.合格決定後のプレゼミはいつやるんですか?

5限にやりたいところですが、合格者の時間割に依存します。重複が多くて適当なコマが見つからない場合は春休みにまとめてやるつもりです(そのようにしているゼミも多いです)。

なお、合格決定後、早いタイミングで一度集まってガイダンスをやります。その後、顔合わせということで飲み会をします。

17.筆記試験にはどんな問題が出るのですか?

TEDから出題します。まずは10分くらいのプレゼンを見てもらいます。その後で配布する日本語原稿に基づいて、要約を作り、1つか2つの設問に答えるという形式です。

上記の回答6で記したように、商学部の下位5%程度の文章力の欠けた人を検出するのが目的なので、ほとんど全ての人には心配無用です。

TEDには2,000以上のプレゼンがアップされているので、問題を予測するのは不可能です。あてたらそれだけで高得点をあげたいくらいです。

18.企業訪問ではどんな企業に行くのですか?

2つパターンがあって、(1)合宿や見学会という形で全員で行くものと、(2)研究や課題の一環として個人もしくはグループで行くものがあります。

前者として過去に訪れた企業・機関については上記の回答8を見て下さい。このケースではアポ取りは合宿担当者が行います。

後者については、以前は春休みにグループで産業構造分析の課題に取り組んでいて、その一環としてインタビューに言っていました。Michael Porterという人が作った枠組 (5 Forcesとも言います)に基づいて、任意の産業を1つ選んでその産業の収益性を分析するわけですが、裏をとるために1社以上のインタビューを義務づけていました。このケースでは企業とのアポ取りはグループで行いました。ただ、この課題はけっこうエグいので来年度はやらないで別の課題にしようかと考えています。

19.いろんな噂が流れています。本当ですか?

面談に来た学生さんから教えてもらいましたが、いろんな噂が流れているみたいでビビりました。中には驚愕のデマも含まれています。

  1. 面接を英語でやるらしい

    • デマ。なぜそんなデマが・・・。

  2. 英語が出来ないと入れないらしい

    • デマ。というか、英語が出来ないと大学に入れないのでは?

  3. 圧迫面接らしい

    • デマ。昔は結構厳しくやったんですが、ほとんど意味がないことが分かりました。というわけで面接は普通に(というよりゆる~く)おしゃべりするだけです。このことは説明会でも言いました。

  4. 英語の試験があるらしい

    • デマ。筆記試験は日本語を読んで要約するものです。 本当。トップページに書いた通り、一次エントリー数が予想以上だったので方針を変えました。エントリー変更期間中に志望の強い方だけに残って頂くために、英語の試験を面接の待ち時間に実施します。(10/11追記)

ウソはウソだと見抜いてほしいところです・・・。

20.小論文は英語で書かないといけないと聞きました。本当ですか?

TEDのプレゼンは英語ですが、日本語の翻訳テキストを配布しますし、回答はもちろん日本語で書いてもらいます。何度もお伝えしている通りです。

21.興味を持っている特定の業界や企業の研究をしたいのですが、可能ですか?

実証研究に必要なデータを集める時には、業界もしくは企業を限定することがほとんどです。

ただし、久保ゼミでは業界や企業についての個別事例研究の論文を書いていません。事例研究は難しくて、僕の手には負えないからです。

22.事前の説明会に全く出席しませんでしたが、受験しても大丈夫ですか?

大丈夫です。大学院に進んだ優秀なOBは、事前説明会に一切参加しなかったそうです。

なお、説明会では参加者の名前を記録していません。出席をとると、欠席した人に不安を与えるからです。