216.『ドレミのうた』
らんぞうです。
またまた・・以前のつぶやきでも触れたのですが(つぶやきNO.200)また「東武池袋店」で「昭和レトロな世界展」が開催されておりました。(2023/10/19~24)
恒例の目玉企画「スーパーカー」展示、今回は「ランボルギーニ・カウンタックLP400」
見たいなー!えっ?もう終わってんの!やっぱり見そびれたーっ・・とか、
会社帰りのいつもの飲み屋、これまたいつものホッピーのナカの絶対領域に一喜一憂しながら(つぶやきNO.213)、
昭和ばなしに花が咲いておりましたな。
帰りの電車・・らんぞうのグルグル回る頭はまた昭和の「OLD GOOD(BAD?)DAYS」に
翔んで行ってしまいましたよ。
〇十年前のド昭和らんぞう大学時代。
パンドラの箱の奥底に封印された、あまりにアホな学生時代の記憶、思い出されてしまいました。
大学、学祭でのアホ&エモな山ヤ部時代の記憶。語るのもハバかられますが・・。
4日間の学祭期間中は1年坊は一度も家に帰ることもできず、模擬店で150円で売るマズ~い豚汁の仕込みと、オラオラ~!で来襲するOBの接待に明けくれておりましたよ。
夜になるともちろん、教室で宴会。(今はできないでしょうな~)
さて宴会も興が乗ってまいりますと、したたかに酔ったOBのいつものムチャぶり。
OB:「おい!らんぞう、芸やれ!」
先輩、OBはもちろん「神」ですから、命令には絶対服従。
らんぞう:「はいっ!らんぞう、モノマネしま~す!」
当時は誰もがやってたジャイアント馬場と田中角栄の「モノマネのモノマネ」しか出来ません。
・・アッポーっ、まっそのー!(昭和ものまね鉄板)と、健気にもガンバりましたよ。
しかし、そんなものでは大して間が持つはずもなく、やべーっ・・・そろそろ先輩方が飽きてきたかも!
・・となると・・・もうこれしか無し。
らんぞう、イッキまーす!
アムロ出撃のテンションで、当時は苦いばかりで大して飲めないビールをイッキにあおりますよ。
しかし間が持てたのも束の間、この宴会テンションはジゴクのフェーズに突入します。
覚悟を決めたらんぞう!「ドレミファ イッキ」イッキまーす!
健気ならんぞうアムロは、先輩の
「♪さあ歌ぁーいーまーしょー!」の掛け声を合図に順番にビールのグラスをあおります。
説明しますと、ドレミの順番で下の「ド」から上のオクターブの「ド」までグラスにビールを注いで
合計8個準備します。
「ドーはドーなつーのードー」で一杯目、少なめに注がれたビールを一杯目イッキ、
レーはレモンのレー、で2杯目、
ミーは…と、こんな感じで少しずつ量が増えていきます。
ビールイッキを歌に合わせて「シ」まで何とかクリア!とうとう、最後の1オクターブ上の「ド」、
ラストフレーズ「♪さあ歌ぁーいーまーしょー!」で最後のなみなみグラスを飲み干せばコンプリート!
先輩たちの聞きたくもないドレミの歌のペースに遅れじと食らいつき、
もう少し!らんぞうガンバレ!と必死に自分を励ましながら最後の「ド」グラスに手を伸ばしたその時、
・・ん?透明?水? よかった~、やっぱり何だかんだで先輩やさし~。
その優しきグラスを口にふくんだ瞬間、すべてを悟りましたよ。。
・・日本酒かぃっ!
グっとムセながらも何とか完遂せん!とする意思とは裏腹に、ついには燃え尽きたらんぞうハート、
すぐに押し寄せる臨界突破の極限アラート!急げらんぞう!ダッシュ!・・・。
あわてて個室にかけ込むらんぞう・・。
ふう・・なんとか大惨事にならずに良かった・・。
フラフラと教室に戻りながら「頑張った!おつかれさん!」との労いの言葉を少しでも期待したのがバカでした。
教室に戻るなり、
「もといっ!」
先輩の非情な宣告のあと、ドレミの歌のリフレインは止めどもなく続くのでありますよ。
夜中、ふと目を覚ませば床に転がるらんぞう、そして同じく華々しく散っていった1年坊数人。
えーと・・・置いて行かれてるなぁ・・
・・遠くに聞こえるサイレンの音をグルグル回る頭で追いかけながら、
静かに学祭の夜はふけていきましたよ。
今では考えられない古きよき?時代。書いただけではコンプラ違反なりませんよね。
ま、いーか・・。
らんぞう 2023年11月