久保知一ゼミ 第6期生 募集要項
はじめに
2年生の皆さん、ウェブサイトに来てくれてどうもありがとう。
僕は2013年9月から2015年8月までアメリカで在外研究をしていたので、授業を担当していませんでした。そのため、2年生には僕のゼミについての情報が圧倒的に不足しています。そこで、皆さんにゼミについて知ってもらうために、このページを作りました。
2年間の留学を経て、今の僕には皆さんに教えたいことや、皆さんと一緒に取り組みたい研究プロジェクトのネタがたくさんあります。明るく楽しくマーケティング研究に打ち込める皆さんの応募を待ってます!
ゼミの理念
ゼミのキー・コンセプトはLearning by Researchです。
高品質なマーケティング研究を世に問うことを通じて、自分の頭で考えられるようになることを目指します。
ゼミの研究領域
マーケティングに関するものなら何でも研究対象になります。大きく分けると、(1) 生産と消費を結びつける流通システム、(2) 個別企業が繰り広げるマーケティング戦略、(3) 個々の消費者の意思決定を扱う消費者行動の3つの領域となります。
ゼミ生の研究テーマを僕が与えることはなく、ゼミ生が自分の興味のあるテーマを自由に選んで取り組みます。
ゼミの特徴
ゼミを日本語に訳すと「研究会」です。その名の通り、久保ゼミでは研究をして論文を書き、学内・学外問わず積極的に発表していきます。過去のゼミ生は数多くの賞を獲得してきました。
ゼミ生の論文は全て実証分析 (empirical analysis) を用いて書かれているのが特徴です。実証分析とは、現実の問題に着目し、その問題がなぜ生じているのかを説明する仮説をたてて、データを集めて仮説が正しいのかどうかを実証的に吟味するスタイルです。
したがって、マーケティングの最近の流行について表面的に理解するのではなくて、「この問題はなぜ生じているのだろうか?」という問題を提起し、それを説明するような理屈(新しい仮説)を生み出し、その仮説の正しさをデータに照らし合わせて確かめる作業を重視します。この作業を通じて、論理と事実を武器にして自分の考えを主張できるようにトレーニングをしていきます。
論文の執筆のためには結構地味な学問トレーニングをすることになります。たとえば、和文・英文のライティングやリーディング、仮説立案や批判的討論、それに統計分析を勉強することになります。でも、こうしたトレーニングはゼミの研究のためにしか役に立たないものではありません。したがって、その後の職業人生の基盤を養うというスタンスで取り組んでほしいと思っています。
活動スケジュール
2年次秋学期
合格後、週1回の「プレゼミ」を行います。やさしい本を読み、短いレポート(A4で1~2枚)を繰り返してリーディングとライティングのトレーニングを行います。
3年次
グループによる共同研究プロジェクト(4月から12月まで)に取り組みます。
ゼミは本ゼミ・サブゼミまとめて月曜の午後に行います。月曜の午後以降は一切予定を入れないで下さい。
4年次
就活終了後、卒業論文と後輩の指導に取り組みます。
イベント
例年行っている主なイベントは以下の通りです。
合宿:春と夏に行います。過去には京都、博多、仙台、長野、長瀞、鬼怒川、築地に行きました。前半に勉強し、後半はフルに遊びます。
OB会:就活前の現役生にとっては就活情報のため、OBにとっては懐かしい面々との再会の場です。
インカレ・ディベート:数年来、関西大学と慶應義塾大学と行っています。毎回驚くほどのクオリティと熱意のバトルが繰り広げられます。
飲み会:月に1度は公式飲み会と称して全員で飲みます。お酒の飲めない人でも大丈夫です。
2015年度の入ゼミ
募集人数
最大15名。
入ゼミスケジュール
分かり次第更新します。
パソコンについて
必ず自分のノートパソコンを所有してください。
研究に必要なパソコンのスキル(ワード、エクセル、パワーポイント、SASやStataなどの統計パッケージ)については、入ゼミ後に初歩の初歩から丁寧に教えます。現時点で知識ゼロでも全く心配いりません。
選考方法
事前提出資料
エントリー・シート(準備が出来たらアップします)訂正:筆記試験の時に紙で配布します。
筆記試験
小論文。短い文を読んでそれを要約し、自分の意見を述べるもの。日本語の読解力と作文力を見る試験です。
面接
僕と1対1(応募者が多いようなら1対3程度)で面接です。訂正:僕と大学院生の2人で面接します。
Q&A
質問に基づいて書いていきます。