分析化学教室は,平山研究室と森田研究室が協力しながら独立したテーマについて研究をしています。
平山研究室では,主に分離化学について基礎的な研究をしています。
現在は,次のようなテーマについて細々と研究中です。
(中断中のテーマもたくさん含まれています。)
日本イオン交換学会会報に掲載された平山研究室の紹介(國仙久雄・東京学芸大教授執筆)はこちら
★ 抽出分離場としてのイオン液体の利用に関する基礎的研究
(イオン液体についてはこちらの解説(日本語)をどうぞ)
・イオン液体キレート抽出系
・荷電錯体のイオン交換抽出
・有機溶媒/水/イオン液体三相系を用いる多元分離
・親水性イオン液体を用いる親水性有機溶媒/水の塩析相分離
★ 金属イオンの高選択性分離試薬に関する基礎的研究
・ペンダントアーム型多座配位子
・Schiff塩基型多座配位子
・スルホンアミド型多座配位子
・アルコール性ヒドロキシ基を有する配位子
★ 液体クロマトグラフィーにおけるイオン種の保持に関する基礎的研究
・イオンクロマトグラフィーにおける二次的相互作用の利用
・親水性相互作用クロマトグラフィー(HILIC)におけるイオン種の保持
★ 電位差分析を用いる計測法に関する基礎的研究
・ガラス複合電極
・Caイオン選択性電極
森田研究室では,化学修飾電極やナノ微粒子を利用した検出方法の開発について研究をしています。
★ 化学修飾電極による生体関連物質やイオンの電気化学計測
・アリールラジカル反応による炭素電極の化学修飾
・化学修飾電極のキャラクタリゼーション
・溶液/化学修飾電極界面を利用した生体関連物質やイオンの検出および定量
★ カーボンナノドットの発光応答性を利用した分光計測
・電解法および熱分解法によるカーボンナノドットの合成
・カーボンナノドットの発光特性評価
・分析化学反応とカーボンナノドットを組み合わせたセンシング
★ 溶液/電極界面やマイクロ流路を利用した検出方法の開発
・イオン液体含有カーボンペーストによる金属イオンの検出
・ポリジメチルシロキサンのマイクロ流路への適用