ホームカミングデー 「オンライン懇親会」 奮闘記
昭和41年電気工学科卒業 堀内 則量
(東京都市大学名誉教授)
皆さんには、久しくご無沙汰しています。
東京に住む理由も無くなって、故郷の信州(長野県)に戻り、老妻と子犬と共に松本市で暮らしています。松本平は、北アルプスと美ヶ原の山間にあって、空気は澄み、豊富な湧水も美味しく、昔から米、林檎、葡萄による美酒・特有の名湯で有名な所です。
2年ほど前の秋口、突然、口が回らくなり救急車で病院に運ばれ、在職時からの持病の再発でした。病院も近く、早い措置が幸いして数日の入院で済んで、今は通院による投薬治療・検査観察を続けています。最近は、薬の服作用か、体重が激減し体力も落ちて、遠出もままならず、大学・校友会の行事・会合等、失礼しています。
こんな折、校友会から、今年の「ホームカミングデー」は、「オンライン懇親会」にするとの案内が来ました。最近は思考能力も落ちて、今の私にできるか、迷いもありましたが、自宅に居たまま、恩師や多数の同窓生に合ってお話しができることに引かれ、ひと月ほど悩んだ末、参加を決心しました。露木先生に、必要な機器等をお聞きし、2回も練習日に参加して、ご指導を受け、何とかオンライン通信ができるようになりました。
懇親会当日は、緊張からマイク・イヤホン操作を間違え、開始早々メインルームから退出・入室を繰り返すなど、三木学長のお話を落ち着いて聞けませんでした。そのうち、お世話になった校友会室の皆さんを一瞬見かけ、慌ててカメラに手を振りましたが、通じませんでした。それでも、元ワンゲル部OB会長さんがお声かけしてくれて、ようやく話しのやり取りができるようになりました。最後に、30年ほど前の卒業生の皆さんから呼び出しがあり、電友会のブレイクアウトルームで、強制退出時間まで長々、当時の実験や授業の昔話で盛り上がり、電友会のオンライン会合にも参加することを約束し解散しました。今でも懇親会に参加できた喜びと話題の懐かしさが深く心に残っています。ありがとうございました。(PDF版はこちら)
喜寿を迎えて
松本城で犬とお散歩
夢広場公園から常念岳を望む
2021年1月26日寄稿
電友会事務局